修理とは (シュウリとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
- ️Sat Dec 23 2017
修理とは、壊れて使えなくなったものなどに手を加えて再度使用可能にする技術である。
概要
物品・機械など、適切な手入れや日常点検によって長く使うことができる。ただし誤った使用や過酷な使用環境、年数による劣化(経年劣化)、手入れをサボるなど壊れるときは壊れる。構造が単純なものは壊れにくいが万能ではない。
壊れたものなどは捨てられることが多いが、車や家屋など高価なものや、1点モノなどの思い入れのあるものはそういうわけにもいかず、かといって放置するわけにもいかないため、壊れの程度が浅いものにはしばしば修理が行われる。
また、修理が面倒だからといって安易に捨てるのも廃棄物の増加に拍車をかけるので、1つのものを長く大事に使っていきたいものである。
専門性
ただ、知識のない素人が修理を行うと、だいたい失敗して症状が改善しなかったり、逆に悪化させて取り返しのつかないことになってしまうこともしばしばある。
- 勝手に機械を分解することで保証期間内であっても無償交換・無償修理を受けられなくなる。
- 単純に事故になったり、本来のパフォーマンスを発揮できない。
- 危険を防ぐため、警告灯や警報・安全装置などが用意されている場合は多い。
- そもそも、知識のない素人ではどうしようもないもの。
- 故障原因・故障個所自体が特定できない場合も珍しくない。
そのため、専門知識を要する場合は修理を専門とする職人に依頼するのが一般的となる。
インターネット上で修理のノウハウが公開されていることもあるが、場合によってはケガをしたり命を失う危険が伴うこともあるため、できることなら修理職人に依頼することをお勧めしたい。
設計が優れている物では内部部品がユニット化され、異常個所のみ容易に交換できる構造になっている場合もあるものの、エンジンや骨組みといった主要部品・骨幹となる部分が破損した場合は寿命になると致命的なため新規購入したほうが安い場合もある。
業者の選定
自分で直せない場合、壊れたら修理屋さんを呼べば安心である。
…と思うじゃん?中には値段が安いだけの悪徳業者もある。安い値段で釣り上げて相場以上に諸費用を加算しなければ中途半端で終わる/直さずに放置される、いきなりボッタクリ金額を請求されるといった詐欺や消費者トラブル事例は珍しくない。この点は顧客の無知や「早く直したい」といった心理を上手く突いてくる。
複数社と比較したり登録情報を確認する、レビュー等も検索する。事前に予算等の書面提出を妙に嫌がるなら怪しいし、他社よりも安い=超ラッキー…ではなく何か裏がある、うまい話は無いと疑う姿勢も必要である。
修理であるが「安物買いの銭失い」にならないように。
その他
- 修理に時間のかかる機械など、壊れた際の代替手段などの確保といった問題もある。
- 業務において必須な機械など、すぐに直る・部品が来るとは限らないため2台以上用意するなど。
- 使える部品を組み合わせてひとつの完成品とするニコイチのような例もある。
- 仕事において、日常点検や手入れといった教育、メンテナンスの費用や時間の確保も必要。
- 橋やトンネルといったインフラの修理・維持管理などは予算が下りづらい。
類語
- 修理 … 痛んだり壊れた個所に手を加えて直すこと。(広義)
- 修復 … 痛んだり壊れた個所を壊れる前と同じ状態・元と同じように動く状態に戻すこと。
- 修繕 … 痛んだり壊れた個所を直すこと。修復と比較すると狭義。
- 補修 … 痛んだり壊れた個所を補強すること。(橋の補強など)
- 整備 … 壊れる前に正常な状態に戻すもの。
- 点検 … 痛んだり故障した個所を探すこと。(直す行為は含めない)
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関連項目
- ページ番号: 5512571
- 初版作成日: 17/12/23 16:38
- リビジョン番号: 3226352
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