セントサイモン系 - Wikipedia
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セントサイモン系(セントサイモンけい、St. Simon Sire Line)とは、馬(おもにサラブレッドとセルフランセ)の父系のひとつ。19世紀末から20世紀初頭にかけて大繁栄した。1960年代から70年代にかけても再び栄えたが、21世紀のサラブレッド父系としては極少数派である。
19世紀末にイギリスで出現したセントサイモンを祖とする父系である。この血統のピークは二度あり、歴史的種牡馬であるセントサイモンの能力を背景にした1890年代から1910年代の繁栄、その次が後継種牡馬による1950-1970年の繁栄である。21世紀初頭から北米リボー系は急速に衰退しているという。
2020年現在、オーストラリアにいるプリンスローズ系のラブコンカーズオールが散発的に重賞馬を出しているが、産駒はほぼ全て去勢されている。このほか、イギリスに高齢のリボー系障害用種牡馬、北米に馬術競技用サラブレッドとなったプリンスローズ系種牡馬が少数存在する。
- Darley Arabian 1700
- Bartlet's Childers 1716
---↓セントサイモン系---
- St.Simon 1881
- St. Serf 1887 → *ヘレンサーフ 1903
- Childwick 1890
- *インタグリオー 1899
- Negofol 1906
- Espino 1923
- Wait A Bit 1939
- Espino 1923
- St. Florian 1891
- Ard Patrick 1899
- Florizel II 1891 ---→フロリゼル系へ
- Persimmon 1893
- Chatsworth 1901
- *ラシカツター 1905
- ラシデヤー 1918
- ハクリユウ 1928
- マルタケ 1936
- ミネハル 1948
- マルタケ 1936
- ハクリユウ 1928
- ラシデヤー 1918
- Prince Palatine1908
- Rose Prince 1919
- Prince Rose 1928 ---→プリンスローズ系へ
- Rose Prince 1919
- St.Frusquin 1893 → *フラストレート 1900
- Greenback 1907
- *グリーンルーム 1914
- *オールグリーン 1921
- Saint Just 1907
- Jus Dorange 1912
- Orange Peel 1919
- Jus Dorange 1912
- Greenback 1907
- Desmond 1896
- Diamond Jubilee 1897
- *ダイヤモンドウェッディング 1905
- バンザイ 1921
- *ダイヤモンドウェッディング 1905
- William the Third1898
- Rabelais 1900
- Chaucer 1900
- Prince Chimay 1915
- Vatout 1926
- Vatellor 1933
- *パールダイヴァー 1944
- テツノオー 1960
- カムイコタン 1966
- ギンパール 1967
- *パールダイヴァー 1944
- Tout Change 1934
- Touchwood 1941
- *ミツサクラ 1950
- Touchwood 1941
- Toubo 1938
- Le Filou 1946
- Bois Roussel 1935 ---→ボワルセル系へ
- Vatellor 1933
- Vatout 1926
- Prince Chimay 1915
- サイアーライン上はすべて種牡馬もしくは種牡馬入りを表明した馬。