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犬神家の一族(1976) : 作品情報 - 映画.com

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映画レビュー

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すっかん

3.0偶然の集積を解明した金田一はそりゃ名探偵だわ

2022年2月13日

iPhoneアプリから投稿

鑑賞方法:映画館

珠代と女中のはるが大変美しい。現代でもトップクラスに可愛いぞ。美の基準は当時と変わってないのか。

途中までは独特の雰囲気で良かったが、後半いまひとつ。力技なんだよなあ、なんだか。華麗なトリックや謎解きが欲しかった。佐清も言っていたがほんと偶然が重なりすぎ。。最後には「全ては偶然の集積でした。」なんてぶっちゃけちゃってるし!

それにしてもよくわかったな金田一くん。。

momokichi

5.0市川監督のセンスは今観ても斬新

2017年11月27日

PCから投稿

鑑賞方法:VOD

知的

市川崑監督の実験精神に溢れた傑作。回想シーンはモノクロで輪郭が潰れるほどに露出を上げてみたり、カラフルな花で歌舞伎像を彩ってみたり、有名な湖に浮かぶ逆さ足など、シュールな様式美は今観ても斬新。
謎解きの面白さ以上に、人間関係の陰湿さの印象が勝り、トリックの裏にはドロドロの家族関係があり、謎解きパートにはスッキリとしたカタルシスよりも人間の業の深さへの戦慄が勝る。

有名なスケキヨの白いマスクは映画が作ったイメージで、原作ではより人間の顔に近いマスクをかぶっている。この白マスクの不気味さも市川崑監督の独特のセンスによるもの。

ルパン三世で有名な大野雄二氏の劇伴も素晴らしい。昭和初期の街なみにフリー・ジャズをつけ、そのミスマッチもまた不穏な空気を与えるのに抜群の効果を発揮している。テーマ曲の「愛のバラード」の痛切なメロディーが胸を締め付ける。

杉本穂高

4.0久々に頭使ったわ

当時8歳くらい。映画のCMが怖くて今まで見れなかった(あと「八つ墓村」)。
今見たら、それほどではなかったという。それだけトラウマ映画。

とにかく登場人物が多いので、そのキャラ設定を理解するのに時間がかかる。
だけどその人々のドロドロな関係性、あんたか!な場面。
金田一耕助が主人公だけど、がっつり群像劇。

一番目を引くのが、昭和テイスト満載な箇所。
私世代でギリギリわかる俳優達の若さ。
島田陽子さんやあおい輝彦さん、坂口良子さん。まだまだいた。

2時間半、トラウマひとつ、乗り越えました(もういいけど)。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「まことに不思議な事件でした」

ゆき@おうちの中の人