松山歴史文化道
松山を中心とするこの地域は、日本最古の名湯道後温泉に象徴されるように古くから開け、近世には松山15万石の城下町として栄えた豊かな風土をもっています。明治に入ると近代俳句の父正岡子規を生み、小説「坊っちゃん」を書いた夏目漱石も足跡を残しています。また、砥部焼や伊予かすりなどの伝統工芸も全国的に知られるなど、長い歴史の中で育まれてきた文化が生活にとけ込んでいる地域です。 |
![]() 【松山市】 姫路城、和歌山城とならぶ三大連立式平山城。天守閣、門、櫓、堀など21棟は国の重要文化財。 |
【松山市】 天下の名湯と称えられ、開創以来およそ3000年、我が国最古の歴史をもつと言われる。万葉集の歌枕にも詠まれ、幾多の伝説や神話にその名をとどめている。本館は国の重要文化財。 |
子規堂 【松山市】 正岡子規が16歳で上京するまで住んでいた居室を再建したもので、勉強机や子規が書いた漢文の紀行文「東海紀行」、写生帳など多くの遺品等を展示している。 |
![]() 【松山市】 松山市が生んだ文学者正岡子規の生涯を実物資料や映像で展示する文学系博物館。 |
![]() 【松山市】 司馬遼太郎原作「坂の上の雲」がテーマのミュージアム。建物は建築家・安藤忠雄氏による設計。 |
![]() 【松山市】 旧松山藩主の子孫久松定謨が大正時代に別邸として建てたフランス風の洋館。現在は、国重要文化財 萬翠荘として利用されている。 |
石手寺 【松山市】 道後温泉の近くにあり、多くの参拝者で賑わう。国宝の二王門や、国の重要文化財である本堂、三重塔など数多くの文化財がある。四国霊場八十八カ所第51番札所。 |
太山寺 【松山市】 豪放な構造で、密教本堂としては全国屈指の規模を誇る。本堂は国宝で、二王門などは国の重要文化財。四国霊場八十八カ所第52番札所。 |
大宝寺 【松山市】 8世紀初頭の創建と伝えられる。国宝の本堂は、平安時代末期の阿弥陀堂を用いた鎌倉時代初期の建築と見られている。 |
【松山市】 道後山の東南端にあり、延喜式内社に属する。社殿は国の重要文化財。 |