ヘヴィサイドの階段関数 - Wikipedia
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ヘヴィサイドの階段関数(ヘヴィサイドのかいだんかんすう、(英: Heaviside step function)は、正負の引数に対しそれぞれ 1, 0 を返す階段関数
である。名称はオリヴァー・ヘヴィサイドにちなむ。ヘヴィサイド関数と呼ばれることもある。通常、H(x) や Y(x) などで表されることが多い。
単位ステップ関数と似ているが、こちらは
と x = 0 の時も0の値を持つものとして定義される。切断冪関数の0乗。
階段関数は、x < 0 または x > 0 の範囲で連続であるが, x = 0 で値 c をとるものとして階段関数
を実数全体の集合 上の関数
と考えるならば、c をどのように定めても原点 x = 0 で不連続である。c の値は必要に応じて都合のよい値を選ぶことができるが、c = 0, 1/2, 1 などがしばしば用いられ、それぞれ
である。また、
と表すことができる。関数 sgn は符号関数である。
ディラックのデルタ関数 δと区間 の定義関数
に対し
とおくと、これは x < 0 のとき区間 は 0 を含まず、x ≧ 0 のとき区間
が 0 を含むことから
となる。つまり