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コービン・キャロル - Wikipedia

  • ️Mon Aug 21 2000

コービン・キャロル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

コービン・キャロル
Corbin Carroll
アリゾナ・ダイヤモンドバックス #7

2023年8月19日

基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ワシントン州シアトル
生年月日 2000年8月21日(24歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
165 lb =約74.8 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2019年 MLBドラフト1巡目
初出場 2022年8月29日
年俸 $1,625,000(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

この表について

コービン・フランクリン・キャロルCorbin Franklin Carroll, 2000年8月21日 - )は、アメリカ合衆国ワシントン州シアトル出身のプロ野球選手外野手)。左投左打。MLBアリゾナ・ダイヤモンドバックス所属。

2019年MLBドラフト1巡目(全体16位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名され、予定していたカリフォルニア大学ロサンゼルス校への進学を取り止めプロ入り[2]。契約金は370万ドル[3][4]。傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ダイヤモンドバックス英語版でプロデビューし[5]、シーズン途中にA-級ヒルズボロ・ホップス英語版に昇格[6]。この年は2チーム合計で42試合に出場して打率.299、2本塁打、20打点の成績を記録した。

2020年新型コロナウイルスの感染拡大の影響でマイナーリーグのシーズンが中止となり[7]、公式戦への出場はなかった[8]

2021年はA+級ヒルズボロで開幕を迎えたが、5月に左肩の手術を受けてそのままシーズン終了となり、7試合の出場に留まった[9]

2022年はAA級アマリロ・ソッドプードルズで開幕を迎え、その後AAA級リノ・エーシズへ昇格。オールスター・フューチャーズゲームにも選出された[10]。8月29日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のフィラデルフィア・フィリーズ戦に「8番・右翼手」で先発出場してメジャーデビューを果たした[11]

2023年はシーズン開幕前の3月にダイヤモンドバックスと8年総額1億1100万ドルの契約延長に合意した[12]。6月29日、地元シアトルでの開催となるオールスターゲームに外野手部門のファン投票で初選出された[13]。7月3日、6月の成績が打率.291、8本塁打、22打点、22得点、8盗塁を記録したことが評価され、6月部門のルーキー・オブ・ザ・マンスを初受賞した[14]。8月27日のシンシナティ・レッズ戦で8回裏に二盗を決め、既に記録していた22本塁打と合わせて新人史上4人目となるシーズン20本塁打・40盗塁を達成した[15]。9月20日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦では1、3回にそれぞれ盗塁を決め50盗塁に到達、その後7回に25号本塁打を放ち、メジャーの新人として史上初のシーズン25本塁打・50盗塁を達成した[16][17]。最終的にシーズンでは155試合に出場して、打率.285、25本塁打、76打点、54盗塁、OPS.868の好成績を記録[18]、またfWAR6.0はチームトップの数値であり、新人野手がチーム首位のfWARを記録するのはタンパベイ・レイズエバン・ロンゴリア2008年)以来MLB史上4度目であった[19]。ポストシーズンでは17試合に出場し、打率.273、2本塁打、10打点、5盗塁を記録した[18]。10月18日にはMLB公式サイト内でオール・ルーキー・チーム(新人ベストナイン)が発表され、キャロルはファースト・チームの外野手に選出された[20]。オフの11月13日にはナショナルリーグの新人王に史上14人目となる満票で、かつアリゾナ・ダイヤモンドバックスの選手として初めて選出された[21]

走攻守を高いレベルで兼備するスター候補。一方で肩は平均レベルと評されている[22]

母が台湾人であり、台湾系アメリカ人である[23]。このためチャイニーズタイペイ代表から2023年に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での代表入りを打診されたが、断っている[24]















O
P
S
2022 ARI 32 115 104 13 27 9 2 4 52 14 2 1 0 0 8 0 3 31 1 .260 .330 .500 .830
2023 155 645 565 116 161 30 10 25 286 76 54 5 6 4 57 1 13 125 7 .285 .362 .506 .868
2024 158 684 589 121 136 22 14 22 252 74 35 8 3 9 73 0 10 130 3 .231 .322 .428 .749
MLB:3年 345 1444 1258 250 324 61 26 51 590 164 91 14 9 13 138 1 26 286 11 .258 .340 .469 .809
  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高


















O
P
S
2023 ARI NLWC 2 9 7 3 4 1 0 1 8 2 0 1 0 0 2 0 0 0 0 .571 .667 1.143 1.810
NLDS 3 14 10 3 3 0 0 0 1 6 2 2 0 0 4 1 0 3 0 .300 .500 .600 1.100
NLCS 7 31 27 3 6 0 0 0 6 2 2 0 1 1 1 0 1 5 0 .222 .267 .222 .489
WS 5 24 22 2 5 0 1 0 7 4 1 0 0 0 2 0 0 5 0 .227 .292 .318 .610
出場:1回 17 78 66 11 18 1 1 2 27 10 5 1 1 1 9 1 1 13 0 .273 .364 .409 .773
  • 2024年度シーズン終了時


左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)







2022 ARI 25 33 1 1 0 .971 5 8 0 0 0 1.000 2 2 0 0 0 1.000
2023 74 97 1 0 0 1.000 44 77 2 1 1 .988 64 119 2 0 1 1.000
2024 - 81 205 2 1 1 .995 78 153 4 1 1 .994
MLB 99 130 2 1 0 .992 130 290 4 2 2 .993 144 274 6 1 2 .996
  • 2024年度シーズン終了時
MiLB
MLB
  • 7(2022年 - )
  1. ^ Corbin Carroll Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年7月1日閲覧。
  2. ^ Piecoro, Nick. “Diamondbacks load up on upside, pitching with seven picks on first day of MLB draft” (英語). The Arizona Republic. 2021年2月27日閲覧。
  3. ^ D-backs sign first-round picks Corbin Carroll, Blake Walston”. Arizona Sports (2019年6月20日). 2021年2月27日閲覧。
  4. ^ Piecoro, Katherine Fitzgerald and Nick. “Diamondbacks sign draftees Carroll and Walston; Lamb heads to Reno” (英語). The Arizona Republic. 2021年2月27日閲覧。
  5. ^ Diamondbacks' Corbin Carroll: Heading to rookie league” (英語). CBSSports.com. 2021年2月27日閲覧。
  6. ^ Horton, Joshua (2019年8月11日). “Lakeside grad impresses in his return to the Northwest” (英語). HeraldNet.com. 2021年2月27日閲覧。
  7. ^ “2020 Minor League Baseball Season Shelved”. (June 30, 2020) July 3, 2023閲覧。
  8. ^ MLB公式プロフィール参照。2023年7月5日閲覧。
  9. ^ D-backs top prospect needs surgery (source)” (英語). MLB.com. 2022年9月1日閲覧。
  10. ^ Corbin Carroll Selected For 2022 SiriusXM All-Star Futures Game” (英語). MiLB.com. 2022年9月1日閲覧。
  11. ^ Carroll debuts, fuels biggest comeback in D-backs history” (英語). MLB.com. 2022年9月1日閲覧。
  12. ^ ダイヤモンドバックス、22歳キャロル外野手と8年総額150億円で契約延長に合意 MLB公式」『日刊スポーツ』。2024年1月18日閲覧
  13. ^ Thomas Harrigan (June 29, 2023). “From 1st-timers to 10th-timers, All-Star Game's starting field set” (英語). MLB.com. July 3, 2023閲覧。
  14. ^ Thomas Harrigan (July 3, 2023). “MVP favorites headline monthly awards for June” (英語). MLB.com. July 4, 2023閲覧。
  15. ^ Dバックス・キャロルが「20本塁打40盗塁」達成、ルーキーでは史上4人目」『日刊スポーツ』2023年8月28日。2024年1月18日閲覧
  16. ^ Dバックスのキャロル、史上初の「25本塁打・50盗塁」達成ルーキーに チームはPO圏内2位」『日刊スポーツ』2023年9月21日。2024年1月18日閲覧
  17. ^ Dバックス・キャロル新人初の「25本塁打&50盗塁」も「個人の記録にこだわる時期ではない」」『nikkansports.com』。2024年1月18日閲覧
  18. ^ a b 【MLB】球団史上初の新人王に輝いたキャロル “オープンマインドで学ぶ姿勢”で自身の価値を証明(SPOTV news)」『SPOTV news』。2024年1月18日閲覧
  19. ^ 『携帯の待ち受け』は憧れイチローとの2ショット…アジア系米国人コービン・キャロルが全4得点に絡みワールドシリーズ進出の立役者に」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』。2024年1月18日閲覧
  20. ^ mlb.jp「「MLBパイプライン」が今季の「オール・ルーキー・チーム」を選出」『SPOTV NEWS』2023年10月18日。2024年1月18日閲覧
  21. ^ コービン・キャロルが史上14人目の満票新人王…メッツ千賀は受賞ならず、2位票が22、3位票が5で71ポイント:中日スポーツ・東京中日スポーツ」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』。2024年1月18日閲覧
  22. ^ 「2021 - 2025 全30球団未来予想図 アリゾナ・ダイヤモンドバックス」『隔月刊スラッガー』2021年3月号 日本スポーツ企画出版社 53頁
  23. ^ newsdirectory3 (2022年8月30日). “Taiwanese-American Corbin Carroll's first key league installment goes long to aid the Diamondbacks to 4 straight wins” (英語). News Directory 3. 2022年12月19日閲覧。
  24. ^ Rob (2022年11月21日). “Corbin Carroll, Stuart Fairchild Decline to Play for Taiwan in WBC” (英語). CPBL STATS. 2022年12月19日閲覧。
投手
捕手
内野手
外野手
監督・コーチ
公式サイト(英語)より 40人ロースター 監督・コーチ一覧 2025年2月4日更新
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
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