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仲間グスク(糸満市) | グスクへの道標

●仲間グスクは、小波蔵集落の北東側寄りの石灰岩丘陵上に位置するグスクです。丘陵の頂上部 には水源地の配水池があり、既に破壊を受けていると思われます。このグスクも明確な位置が分 からないグスクですが、今回訪れたケ所の状況をお知らせします。
・丘陵の西側下付近
・水源地付近
・産業廃棄物処理場の背後の丘陵

案内地図

写真1

仲間グスクの位置は、遺跡地図でも範囲が広い上に雑木林に覆われて入るのが難しく、その遺構を確認する事が出来ない状況です。2ケ所の入り口の状況と、水源地の東側の遺構を紹介します。

国番御嶽側の道

写真2

地図で見た限りでは、丘陵に向かって続いていそうな道の一つです。

写真3

道の途中にある国番御嶽です。丘陵に向かって道が続いていますので、先に進みます。

写真4

少し歩くと左側に石積み等があり、期待しなが歩いて行くと残念です、行き止まりになっていました。

降り井戸「ウーガー」

写真5

国番御嶽への道の手前右側に立派な降り井戸があります。

「ウーガー」

写真6

井戸の階段を降りて行くとウーガーと書かれていました。大里グスクのチチンガーを思い出します。

水源地へ

写真7

地図上にもこの水源地の道がハッキリと示されているいますが、現在、利用されてなく、雑木に覆われています。

水源地の中の状況

写真8

意を決して雑木をかき分け中にはいります。進めるのもここまででした。水源地の管理小屋がありますが周囲の状況は掴めません。

写真9

水源地の少し離れた右側に産業廃棄物処理場があります。

写真10

あきらめきれずに車の側で休んでいたら、目の前の黄色い水タンクの側に道らしき入口が見えます。

丘陵の中へ

写真11

ありました!道が丘陵に向かって続いています。急いで登ります。

丘陵へ続く道

写真12

途中で行き止まりにならないようにと祈りながら進みます。

写真13

丘陵上に着いた辺りで急に視界が開けます。手前に石積みの根石のようなものがあります。

写真14

丘陵上の道をたどると正面に城壁らしい石積みがあります。

写真15

石積みで囲まれた中の北側崖沿いに、古い拝所があります。

写真16

拝所の後方、崖沿いに沿って石積みが続いていますが奥には入れませんでした。この石積みで囲まれた遺構と手前の根石の様な遺構は仲間グスクと関係あるのか・・・

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拝所の側の露出した石灰岩を利用して積まれた石積み。