プロフィール
国際女性年の1975年(1974年度)、愛知県生まれ。奈良・金沢育ち。10代で剣道と弓道を修練。転校を繰り返し、マイノリティの立場を経験。
高校は「自宅から徒歩5分以内」の条件で公立の中堅進学校を選び、同校創立以来初の慶応大学現役合格者となる(『塾に行かない勉強法』)。
慶応義塾大学文学部人間関係学科人間科学専攻に入学後、オーストラリアのフリンダース大学へ留学。社会心理学やジェンダー論を学ぶ。白豪主義の名残りの下、人種差別も味わう。帰国後、慶応大学在学中にミス世田谷コンテスト優勝。「メディアの影響力」に着目し、「人間が人間らしく生きられる社会を作るため、世の中の差別や偏見をなくしたい」との思いから、大学を卒業した1998年にテレビ局入社。
テレビ朝日系で報道記者・ディレクターを務め、司法や警察キャップなどを担当。1998年に発生した、携帯電話が絡むいじめ自殺事件の取材を機に、青少年のネット問題に関心を持つ。同事件を長期にわたり取材したドキュメンタリー「少年調書~16歳の自殺 遺族は何と闘ったか~」で日本民間放送連盟賞最優秀賞、放送文化基金優秀賞などを受賞。
また、全国初のセクハラ裁判原告女性にカメラの前で初めて語ってもらったほか、自閉症、DV問題など、社会的弱者にスポットをあてた数々のテレビドキュメンタリーや「ニュースステーション」特集を制作(テレビ局時代に考えていたことは『わたし流番組論』に詳しく)。