ツヅラフジ
ツヅラフジ(葛藤)
落葉つる性木本
関東南部以西〜沖縄の林縁に生える。高さ10m、直径3cmほどになる。樹皮は緑色でなめらか。葉は互生。葉身は長さ6〜10cm、幅3〜12cmで、切れ込みのない広卵形のものから、5〜7裂するものまで変化が多い。基部はハート形〜切形。質は薄い革質で、乾くと黒褐色になる。葉柄は長さ5〜10cm。雌雄別株ときに同株。枝先や葉腋から長さ10〜20cmの円錐花序をだし、淡緑色の小さな花をつける。花弁と萼片は6個。雄花の雄しべは9〜12個。雌花の花柱は3個。果実は核果。長さ6〜7mm、黒色に熟す。別名 オオツヅラフジ。花期は7月。
冬芽の基部は枝に埋もれ、葉痕から少し離れてつく。(樹に咲く花)
学名は、Sinomenium acutum
ツヅラフジ科ツヅラフジ属
よく似たコウモリカズラは葉柄が楯状につく。また アオツヅラフジは葉柄が短く、毛が多い。
▼2013年7月25日 雄花 八雲 | ▼雄しべが9個ある。 | |
▼雄しべの基部に黄色の蜜腺がある。 | ▼花は直径約4mm。 | ▼花序枝はほぼ無毛。 |
▼葉柄が長い。 | ||
▼2007年7月8日 雄花 東持田 | ||
▼2009年6月21日 蕾 八雲 | ||
v蔓は滑らかで無毛。 | ||
▼2007年6月16日 蕾 葉柄は5〜10cm。茎は無毛。 八雲 | ▼葉の裏面や葉柄は無毛。 | |
▼2010年5月16日 玉湯 | ||
▼2005年7月23日 東持田 | ||
▼2010年7月24日 八雲 | ▼葉の形は変化が多い。 | |
▼2007年6月23日 鹿島 | ||
▼蔓はほぼ無毛。 | ||
▼2014年4月15日 芽吹き 島根 | ▼葉はまだ幅4cmほど。 | |
▼蔓や葉柄は無毛。 | ||
▼2011年4月29日 芽吹き 島根 | ||
▼2014年2月24日 冬芽と葉痕 新庄 | ▼冬芽は隠芽で少し顔を出す。 | |
▼主芽の下に小さな副芽がある。 | ||
▼2007年11月25日 冬芽 鹿島 | ||
▼2006年5月21日 八雲 | ||
▼2015年6月7日 西長江 | ▼地を這う蔓の葉は細長い。 | |
島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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