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メリリャ - Wikipedia

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メリリャ

Mřič

自治都市でスペインが主張するプラサス・デ・ソベラニアの一部

空中写真

旧市街英語版

現代のモデルニスモ建築



紋章
国王行進曲  (スペイン語)[1]
(英語:"Royal March")
スペイン領内のメリリャの位置

スペイン領内のメリリャの位置

メリリャの位置(スペイン内)

メリリャ

メリリャ

スペイン領内のメリリャの位置

座標:北緯35度18分 西経2度57分 / 北緯35.300度 西経2.950度座標: 北緯35度18分 西経2度57分 / 北緯35.300度 西経2.950度
スペインの旗 スペイン
政府
 • 市長・知事英語版 フアン・ホセ・インブローダ英語版 (PP)
面積
 • 合計 12.3 km2
面積順位 19位英語版
人口

(86,384)[2][3]

 • 順位 18位英語版
 • 密度順位 1位英語版
 • スペイン国籍(%) 0.16人
族称 メリリャ人
西: melillense
GDP
 • 総額 €1.756 兆(2022年)
 • 1人当たり €20,698(2022年)
等時帯 UTC+01:00 (CET)
 • 夏時間 UTC+02:00 (CEST)
ISO 3166

ES-ML

公用語 スペイン語
自治憲章 1995年3月14日
地方議会 メリリャ議会英語版
上院 2名(264人中)
下院 1名(350名中)
通貨 ユーロ)(EUR
ウェブサイト 公式ウェブサイト

メリリャ[5][6][7](メリージャ[8][es]Mřič[9]アラビア語: مليلة;)、英語mə-LEE-yəmeh-[10][11])は地中海に面したスペインの自治都市で、アフリカ北西部沿岸のトレス・フォルカス岬スペイン語版英語版(三叉の岬)東岸に位置しモロッコと国境を共有する。面積は12.3 km2。古称はルサディール(Rusaddir)[7]

アフリカ大陸にあるメリリャは、住民が定住するスペインの海外都市2つの1つであり、もう1つは近くのセウタである[12]。1995年3月14日に市の自治権規約英語版が可決されるまでは、マラガ県に属していた。

この都市は欧州連合(EU)の特別地域に数えられる。同連合の他の地域とメリリャとの間の移動には特定の規則が適用され、具体的にはスペインのシェンゲン条約加盟協定に従う[13]

2019年時点の人口は8万6487人[14]。主にイベリア系とリーフ系英語版で構成され[15]セファルディム系ユダヤ人シンディ系ヒンズー教徒も少数、居住する。公用語のスペイン語に加えて2言語使い分けが定着し、リフィアン・ベルベル語が最も広く話される[16]

アフリカに現存するスペインの海外領土として、セウタ[12]と同様にモロッコが領有権を主張し[12][17]、カトリック教会は「モーリタニア・ティンギタナの旧教区」と呼ぶ[18]

城壁に囲まれたメリリャと周辺の地図。
衛星写真。中央にトレス・フォルカス岬スペイン語版(三叉の岬)が見える。右下の三日月型の水域はブーアレグ潟湖。(2013年、国際宇宙ステーション第36次滞在中に撮影)

メリリャは地中海の西の端アルボラン海に面し、歴史的な海の玄関口、メリリャ港をかまえる。背景のグルグー山スペイン語版から流れるデ・オロ川スペイン語版英語版の河口部にあたり、町の海抜は1 m。海抜およそ30 mのトレス・フォルカス岬スペイン語版の頂上に置いたメリリャ砦英語版を中心に、ほぼ半円形に発展した。

モロッコの集落ベニ・アンセル Beni Ansar(英語版)はこの町に南接し、最寄りの都市ナドル英語版 とは、同じ湾を住み分けている。その港から南に下るとモロッコのブーアレグ潟湖が広がる[19]

温暖な地中海性気候に恵まれ海に接することから、ステップ気候との境目にありながら、内陸部よりも夏はやや涼しく降雨量もそれほど少なくない。年間を通じて温度差があまり大きくない点は、モロッコの北部海岸部、スペイン本国の南部海岸地域に似る。1991年以降2020年までの観測によると、最低気温が摂氏零度を割り込んだことはなく、最高気温が同35度を超えたことは2.2日であった[20]

メリリャ(海抜52 m、1991年–2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 27.0
(80.6)
34.2
(93.6)
29.6
(85.3)
30.6
(87.1)
33.0
(91.4)
37.0
(98.6)
41.8
(107.2)
40.0
(104)
36.0
(96.8)
35.0
(95)
34.0
(93.2)
30.6
(87.1)
41.8
(107.2)
平均最高気温 °C°F 16.9
(62.4)
17.1
(62.8)
18.5
(65.3)
20.2
(68.4)
22.9
(73.2)
26.0
(78.8)
29.0
(84.2)
29.6
(85.3)
27.0
(80.6)
23.8
(74.8)
20.2
(68.4)
17.8
(64)
22.4
(72.3)
日平均気温 °C°F 13.6
(56.5)
13.9
(57)
15.3
(59.5)
16.9
(62.4)
19.6
(67.3)
22.7
(72.9)
25.6
(78.1)
26.3
(79.3)
23.8
(74.8)
20.6
(69.1)
17.0
(62.6)
14.6
(58.3)
19.2
(66.6)
平均最低気温 °C°F 10.3
(50.5)
10.8
(51.4)
12.1
(53.8)
13.6
(56.5)
16.3
(61.3)
19.4
(66.9)
22.2
(72)
23.1
(73.6)
20.7
(69.3)
17.4
(63.3)
13.8
(56.8)
11.4
(52.5)
15.9
(60.6)
最低気温記録 °C°F 0.4
(32.7)
2.8
(37)
3.4
(38.1)
6.0
(42.8)
9.4
(48.9)
12.4
(54.3)
16.0
(60.8)
14.6
(58.3)
13.6
(56.5)
9.4
(48.9)
5.0
(41)
4.0
(39.2)
0.4
(32.7)
降水量 mm (inch) 55.3
(2.177)
48.2
(1.898)
43.6
(1.717)
37.7
(1.484)
15.2
(0.598)
7.2
(0.283)
0.5
(0.02)
3.8
(0.15)
18.9
(0.744)
42.6
(1.677)
53.3
(2.098)
48.2
(1.898)
374.5
(14.744)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 6.1 5.0 4.9 4.5 2.3 0.6 0.2 0.8 2.6 4.7 5.7 5.6 43
湿度 73.1 72.9 72.8 70.8 68.5 68 67 69.8 73.6 75.7 74.5 74.4 71.76
平均月間日照時間 188.9 184.8 203.3 226.2 269.9 295.7 304.2 278.6 220.1 203.4 183 176 2,734.1
出典1:[:en:NCEI]],[20] Météo Climat[21]
出典2:Infoclimat [22]
メリリャの気候(海抜47 m、1981年–2010年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 27.0
(80.6)
34.2
(93.6)
29.6
(85.3)
30.6
(87.1)
33.0
(91.4)
37.0
(98.6)
41.8
(107.2)
40.0
(104)
36.0
(96.8)
35.0
(95)
34.0
(93.2)
30.6
(87.1)
41.8
(107.2)
平均最高気温 °C°F 16.7
(62.1)
17.0
(62.6)
18.5
(65.3)
20.1
(68.2)
22.5
(72.5)
25.8
(78.4)
28.9
(84)
29.4
(84.9)
27.1
(80.8)
23.7
(74.7)
20.3
(68.5)
17.8
(64)
22.3
(72.1)
日平均気温 °C°F 13.3
(55.9)
13.8
(56.8)
15.2
(59.4)
16.6
(61.9)
19.1
(66.4)
22.4
(72.3)
25.3
(77.5)
25.9
(78.6)
23.8
(74.8)
20.4
(68.7)
17.0
(62.6)
14.6
(58.3)
18.9
(66)
平均最低気温 °C°F 9.9
(49.8)
10.6
(51.1)
11.9
(53.4)
13.2
(55.8)
15.7
(60.3)
19.0
(66.2)
21.7
(71.1)
22.4
(72.3)
20.5
(68.9)
17.2
(63)
13.7
(56.7)
11.2
(52.2)
15.6
(60.1)
最低気温記録 °C°F 0.4
(32.7)
2.8
(37)
3.4
(38.1)
6.0
(42.8)
9.4
(48.9)
12.4
(54.3)
16.0
(60.8)
14.6
(58.3)
13.6
(56.5)
9.4
(48.9)
5.0
(41)
4.0
(39.2)
0.4
(32.7)
降水量 mm (inch) 58
(2.28)
57
(2.24)
44
(1.73)
36
(1.42)
20
(0.79)
7
(0.28)
1
(0.04)
4
(0.16)
16
(0.63)
40
(1.57)
57
(2.24)
50
(1.97)
391
(15.39)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 6.3 5.5 4.6 4.6 2.8 0.7 0.3 0.8 2.2 3.9 5.8 5.7 43.2
平均降雪日数 0.1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.1
湿度 72 74 73 69 67 67 66 69 72 75 74 73 71
平均月間日照時間 184 170 192 220 258 279 289 268 210 194 176 168 2,607
出典:Agencia Estatal de Meteorología[23]
メリリャ(淡いオレンジ色)。緑色はモロッコ、白い線状のところが緩衝地帯。

面積は約12 km²。人口は8万6487人[14](2019年時点)で2017年時点のおよそ8万人[24]から増加した。1995年3月14日までマラガ県に属し、1995年以降、自治権を持つ。国会下院に1議席、上院に2議席を有する。

かつて中継貿易やアフリカ植民地支配の足掛かりとして隆盛したメリリャは、第二次世界大戦以降、北アフリカ諸国の独立に伴い地政学上の重要性が低下すると、急速に衰退した。中継貿易に従事してきたスペイン系住民の一部は、本国に引き揚げ、代わりにモロッコ系住民が周辺部から流入した。政情不安のアフリカ諸国からヨーロッパへの移住を目指す移民難民が増え、居住者の半分以上はムスリムである[24]

古代フェニキア人によって建設され、カルタゴローマ帝国に相次いで占領された[7]プトレマイオス大プリニウスルサディール(Rusaddir=高い岬)を「oppidum et portus」であると書き、ポンポニウス・メラ英語版は起源43年前後に「ルシカダ」という訛化した名称を記し、帝国の道路と宿駅をまとめた『Itinerarium Antonini英語版』(アントニヌス帝の諸属州道程表)にも載っている[12]

ローマ帝国衰退後はウマイヤ朝アッバース朝イドリース朝ファーティマ朝ムワッヒド朝マリーン朝ワッタース朝に支配され[25]ムミラ(Mlila[12])と呼ばれた。

イベリア半島レコンキスタは、1492年に最後のイスラム王朝であったナスル朝グラナダ王国が滅びて一段落した[26]。余勢をかったカスティーリャアラゴン連合王国は、地中海南岸のイスラム系港湾都市のいくつかを攻撃し、勢力下に収めた。ルサディール(メリリャの古称)は、1497年に占領された港湾都市の一つである[7]

反攻態勢を整えたイスラム系のサアド朝16世紀中に多くの領地を回復したが、港湾都市であるセウタとルサディール、モロッコ南部のイフニはスペイン領として後々まで残された。1954年に独立したモロッコ王国は直後にイフニを回復し、現在もメリリャとセウタの領有権を主張しているが、スペイン側は「固有の領土」と主張して要求に応じていない。

1936年7月18日スペイン内乱が発生。スペイン人民戦線に対する反乱軍英語版の首班となったフランシスコ・フランコ将軍が、メリリャの街に革命本部を置き指揮を取った[27]

2007年11月にスペイン国王夫妻がセウタとメリリャを訪問したことに対して、モロッコ王国は駐スペイン特命全権大使を召還したため、両国の関係に緊張を招くこととなった[28]

メリリャ市街

メリリャ空港を有し、マドリードやスペイン本土南岸のマラガアルメリアとの間を空路で結ぶ。港にはマラガ、アルメリア、モトリル港行きのフェリーも就航している。スペイン行きの海路は片道6時間以上かかるため、住民は流通する食料品や生活物資など日用品の多くを隣接するモロッコに頼っている。民生を支える政策としてモロッコ側からの入国審査を簡素化し、市外から輸入した物資の関税を安く抑えている。

モロッコ側の住民や商工業者はこれらの措置を逆手に取り、海外(特にEU地域)製品を自国よりも廉価で買い付けている。多くは個人の買い物客や零細貿易業者であるが、人口8万人規模のメリリャの街を訪れるモロッコ人は1日平均約3万人に及ぶ。非公式ながらモスクもあり[24]、町ゆく人々や街並みはモロッコ国内とあまり変わらない。

経済的に困窮したサハラ以南アフリカの住民は、ヨーロッパ方面へ亡命する中継地にメリリャを選ぶことがある[29]アルジェリア以東の北アフリカ・アラブ世界の混乱から逃れて来る人も多い。こうした過程でイスラム過激派に傾倒したり、スペインの言葉や文化に馴染めない反感からスペイン国旗を焼いたりする者もおり、警察すら立ち入りを避ける地区もある。メリリャ当局は不法移民を防ぐため、モロッコとの国境に高さ6メートルの金属フェンスを張り巡らせた[24]

本文の典拠。主な執筆者、編者の順。

  • テロの火種、壁の両側に スペイン領メリリャ/モロッコ」『朝日新聞』2017年9月3日、朝刊、2面。2019年6月10日閲覧。
  • 国末憲人「スペイン・モロッコが「火花」:「飛び地」をカルロス国王訪問、反発」『朝日新聞』2007年11月7日、夕刊東京本社版、2面。
  • 『コンサイス地名辞典』(外国編)三省堂、1977年7月、1051頁。
  • 昭和ニュース事典編纂委員会 編「総選挙で人民戦線派が勝利『東京朝日新聞』昭和11年2月18日(1936年)」『昭和ニュース事典』 第5巻《昭和10年-昭和11年》(本編)、毎日コミュニケーションズ、1994年、306頁。
  • 辻原康夫『世界の地名ハンドブック』三省堂、1995年、343頁。ISBN 4-385-41028-3
  • 八嶋由香利 著「スペイン人とは」、碇順治 編『スペイン(ヨーロッパ読本)』河出書房新社、2008年、14, 35, 36頁。ISBN 978-4-309-61904-0
  • The Schengen Area. Council of the European Union [ヨーロッパ連合]. (2015). doi:10.2860/48294. ISBN 978-92-824-4586-0 2020年12月3日閲覧。
  1. ^ (1997年10月11日). “Real Decreto 1560/1997, de 10 de octubre, por el que se regula el Himno Nacional [国歌規定国王令10月10日1560/1997]” (スペイン語). en:Boletín Oficial del Estado núm. 244 [スペイン政府官報第244号]. 2015年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ2015年9月24日閲覧。
  2. ^ Census Section Results by Province > Melilla [州別国勢調査区分結果 > メリリャ]” (スペイン語). INE(スペイン国立統計局. Population and Housing Census > Annual population census 2021-2024 > Results by Census Sections [人口・住宅国勢調査 > 2021~2024年年次人口国勢調査 > 国勢調査区分別結果]. 2025年1月4日閲覧。
  3. ^ (PDF) "Contabilidad Regional de España". National Statistics Institute2028年の国勢調査
  4. ^ Contabilidad Regional de España” (スペイン語). www.ine.es. 2024年1月4日閲覧。2022年の国勢調査
  5. ^ 辻原 1995, p. 343
  6. ^ モロッコ王国(各国地域情勢)”. 外務省. 2012年5月16日閲覧。
  7. ^ a b c d 三省堂 1977, p. 1051, 『コンサイス地名辞典:外国編』
  8. ^ 八嶋 2008, pp. 14, 35, 36
  9. ^ リーフ語Yahia, Jahfar Hassan (2014) (es,rif). Curso de lengua tamazight, nivel elemental. Caminando en la didáctica de la lengua rifeña. Melilla: GEEPP Ed.
  10. ^ "Melilla" (US) and "Melilla". Oxford Dictionaries. オックスフォード大学出版局. 2019年5月19日閲覧
  11. ^ "Melilla". Merriam-Webster Dictionary (英語). 2019年5月19日閲覧
  12. ^ a b c d e Melilla” (英語). www.britannica.com. Facts, Points of Interest, & Map. Britannica. 2024年12月9日閲覧。
  13. ^ ヨーロッパ連合 2015, "The Schengen Area"(シェンゲン地域)
  14. ^ a b Cifras oficiales de población resultantes de la revisión del Padrón municipal a 1 de enero” (スペイン語). Instituto Nacional de Estadística. 2020年6月26日閲覧。
  15. ^ Trinidad 2012, p. 962.
  16. ^ Sánchez Suárez 2003, p. 190.
  17. ^ Trinidad 2012, pp. 961–975.
  18. ^ Catholic Answers 2024, titular see(※) of Mauritania Tingitana(マウレタニア・ティンギタナ旧教区。"※"=カトリックの規定で、もはや機能しないが依然として名称が与えられた旧教区。)
  19. ^ Port of Nador [ナドルの港湾]”. World Port Source. 2022年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月14日閲覧。
  20. ^ a b World Meteorological Organization Climate Normals for 1991-2020: Melilla-60338” (CSV). ncei.noaa.gov. National Oceanic and Atmosoheric Administration. 2024年2月24日閲覧。
  21. ^ Météo climat stats Moyennes 1991/2020 Espagne (page 2)” (フランス語). Météo Climat. 2022年6月8日閲覧。
  22. ^ Climatologie de l'année à Melilla” (フランス語). Infoclimat. 2023年10月8日閲覧。
  23. ^ Valores climatológicos normales (1981–2010). Melilla”. Agencia Estatal de Meteorología. 2017年5月1日閲覧。
  24. ^ a b c d 朝日新聞 2017, p. 2面
  25. ^ Los teólogos, El Aleph, OC, 555.”. Borges Center > Rusaddir Index (Department of Hispanic > Languages & Literatures). ピッツバーグ大学. 2024年12月9日閲覧。
  26. ^ Rusaddir”. Catholic Answers. 2024年12月9日閲覧。
  27. ^ 『昭和ニュース事典』編纂委員会 1994, p. 306
  28. ^ 国末 2007, p. 2
  29. ^ ヨーロッパに密航するため 200人のサハラ移住者が同時に国境の壁を登る”. 中国網 (2014年2月19日). 2014年4月21日閲覧。

ウィキメディア・コモンズには、メリリャに関連するカテゴリがあります。

アフリカにおける領有権紛争

形状 領土 実効支配している国 領有権を主張している国
土地: ハラーイブ・トライアングルワジハルファ突出 エジプト エジプト・スーダン
ビル・タウィール 無主地 なし(エジプトはスーダン領であると主張、スーダンはエジプト領であると主張)
イレミ・トライアングル ケニア ケニア・南スーダンエチオピア
バドメ エチオピア エチオピア・エリトリア
バカシ半島 カメルーン カメルーン・ナイジェリア南カメルーン
北東州 ケニア ケニア・ソマリア
ヘグリグ スーダン スーダン・南スーダン
アビエイアビエイ地区 不明 スーダン・南スーダン
ブーホードレ 住民による自治 ソマリランドプントランド
アオゾウ地帯 チャド チャド・リビア
西サハラ サハラ サハラ・モロッコ
プラサス・デ・ソベラニアセウタメリリャチャファリナス諸島ペニョン・デ・アルセマスペニョン・デ・ベレス・デ・ラ・ゴメラペレヒル島 スペイン スペイン・モロッコ
島・水域: アブドゥルクーリー島 イエメン イエメン・ソマリア
ミギンゴ島 ケニア ケニア・ウガンダ
チラン島 エジプト エジプト・サウジアラビア
コリスコ島 赤道ギニア 赤道ギニア・ガボン
マヨット フランス フランス・コモロ
ユローパ島フアン・デ・ノヴァ島グロリオソ諸島 フランス(フランス領南方・南極地域 フランス・マダガスカル