魚住少尉命中 - ドラマ詳細データ
- ️Thu May 17 2001
ドラマ 詳細データ魚住少尉命中(魚住少尉命中す、魚住中尉命中す、魚住小尉命中す…いずれも誤り)
イタリア賞受賞作品。「沖縄戦に敗れ、本土空襲が激しさをましていた敗戦間近の1945年7月30日、アメリカの輸送船攻撃のため、人間魚雷・回天特別攻撃隊が出撃する。回天特攻隊員の一人、魚住少尉は、自らこの作戦に志願した青年だ。「1隻でも輸送船を沈めることが出来れば、本土への爆撃をわずかなりとも防ぐことになる。僕は他人のために生きる」それが、魚住少尉の選んだ生き方だった。8月12日、攻撃隊はアメリカの大型輸送船団に遭遇。そして、魚住少尉の人間魚雷が発射される。敵艦に向かう、極限の時間のなかで、魚住少尉の胸に去来するは、故郷、両親、恋人…他人のために生きることが、なぜか死へとつながっていく時代。死と直面した特攻隊員の追想をとおして、「生」と「死」、そして「戦争」とは何かを問う。【以上、NHK広報資料より引用】」「魚住少尉(中尾彬)は、回天特別攻撃隊、いわゆる人間魚雷に自ら志願した。彼は何を考えて、真っ暗い海の中をたった一人で突き進んでいったのか。彼の敵艦に命中するまでの30分の葛藤を描く。【以上、武井崇:著「岸田森全仕事」より引用】」。テレビドキュメンタリーで活躍していた吉田直哉のテレビドラマ初演出作品で、人間魚雷回天の特攻隊員の手記をもとにドキュメンタリータッチで描く。また、中尾彬のテレビドラマ初出演作でもある。【参考文献:武井崇著「岸田森 夭折の天才俳優・全記録」(2017/05/01洋泉社刊)】