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ゲラニル二リン酸 - Wikipedia

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ゲラニル二リン酸
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別称

  • Geranyl diphosphate
  • ゲラニル二リン酸
  • Geranyl pyrophosphate
  • ゲラニルピロリン酸
識別情報
略称 GPP
CAS登録番号 763-10-0
PubChem 445995
ChemSpider 393471
日化辞番号 J39.583H
DrugBank DB02552
KEGG C00341
MeSH Geranyl+pyrophosphate
ChEBI
  • O=P(O)(O)OP(=O)(OC/C=C(/CC\C=C(/C)C)C)O

  • InChI=1S/C10H20O7P2/c1-9(2)5-4-6-10(3)7-8-16-19(14,15)17-18(11,12)13/h5,7H,4,6,8H2,1-3H3,(H,14,15)(H2,11,12,13)/b10-7+

    Key: GVVPGTZRZFNKDS-JXMROGBWSA-N

  • InChI=1/C10H20O7P2/c1-9(2)5-4-6-10(3)7-8-16-19(14,15)17-18(11,12)13/h5,7H,4,6,8H2,1-3H3,(H,14,15)(H2,11,12,13)/b10-7+

    Key: GVVPGTZRZFNKDS-JXMROGBWBE

特性
化学式 C10H20O7P2
モル質量 314.21 g mol−1
関連する物質
関連物質
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ゲラニル二リン酸(geranyl diphosphate, GPP)は、炭素数10の直鎖イソプレノイド。2つのイソプレン単位からなる。同じく直鎖状のイソプレノイドであるファルネシル二リン酸ゲラニルゲラニル二リン酸、またそこから誘導されるすべてのテルペノイドコレステロールなど)の生合成経路における中間体である。また、モノテルペノイドの前駆物質でもある。

ステロイド合成経路の概略図。中間体のイソペンテニル二リン酸 (IPP)、ジメチルアリル二リン酸 (DMAPP)、ゲラニル二リン酸 (GPP)、スクアレンが示されている。いくつかの中間体は省略されている。