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オマツリオトコ - Wikipedia

オマツリオトコ

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オマツリオトコ

第25回ジャパンダートダービー パドック
(2023年7月12日)

欧字表記 Omatsuri Otoko[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 芦毛[1]
生誕 2020年1月31日(5歳)[1]
抹消日 2025年1月15日(JRA)
ヴィットリオドーロ[1]
マツリバヤシ[1]
母の父 スマートボーイ[1]
生国 日本の旗 日本北海道新ひだか町[2]
生産者 グランド牧場[1]
馬主 是枝浩平
→(株)Wプロパティー[1]
調教師 伊藤圭三美浦
→長倉功(西脇[1]
競走成績
生涯成績 17戦3勝[1]
中央:10戦2勝
地方:7戦1勝
獲得賞金 8092万5000円[1]
中央:2535万5000円
地方:5557万円
(2025年2月26日現在)

勝ち鞍

JpnII 兵庫ジュニアGP 2022年
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オマツリオトコ(欧字名:Omatsuri Otoko2020年1月31日 - )は、日本競走馬[1]2022年兵庫ジュニアグランプリの勝ち馬である。

馬名の意味は、祭り好きな男。母名より連想[3]

2022年6月18日、函館競馬場6レースの2歳新馬戦(ダート1000m)で、鞍上横山武史でデビューし勝利。

2戦目は初芝・初重賞で7月16日の函館2歳ステークスに出走。再び横山武史とコンビを組み、最後方からの末脚勝負でブトンドールの3着に好走した。その後ダートに戻り、松山弘平に乗り替わりとなった10月1日の1勝クラス・ヤマボウシ賞(中京競馬場・ダート1400m)で2勝目を挙げた。

11月24日の兵庫ジュニアグランプリは再び横山武史を鞍上に迎え、単勝1.5倍の圧倒的支持を受けるトレドに次ぐ2番人気に推された。レースはトレドが1コーナーで競走中止する波乱のスタート。好位置につけ直線入り口で先頭に立って押し切り、逃げた5番人気の北海道所属スペシャルエックスに4馬身差をつけ優勝。重賞初制覇を果たした[4]。鞍上の横山武史は「これまで2度騎乗していて、癖などよく分かっていた馬。結果を出せて良かったです。スタートだけは得意ではないので気をつけました。前走でそれほど砂をかぶらず勝ったのでどうかと思ったが、砂をかぶっても勝ったので強い馬です。使うごとに反応も良くなっているし、思っていた以上に強い競馬でした。課題はありますが、逆に成長する余地があるということです」と期待を寄せた[5]

GI/JpnI初出走となった12月14日の全日本2歳優駿は中団前目から徐々に進出し、直線で一時先頭に立ったが、外を伸びてきたデルマソトガケにゴール寸前で差し切られ、アタマ差の2着に惜敗した。鞍上の横山武は「返し馬から左回りが得意じゃないと感じていて、その不安が出た。状態が悪くなくて、地力だけで頑張ってくれた」とコメントした[6]

3歳初戦として、2月19日に東京競馬場で行われたヒヤシンスステークスに出走。3番人気に推されたが、13着に敗れた。その後芝のニュージーランドトロフィーに出走するも伸びを欠いて14着に、再度ダートに戻ってユニコーンステークスジャパンダートダービーと連戦するも6着、9着と敗れる。

放牧を挟んで出走した佐賀サマーチャンピオンでは逃げたサンライズホークを捉えきれず2着に敗れたものの、直線の伸び脚は好調時の片鱗を見せ復調をアピールした。しかし次走の東京盃ではスタートで後手を踏んで11着、続く神奈川記念川崎・ダート1600m、同年限定のダートグレード競走)も直線伸びきれず5着に敗れる。

4歳初戦の根岸ステークスを皮切りに、ダート短距離戦を3戦したがいずれも二桁着順と大敗を続けた。

1月11日のすばるステークス(リステッド競走、中京・ダート1400m)も15着と大敗し、このレースを最後に同月15日付でJRAの競走馬登録を抹消された。今後は園田競馬場へ移籍する予定[7]

以下の内容は、JBISサーチ[8]およびnetkeiba.com[9]の情報に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上がり3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2022.6.18 函館 2歳新馬 ダ1000m(良) 8 5 5 3.5(1人) 1着 1:00.3(35.3) -0.9 横山武史 54 (リンデザ) 484
7.16 函館 函館2歳S GIII 芝1200m(稍) 13 2 2 23.0(8人) 3着 1:12.0(35.8) 0.2 横山武史 54 ブトンドール 476
10.1 中京 ヤマボウシ賞 1勝 ダ1400m(良) 9 5 5 3.5(2人) 1着 1:24.3(37.2) -0.3 松山弘平 55 (スクーバー) 480
11.24 園田 兵庫ジュニアGP JpnII ダ1400m(重) 12 3 3 3.7(2人) 1着 1:29.0(37.9) -0.6 横山武史 55 (スペシャルエックス) 486
12.14 川崎 全日本2歳優駿 JpnI ダ1600m(稍) 14 7 12 3.4(2人) 2着 1:43.3(40.7) 0.0 横山武史 55 デルマソトガケ 484
2023.2.19 東京 ヒヤシンスS L ダ1600m(良) 14 5 7 4.4(3人) 13着 1:40.1(39.1) 2.9 横山武史 58 ペリエール 484
4.8 中山 NZT GII 芝1600m(稍) 16 5 9 71.3(12人) 14着 1:35.1(36.5) 1.4 永野猛蔵 56 エエヤン 482
6.18 東京 ユニコーンS GIII ダ1600m(良) 15 1 1 15.2(4人) 6着 1:35.7(36.0) 0.7 M.デムーロ 56 ペリエール 478
7.12 大井 ジャパンDダービー JpnI ダ2000m(良) 11 7 9 29.6(5人) 9着 2:07.6(41.7) 3.0 横山武史 57 ミックファイア 482
8.31 佐賀 サマーチャンピオン JpnIII ダ1400m(良) 12 7 10 3.7(2人) 2着 1:26.1(35.8) 0.5 横山武史 54 サンライズホーク 485
10.4 大井 東京盃 JpnII ダ1200m(不) 13 5 7 15.8(5人) 11着 1:12.6(37.4) 2.6 松山弘平 55 ドンフランキー 492
12.14 川崎 神奈川記念 重賞 ダ1600m(稍) 11 6 6 7.1(4人) 5着 1:44.3(41.6) 1.4 横山武史 56 ヴィブラフォン 494
2024.1.28 東京 根岸S GIII ダ1400m(良) 16 7 13 210.9(13人) 12着 1:25.6(36.2) 1.5 石川裕紀人 56 エンペラーワケア 494
3.9 阪神 コーラルS L ダ1400m(良) 16 6 11 68.4(15人) 14着 1:25.6(38.1) 1.8 池添謙一 56 レディバグ 488
11.17 東京 霜月S OP ダ1400m(良) 16 5 9 68.4(15人) 14着 1:26.0(36.8) 3.0 内田博幸 58 ロードフォンス 476
2025.1.11 中京 すばるS L ダ1400m(良) 16 1 1 182.8(15人) 15着 1:25.6(38.7) 2.6 幸英明 58 フリームファクシ 486
2.26 姫路 ひょうご雪姫ポーク特別 A1 ダ1500m(良) 8 7 7 3.3(2人) 5着 1:39.1(38.9) 0.5 下原理 57 スマートラプター 500
  • 競走成績は2025年2月26日現在
オマツリオトコ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サドラーズウェルズ系
[§ 2]


*ヴィットリオドーロ
2009 黒鹿毛

父の父

Medaglia d'Oro
1999 黒鹿毛
El Prado Sadler's Wells
Lady Capulet
Cappucino Bay Bailjumper
Dubbed In

父の母

プリエミネンス
1997 鹿毛
*アフリート Mr. Prospector
Polite Lady
アジテーション Caerleon
*ランザリスク


マツリバヤシ
2008 芦毛
スマートボーイ
1995 鹿毛
*アサティス Topsider
Secret Asset
アンラブル *ノーリュート
アラート

母の母

サウンドカーニバル
2000 芦毛
バブルガムフェロー *サンデーサイレンス
*バブルカンパニー
*サウンド Danzig
Din
母系(F-No.) サウンド(USA)系(FN:1-l) [§ 3]
5代内の近親交配 Northen Dancer 5 × 5 ・ 5 = 9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ [10]
  2. ^ [11]
  3. ^ [11]
  4. ^ [10][11]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n オマツリオトコ”. JBISサーチ. 2023年7月12日閲覧。
  2. ^ オマツリオトコ”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2023年7月12日閲覧。
  3. ^ 競走馬情報 - オマツリオトコ”. 日本中央競馬会. 2023年7月12日閲覧。
  4. ^ “【園田・兵庫ジュニアGP結果】オマツリオトコが4馬身差圧勝、人気のトレドは競走中止”. netkeiba.com 2022年11月24日閲覧。
  5. ^ “【兵庫ジュニアグランプリ】オマツリオトコ4角2番手から快勝 横山武史騎手「強い馬です」”. 馬トク 2022年11月24日閲覧。
  6. ^ “【全日本2歳優駿】オマツリオトコは頭差2着 横山武史騎手「左回りが得意じゃないと感じた不安が出た」”. 馬トク 2022年12月25日閲覧。
  7. ^ オマツリオトコの競走馬登録抹消 - 日本中央競馬会 2025年1月16日
  8. ^ オマツリオトコ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年7月12日閲覧。
  9. ^ オマツリオトコの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年7月12日閲覧。
  10. ^ a b オマツリオトコ 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年11月24日閲覧。
  11. ^ a b c オマツリオトコの血統表”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年11月24日閲覧。