ja.wikipedia.org

セバスチャン・フンドラ - Wikipedia

  • ️Sun Dec 28 1997

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

セバスチャン・フンドラ
基本情報
本名 セバスチャン・アレクサンダー・フンドラ
通称 The Towering Inferno(タワーリング・インフェルノ
階級 スーパーウェルター級
身長 197cm
リーチ 203cm
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 1997年12月28日(27歳)
出身地 フロリダ州ウェストパームビーチ
家族 ガブリエラ・フンドラ(妹)
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 24
勝ち 22
KO勝ち 14
敗け 1
引き分け 1
テンプレートを表示

セバスチャン・フンドラ(Sebastian Fundora、1997年12月28日 - )は、アメリカ合衆国プロボクサーフロリダ州ウェストパームビーチ出身。現WBCWBO世界スーパーウェルター級統一王者

スーパーウェルター級にして身長197cm、リーチ203cmと規格外のサイズを持つ選手[1]。妹のガブリエラ・フンドラもプロボクサー[2]

2018年1月29日、サンプソン・リューコイツ率いるサンプソン・ボクシングと契約を結んだ[3]

2019年8月31日、ミネアポリスミネアポリス・アーモリー英語版でジャーモンティ・クラークとWBC世界スーパーウェルター級ユース王座決定戦を行い、10回1-1(94-96、95-95、98-92)の判定で引き分けに終わった[4]

2020年12月5日、アーリントンAT&TスタジアムWBA世界スーパーウェルター級10位のハビブ・アメドとWBA世界スーパーウェルター級挑戦者決定戦を行い、2回1分30秒TKO勝ちを収め、エリスランディ・ララへの挑戦権を獲得した[5][6]。当初は同門でWBA世界スーパーウェルター級13位のホルヘ・コタとWBC世界スーパーウェルター級挑戦者決定戦を行う予定だったが[7]、試合3日前になってコタが新型コロナウィルスに感染し欠場となった為2階級上のスーパーミドル級で戦っていたアメドを2階級落としてコタに代わってWBAでのランクインの措置を取りWBAでの挑戦者決定戦に変更して実現にこぎつけた[8]

2021年5月1日、カリフォルニア州カーソンディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク・テニスコート新型コロナ禍影響で集客が規制されている中で無観客試合が続いていたカリフォルニア州で初の客入れとなる3,940人を動員して[9]WBA世界スーパーウェルター級13位のホルヘ・コタと5ヶ月越しの実現となるWBC世界スーパーウェルター級挑戦者決定戦を行い、4回2分35秒TKO勝ちを収めジャーメル・チャーロへの挑戦権を獲得した[10]

2021年12月5日、ロサンゼルスクリプト・ドットコム・アリーナでWBC世界スーパーウェルター級2位のセルヒオ・ガルシアとWBC世界スーパーウェルター級挑戦者決定戦を行い、12回3-0(115-113、118-110、117-111)の判定勝ちを収めチャーロへの挑戦権を獲得し先に指名挑戦権を得ていたエリクソン・ルービンの次に挑戦する指名挑戦権を得た[11][12]

2022年4月9日、ラスベガスヴァージン・シアターでエリクソン・ルービンとWBC世界スーパーウェルター級暫定王座決定戦で対戦し2回と7回にダウンを奪い合うダウンの応酬の末、ルービンが9回終了時に棄権を申し出たためフンドラのTKO勝ちとなり王座を獲得した[13][14]

2022年10月8日、ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク・テニスコートでWBC世界スーパーウェルター級13位カルロス・オカンポと対戦し、判定勝ちで初防衛に成功した。この試合でフンドラは30万ドル(約4100万円)、オカンポは7万5千ドル(約1000万円)のファイトマネーを稼いだ[15]

2023年4月8日、ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク・テニスコートでWBC世界スーパーウェルター級17位ブライアン・メンドーサと対戦し、7回39秒KO負けを喫し2度目の防衛に失敗、王座から陥落した。この試合でフンドラは40万ドル(約5340万円)、メンドーサは8万5千ドル(約1140万円)のファイトマネーを稼いだ[16]

2024年3月30日、ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、WBO世界スーパーウェルター級王者ティム・チューとWBO世界同級タイトルマッチおよびWBC世界同級王座決定戦を行い、12回2-1(112-116、116-112、115-113)の判定勝ちを収め、正規でのWBC王座返り咲きとWBO王座の獲得に成功、2団体統一王者となった[17]。当初はチュー対キース・サーマンの前座のWBC世界スーパーウェルター級王座決定戦でセルヒイ・ボハチュクと対戦予定であったが、サーマンの上腕二頭筋負傷による欠場に伴いフンドラが急遽代役としてメインイベントに出場することとなった[18]

2024年10月10日、WBOが指令していたWBO世界スーパーウェルター級暫定王者のテレンス・クロフォードによる団体内王座統一戦について両陣営がそれぞれ一試合挟んだ上で同意。WBOはフンドラに対しWBO世界同級ランキング15位以内のランカーによる選択防衛戦を指令し、同じく対戦に同意し、WBO世界ランク圏外のWBC世界同級1位・WBA世界同級2位および元WBAスーパー・WBC・IBF世界ウェルター級統一王者のエロール・スペンス・ジュニアとの対戦が成立した場合、フンドラはWBO王座を剥奪することとなる[19]。しかし、2025年3月21日付でクロフォードがWBO世界同級暫定王座を返上したため、団体内王座統一戦は白紙となった[20]

2025年3月22日、ラスベガスのミケロブ・ウルトラ・アリーナでWBO世界スーパーウェルター級5位およびWBC世界同級13位のコーデール・ブッカーとWBO・WBC世界同級タイトルマッチを行い、4回2分51秒TKO勝ちを収め両王座の初防衛に成功した[21]

  • プロボクシング:24戦 22勝 (14KO) 1敗 1分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2016年9月24日 1R 1:12 KO ホセ・カルデナス メキシコの旗 メキシコ プロデビュー戦
2 2017年4月28日 4R 判定3-0 マルティン・ロサス メキシコの旗 メキシコ
3 2017年5月19日 2R 1:23 TKO オベド・ソト メキシコの旗 メキシコ
4 2017年7月28日 1R 2:45 TKO ルイス・ミサエル・フアレス メキシコの旗 メキシコ
5 2017年9月26日 6R 判定3-0 ビクター・トニー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
6 2017年10月28日 1R 0:35 KO リカルド・アルセ・サルミエント メキシコの旗 メキシコ
7 2017年11月24日 6R 判定3-0 エミリアーノ・ダビド・シルゲロ アルゼンチンの旗 アルゼンチン
8 2017年12月16日 6R 判定3-0 ダビド・エセキエル・ロメロ アルゼンチンの旗 アルゼンチン
9 2018年4月13日 5R 2:37 TKO べ・ショーン・オーエンス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
10 2018年8月24日 4R 2:32 TKO アントニオ・ウリスタ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
11 2018年11月17日 1R 0:31 KO ジェレミア・ウィギンス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
12 2019年2月16日 3R 1:08 KO ドニー・マーシャル アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
13 2019年6月21日 4R 終了 TKO エクトル・マヌエル・セペダ メキシコの旗 メキシコ
14 2019年8月31日 10R 判定1-1 ジャーモンティ・クラーク アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBC世界スーパーウェルター級ユース王座決定戦
15 2020年2月22日 10R 判定3-0 ダニエル・ルイス オーストラリアの旗 オーストラリア
16 2020年8月22日 6R 1:28 KO ナサニエル・ガリモア アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
17 2020年12月5日 2R 1:30 TKO ハビブ・アメド ガーナの旗 ガーナ
18 2021年5月1日 4R 2:35 TKO ホルヘ・コタ メキシコの旗 メキシコ
19 2021年12月5日 12R 判定3-0 セルヒオ・ガルシア スペインの旗 スペイン
20 2022年4月9日 9R 終了 TKO エリクソン・ルビン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBC世界スーパーウェルター級暫定王座決定戦
21 2022年10月8日 12R 判定3-0 カルロス・オカンポ メキシコの旗 メキシコ WBC暫定防衛1
22 2023年4月8日 7R 0:39 KO ブライアン・メンドーサ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBC暫定陥落
23 2024年3月30日 12R 判定2-1 ティム・チュー オーストラリアの旗 オーストラリア WBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチ
WBC世界スーパーウェルター級王座決定戦
24 2025年3月22日 4R 2:51 TKO コーデール・ブッカー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBC防衛1・WBO防衛1
テンプレート
  1. ^ Boxer Height Chart: How Tall Is The Average Boxer?”. US Combat Sports (2021年4月4日). 2022年4月10日閲覧。
  2. ^ “GABRIELA FUNDORA WINS DECISION OVER NAOMI REYES ON UNDERCARD OF OLDER BROTHER SEBASTIAN”. The RING. (2022年10月8日)
  3. ^ Sebastian Fundora Inks Promotional Pact With Sampson Boxing”. Boxing Scene.com. 2018年1月29日閲覧。
  4. ^ Sebastian Fundora, Jamontay Clark Ends in a Split Draw”. Boxing Scene.com. 2019年8月31日閲覧。
  5. ^ Sebastian Fundora Demolishes Habib Ahmed in Two Rounds”. Boxing Scene.com. 2020年12月5日閲覧。
  6. ^ スペンス前座 ラミレス、古豪ホセシート勝つ 規格外長身フンドラ S・ウェルター級挑戦権獲得”. Boxing News(ボクシングニュース) (2020年12月6日). 2022年4月11日閲覧。
  7. ^ Spence-Garcia PPV Card: Fundora-Cota, Lopez-Santana, Ceja-Ramirez”. Boxing Scene.com. 2020年10月8日閲覧。
  8. ^ Sebastian Fundora-Habib Ahmed Set, Jorge Cota Positive For COVID-19”. Boxing Scene.com. 2020年12月2日閲覧。
  9. ^ ANDY RUIZ RISES FROM KNOCKDOWN TO DEFEAT CHRIS ARREOLA”. Premier Boxing Champions. 2021年5月2日閲覧。
  10. ^ Sebastian Fundora Stops Jorge Cota in Fourth of WBC Eliminator”. Boxing Scene.com. 2021年5月1日閲覧。
  11. ^ Sebastian Fundora Decisions Sergio Garcia Over Twelve in WBC Eliminator”. Boxing Scene.com. 2021年12月5日閲覧。
  12. ^ WBC release January 2022 world rankings”. www.britishboxingnews.co.uk. 2022年4月10日閲覧。
  13. ^ Sebastian Fundora Gets Off The Floor, Stops Erickson Lubin in Nine Rounds”. BoxingScene.com. 2022年4月11日閲覧。
  14. ^ ライト級のガルシア復帰戦勝利 身長197センチで注目のフンドラがWBC・S・ウェルター級暫定王者に”. Boxing News(ボクシングニュース) (2022年4月11日). 2022年4月11日閲覧。
  15. ^ Notebook: Helenius is a confident, healthy underdog going into fight with Wilder”. ダン・ラファエル (2022年10月11日). 2022年12月6日閲覧。
  16. ^ Per CSAC, Saturday's PBC purses: Sebastian Fundora $400k, Brian Mendoza $85k”. ダン・ラファエル (2023年4月8日). 2023年4月9日閲覧。
  17. ^ Tim Tszyu vs. Sebastian Fundora fight results: Live boxing updates, scorecard, start time, undercard CBSスポーツ 2024年3月30日
  18. ^ チューはフンドラと防衛戦 サーマン負傷でアウト WBO&WBCの2冠戦に”. Boxing News(ボクシングニュース) (2024年3月20日). 2024年3月21日閲覧。
  19. ^ WBO: Sebastian Fundora risks being stripped unless Errol Spence gets ranked”. Boxing Scene.com (2024年10月10日). 2024年10月18日閲覧。
  20. ^ WBO: Crawford 'will not return to' 154lbs division”. Boxing Scene.com (2025年3月21日). 2025年3月22日閲覧。
  21. ^ Sebastian Fundora stands out in stoppage of Chordale Booker”. Boxing Scene.com (2025年3月22日). 2025年3月23日閲覧。