労働政策研究報告書No.16 イギリスにおける職業教育訓練と指導者等の資格要件|労働政策研究・研修機構(JILPT)
概要
イギリスでの継続教育訓練は全国職業資格(NVQ)の取得訓練、継続教育カレッジの教育訓練、eラーニングによって推進されています。この報告書は、NVQの取得訓練や評価システムを担う指導者、継続教育カレッジの講師スタッフ、eラーニングの現状とその指導者としての役割を果たす「オンライン・チューター」に焦点をあて、求められる資格要件と養成方法について明らかにしたものです。
NVQの資格制度が高い信頼性を得て広く普及している背景には、厳格な評価・監査システムが構築され、有資格の専門家がシステムを運営し、評価の妥当性、客観性、均一性、首尾一貫性が確保されていることがあります。職業教育訓練を担当する指導者に関連資格の取得を義務づけ、教育訓練の質を確保する取り組みは、日本で職業能力開発を担当する指導者やキャリア・コンサルタントの資格要件、養成システムのあり方を議論する上で多くの示唆を含んでいます。
本文
- 労働政策研究報告書No.16 サマリー(PDF:370KB)
- 労働政策研究報告書No.16 全文(PDF:3.8MB)
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研究期間
平成 15 年 10 月 ~ 平成 16 年 9月
執筆担当者
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稲川 文夫
- (労働政策研究・研修機構 主任研究員) 瀬水 ゆきの
- (Membership of Professional Institute of Linguists(イギリス在住))