『高い城のアムフォ』の虚構のリアリズム：虚実皮膜のオントロジィ - Lichtung Mall - BOOTH
- ️Wed Aug 18 2010
人形劇系異世界YouTuber『高い城のアムフォ』を、分析美学、人形学、そして、バーチャルYouTuberの三層理論を手がかりに、分析、批評しました。分析美学における映像の透明性、人形学における「二重視」、笑いと不気味なものの哲学、人形の身体の意味、そしてバーチャルYouTuberの身体の構造など、さまざまなトピックを横断しながら、『高い城のアムフォ』の魅力を分析し、価値づけてゆく、分析的批評です。 加えて、本編で参照した文献、および関連する文献ガイドをおまけとして添付しています。
書誌情報
I. タイトル：「『高い城のアムフォ』の虚構のリアリズム：虚実皮膜のオントロジィ』」 著作者：ナンバユウキ 発行日：第一版、2018年8月17日 分量：約一万七千字、15ページ（PDF） 形式：PDFおよびEPUB フォント：ヒラギノ明朝 Pro N、源ノ角ゴシック JP、Baskerville 注記：⑴ブログ『Lichtung Criticism』にて公開している同名記事（[http://lichtung.hateblo.jp/entry/2018/08/10/『高い城のアムフォ』の虚構のリアリズム：虚実]）をPDF化したものです。⑵権利関係上、引用画像は省略されています。 II. タイトル：「『高い城のアムフォ』の虚構のリアリズム：虚実皮膜のツアーガイド」 著作者：ナンバユウキ 発行日：第一版、2018年8月17日 分量：約二千字、3ページ（PDF） 形式：PDFおよびEPUB フォント：ヒラギノ明朝 Pro N、Baskerville
目次
Abstract Keywords はじめに 1. 世界の組み込み 1.1. 異世界のルール 1.2. 映像の透明性 1.3. 世界へと組み込まれる鑑賞者 2. 人形の身体 2.1. 虚実皮膜のオントロジィ 2.2. 笑いと不気味なもののデュアリズム 2.3. 中間世界の存在者 2.4. 三つの身体 2.5. 分離する身体 3. 虚構のリアリズム おわりに 参考文献 画像引用
参考文献
・青木孝夫、1989年「近松の〈詩学〉について：『難波土産』冒頭のテクスト読解に即して」『藝術研究』(2)、（広島芸術学研究会）、37-51項。 ・Bell, J., 2014, “Playing with the eternal uncanny: The persistent life of lifeless objects,” The Routledge companion to puppetry and material performance, 43-52. ・フロイト・S「不気味なもの」、H. ベルクソン、S. フロイト、2016年『笑い／不気味なもの 付：ジリボン「不気味な笑い」』原章二訳（平凡社）205-271項。 ・Hopkins, R., 2008, “What do we see in film?” The Journal of Aesthetics and Art Criticism, 66(2), 149-159. ・Morreall, J., 2011, Comic relief: A comprehensive philosophy of humor ( John Wiley & Sons). ・難波優輝、2018年「バーチャルYouTuberの三つの身体：パーソン、ペルソナ、キャラクタ」『ユリイカ』50(9) 特集バーチャルYouTuber、117-125項。 ・Price, J., 2013, “Objects of humour: The puppet as comic performer,” Comedy Studies, 4(1), 35-46. ・Thomson‐Jones, Katherine., 2009, “Cinematic Narrators,” Philosophy Compass 4.2, 296-311. ・Tillis, S., 1990, Towards an Aesthetics of the Puppet. (Master dissertation). ・Wilson, George., 2006, "Transparency and twist in narrative fiction film." The Journal of Aesthetics and Art Criticism 64.1, 81-95.