ユダヤ人のノーベル賞受賞者 - Wikipedia
ユダヤ人のノーベル賞受賞者(ユダヤじんのノーベルしょうじゅしょうしゃ)では、ノーベル賞受賞者のうち、ユダヤ人に該当する者について述べる。1948年のイスラエル建国まで、ユダヤ人による国民国家はディアスポラ以降存在しないため、ユダヤ人の国籍は多様である。
概要
[編集]
ノーベル賞は、年に一度贈られる国際的な賞であり、生理学・医学賞、物理学賞、化学賞、文学賞、平和賞は1901年に設けられ、経済学賞は1969年に設けられた。ノーベル賞はこれまで800人を超える個人に贈られているが、その少なくとも20%がユダヤ人であり、ユダヤ人は6種類の賞すべてを受け取っている。ユダヤ人は世界の人口の0.2%以下を構成するに過ぎないに関わらずである。
エリ・ヴィーゼルと、ケルテース・イムレは、ホロコースト絶滅収容所を生き延びたユダヤ人受賞者である。他にも、ウォルター・コーン、オットー・シュテルン、アルベルト・アインシュタイン、ハンス・クレブスは、ナチスの迫害を逃れるために、ドイツから亡命しなければならなかった。他にも、リータ・レーヴィ=モンタルチーニ、ハーバート・ハウプトマン、ロバート・ファーチゴット、アーサー・コーンバーグ、ジェローム・カールを含め、生涯において重大な反ユダヤ主義を経験した者がいる。
最初のユダヤ人受賞者は、1905年に化学賞を受賞したアドルフ・フォン・バイヤーであった。2023年現在、直近の受賞者は同年に経済学賞を受賞したクラウディア・ゴールディンである。
これまでにノーベル賞を最高齢で受賞したのはレオニード・ハーヴィッツであり、2007年、90歳の時に経済学賞を受賞したポーランド系アメリカ人のユダヤ人である。
辞退を強制された賞
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ロシアのユダヤ人であるボリス・パステルナークは、1958年にノーベル文学賞を受賞し、当初はそれを受け入れたが、のちにソビエト権力からの激しい圧力により、賞を辞退した。
ノーベル賞受賞者の並木道
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イスラエルの街リション・レジオンには、すべてのユダヤ人ノーベル賞受賞者の栄誉に捧げられた通りがある。その通りは「ノーベル賞受賞者の並木道」と呼ばれ、それぞれのノーベル賞受賞者への記念額が設けられている。
文学賞
[編集]
年 | 受賞者 | 国 | 受賞理由 | |
---|---|---|---|---|
1910 | ![]() |
パウル・フォン・ハイゼ | ![]() |
叙情詩人、作家そして世界的に知られた短編小説家としての長年の創作活動を通して世に送り出してきた、無上の芸術性、理想主義の浸透を賞賛して |
1927 | ![]() |
アンリ・ベルクソン | ![]() |
彼の豊かで活発な発想と、それが表現された鮮やかな技巧に対して |
1958 | ![]() |
ボリス・パステルナーク | ![]() |
現代風の叙情的な詩、および大ロシアの歴史的伝統に関する分野における、彼の重要な功績に対して |
1966 | ![]() |
シュムエル・アグノン | ![]() |
ユダヤ人の人々の生活をモチーフにした、深遠に個性的な叙述の芸術に対して |
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ネリー・ザックス | ![]() |
イスラエルの運命を伝える優れた詩と劇作に対して | |
1976 | ![]() |
ソール・ベロー | ![]() |
彼の作品の中で結びついた、人間の理解と、捉え難い現代文化の分析に対して |
1978 | ![]() |
アイザック・バシェヴィス・シンガー | ![]() |
「ポーランド·ユダヤ文化の伝統に根ざし、生命に普遍的な人間の条件をもたらす情熱的な文芸作品に対して。」 |
1981 | ![]() |
エリアス・カネッティ | ![]() |
着想と芸術性に富み、幅広い視野によって書かれた著作に対して |
1987 | ![]() |
ヨシフ・ブロツキー | ![]() |
思考の明快さと詩的な力強さが一体化した、包括的な作品群にたいして |
1991 | ナディン・ゴーディマー | ![]() |
彼女の壮大な叙事詩が、"アルフレッド・ノーベルの言葉"に即した、人文主義にとっての重要な利益であったこと。 | |
2002 | ![]() |
ケルテース・イムレ | ![]() |
人間が社会的圧力にますます服従している時代にあって、個人として生き、考え続ける可能性を追求した |
2004 | ![]() |
エルフリーデ・イェリネク | ![]() |
その小説と劇作における音楽的な声と対声によって、社会の不条理と抑圧を並はずれた言葉への情熱を持って描き出した |
2005 | ![]() |
ハロルド・ピンター | ![]() |
劇作によって、日常の対話の中に潜在する危機を晒し出し、抑圧された密室に突破口を開いたこと |
2014 | ![]() |
パトリック・モディアノ | ![]() |
最も捉え難い人々の運命を召喚し、占領下の現実を暴露する記憶の芸術に対して |
2016 | ![]() |
ボブ・ディラン | ![]() |
アメリカの偉大な歌の伝統に、新たな詩的な表現を創造したこと |
2020 | ![]() |
ルイーズ・グリュック | ![]() |
厳粛な美を伴う、まぎれもなく詩的な声で、個の存在を普遍的なものにした |
化学賞
[編集]
年 | 受賞者 | 国 | 受賞理由 | |
---|---|---|---|---|
1905 | ![]() |
アドルフ・フォン・バイヤー | ![]() |
有機染料およびヒドロ芳香族化合物の研究 |
1906 | ![]() |
アンリ・モアッサン | ![]() |
フッ素の研究と分離、およびモアッサン電気炉の製作 |
1910 | ![]() |
オットー・ヴァラッハ | ![]() |
脂環式化合物の先駆的研究 |
1915 | ![]() |
リヒャルト・ヴィルシュテッター | ![]() |
植物色素物質に関する研究 |
1918 | ![]() |
フリッツ・ハーバー | ![]() |
アンモニア合成法の開発 |
1943 | ![]() |
ゲオルク・ド・ヘヴェシー | ![]() |
化学反応研究におけるトレーサーとしての同位体の応用研究 |
1961 | ![]() |
メルヴィン・カルヴィン | ![]() |
植物における光合成の研究 |
1962 | ![]() |
マックス・ペルーツ | ![]() |
球状タンパク質の構造研究 |
1972 | ![]() |
クリスチャン・アンフィンセン | ![]() |
リボヌクレアーゼ分子の研究 |
ウィリアム・スタイン | ![]() |
リボヌクレアーゼ分子の構造と機能に関する研究 | ||
1977 | ![]() |
イリヤ・プリゴジン | ![]() |
非平衡熱力学、とくに散逸構造の研究 |
1979 | ![]() |
ハーバート・ブラウン | ![]() |
有機ホウ素化学における功績 |
1980 | ![]() |
ポール・バーグ | ![]() |
遺伝子工学の基礎としての核酸の生化学的研究 |
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ウォルター・ギルバート | ![]() |
核酸の塩基配列の決定 | |
1981 | ![]() |
ロアルド・ホフマン | ![]() |
化学反応過程の理論的研究 |
1982 | ![]() |
アーロン・クルーグ | ![]() |
電子分光法の開発と核酸・タンパク質複合体の立体構造の研究 |
1985 | ![]() |
ジェローム・カール | ![]() |
結晶構造を直接決定する方法の確立 |
![]() |
ハーバート・ハウプトマン | ![]() | ||
1989 | ![]() |
シドニー・アルトマン | ![]() ![]() |
シドニー・アルトマン |
1992 | ![]() |
ルドルフ・マーカス | ![]() |
溶液中の電子移動反応理論への貢献 |
1994 | ![]() |
ジョージ・オラー | ![]() |
カルボカチオン化学への貢献 |
1996 | ![]() |
ハロルド・クロトー | ![]() |
フラーレンの発見 |
1998 | ![]() |
ウォルター・コーン | ![]() |
密度汎関数法の開発 |
2000 | ![]() |
アラン・ヒーガー | ![]() |
導電性高分子の発見と発展 |
2004 | ![]() |
アーロン・チカノーバー | ![]() |
ユビキチンを介したタンパク質分解の発見 |
![]() |
アブラム・ハーシュコ | ![]() | ||
![]() |
アーウィン・ローズ | ![]() | ||
2006 | ロジャー・コーンバーグ | ![]() |
真核生物における転写の研究 | |
2008 | ![]() |
マーティン・チャルフィー | ![]() |
緑色蛍光タンパク質の発見と開発 |
2009 | ![]() |
アダ・ヨナス | ![]() |
リボソームの構造と機能の研究 |
2011 | ![]() |
ダニエル・シェヒトマン | ![]() |
準結晶の発見 |
2012 | ![]() |
ロバート・レフコウィッツ | ![]() |
Gタンパク共役型受容体の研究 |
2013 | ![]() |
マーティン・カープラス | ![]() オーストリア |
複雑な化学反応に関するコンピューターモデルの開発 |
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マイケル・レヴィット | ![]() ![]() ![]() | ||
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アリー・ウォーシェル | ![]() ![]() |
生理学・医学賞
[編集]
年 | 受賞者 | 国 | 受賞理由 | |
---|---|---|---|---|
1908 | ![]() |
イリヤ・メチニコフ | ![]() |
免疫の研究 |
![]() |
パウル・エールリヒ | ![]() | ||
1914 | ![]() |
ローベルト・バーラーニ | ![]() |
内耳系の生理学・病理学に関する研究 |
1922 | ![]() |
オットー・マイヤーホフ | ![]() |
筋肉における乳酸生成と酸素消費についての研究 |
1930 | ![]() |
カール・ラントシュタイナー | ![]() |
人間の血液型の発見 |
1931 | ![]() |
オットー・ワールブルク | ![]() |
呼吸酵素の特性および作用機構の発見 |
1936 | ![]() |
オットー・レーヴィ | ![]() |
神経刺激の化学的伝達に関する発見 |
1944 | ![]() |
ジョセフ・アーランガー | ![]() |
個々の神経繊維の高度な機能的差異に関する研究 |
1945 | ![]() |
エルンスト・ボリス・チェーン | ![]() |
ペニシリンの発見、および種々の伝染病に対するその治療効果の発見 |
1946 | ![]() |
ハーマン・J・マラー | ![]() |
X線照射による突然変異体発生の発見 |
1947 | ![]() |
ゲルティー・コリ | ![]() |
触媒作用によるグリコーゲン消費の発見 |
1950 | ![]() |
タデウシュ・ライヒスタイン | ![]() |
諸種の副腎皮質ホルモンの発見およびその構造と生物学的作用の発見 |
1952 | ![]() |
セルマン・ワクスマン | ![]() |
ストレプトマイシンの発見 |
1953 | ![]() |
ハンス・クレブス | ![]() |
トリカルボン酸サイクルの発見 |
![]() |
フリッツ・アルベルト・リップマン | ![]() |
代謝における高エネルギーリン酸結合の意義、およびコエンザイムAの発見 | |
1958 | ![]() |
ジョシュア・レーダーバーグ | ![]() |
遺伝子組換えおよび細菌の遺伝物質に関する発見 |
1959 | ![]() |
アーサー・コーンバーグ | ![]() |
RNAおよびDNAの合成に関する研究 |
1964 | コンラート・ブロッホ | ![]() |
コレステロール、脂肪酸の代謝と調節の機構に関する研究 | |
1965 | ![]() |
フランソワ・ジャコブ | ![]() |
酵素とウイルスの合成の遺伝的制御の研究 |
![]() |
アンドレ・ルヴォフ | |||
1967 | ![]() |
ジョージ・ワルド | ![]() |
視覚の化学的生理学的基礎過程に関する発見 |
1968 | ![]() |
マーシャル・ニーレンバーグ | ![]() |
遺伝情報の解読とそのタンパク質合成への役割の解明 |
1969 | ![]() |
サルバドール・エドワード・ルリア | ![]() |
ウイルスの増殖機構と遺伝物質の役割に関する発見 |
1970 | ![]() |
ジュリアス・アクセルロッド | ![]() |
神経末梢部における伝達物質の発見と、その貯蔵、解離、不活化の機構に関する研究 |
![]() |
ベルンハルト・カッツ | ![]() | ||
1972 | ![]() |
ジェラルド・モーリス・エデルマン | ![]() |
抗体の化学構造に関する研究 |
1975 | デビッド・ボルティモア | ![]() |
腫瘍ウイルスと細胞の遺伝物質との相互作用に関する発見 | |
![]() |
ハワード・マーティン・テミン | ![]() | ||
1976 | ![]() |
バルーク・サミュエル・ブランバーグ | ![]() |
オーストラリア抗原の発見 |
1977 | ![]() |
ロサリン・ヤロー | ![]() |
ラジオイムノアッセイ法の研究 |
1978 | ![]() |
ダニエル・ネイサンズ | ![]() |
制限酵素の発見と分子遺伝学への応用 |
1980 | ![]() |
バルフ・ベナセラフ | ![]() |
免疫反応を調節する、細胞表面の遺伝的構造に関する研究 |
1984 | ![]() |
セーサル・ミルスタイン | ![]() |
免疫制御機構に関する理論の確立とモノクローナル抗体の作成法の開発 |
1985 | ![]() |
マイケル・ブラウン | ![]() |
コレステロール代謝とその関与する疾患の研究 |
ジョーゼフ・ゴールドスタイン | ![]() | |||
1986 | ![]() |
スタンリー・コーエン | ![]() |
神経成長因子および上皮細胞成長因子の発見 |
![]() |
リータ・レーヴィ=モンタルチーニ | ![]() | ||
1988 | ![]() |
ガートルード・エリオン | ![]() |
薬物療法における重要な原理の発見 |
1989 | ![]() |
ハロルド・ヴァーマス | ![]() |
レトロウイルスのガン遺伝子が細胞起源である事の発見 |
1994 | ![]() |
アルフレッド・ギルマン | ![]() |
Gタンパク質およびそれらの細胞内情報伝達に関する役割の発見 |
![]() |
マーティン・ロッドベル | |||
1997 | スタンリー・B・プルシナー | ![]() |
感染を引き起こす新たな原因物質としてのプリオンの発見 | |
1998 | ![]() |
ロバート・ファーチゴット | ![]() |
循環器系における情報伝達物質としての一酸化窒素の発見 |
2000 | ![]() |
ポール・グリーンガード | ![]() |
神経系の情報伝達に関する発見 |
![]() |
エリック・カンデル | ![]() | ||
2002 | ![]() |
シドニー・ブレナー | ![]() |
器官発生と、プログラムされた細胞死の遺伝制御に関する発見 |
ロバート・ホロビッツ | ![]() | |||
2004 | ![]() |
リチャード・アクセル | ![]() |
におい受容体および嗅覚システムの組織化の発見 |
2006 | ![]() |
アンドリュー・ファイアー | ![]() |
RNAiの発見 |
2011 | ![]() |
ラルフ・スタインマン | ![]() |
樹状細胞と、獲得免疫におけるその役割の発見 |
![]() |
ブルース・ボイトラー | ![]() |
自然免疫の活性化に関する発見 | |
2013 | ![]() |
ランディ・シェクマン | ![]() |
細胞内生成蛋白質を細胞核などの目的の場所まで運ぶ仕組み(小胞輸送)の解明 |
![]() |
ジェームス・ロスマン | ![]() | ||
2017 | ![]() |
マイケル・ロスバッシュ | ![]() |
概日リズムを制御する分子メカニズムの発見 |
2020 | ![]() |
ハーベイ・オルター | ![]() |
C型肝炎ウイルスの発見 |
2021 | ![]() |
デヴィッド・ジュリアス | ![]() |
温感と触覚の受容体の発見 |
2023 | ![]() |
ドリュー・ワイスマン | ![]() |
新型コロナウイルス感染症に対する効果的なmRNAワクチンの開発を可能にしたヌクレオシド塩基修飾に関する発見 |
2024 | ![]() |
ゲイリー・ラヴカン | ![]() |
miRNAと転写後の遺伝子発現の調節におけるその役割の発見 |
物理学賞
[編集]
年 | 受賞者 | 国 | 受賞理由 | |
---|---|---|---|---|
1907 | ![]() |
アルバート・マイケルソン | ![]() |
干渉計の考案とそれによる分光学およびメートル原器の研究 |
1908 | ![]() |
ガブリエル・リップマン | ![]() |
光干渉を利用した天然色写真の研究 |
1921 | ![]() |
アルベルト・アインシュタイン | ![]() |
光電効果の法則の発見等 |
1922 | ![]() |
ニールス・ボーア | ![]() |
原子構造とその放射に関する研究 |
1925 | ![]() |
ジェイムス・フランク | ![]() |
原子と電子の衝突に関する研究 |
![]() |
グスタフ・ヘルツ | ![]() | ||
1943 | ![]() |
オットー・シュテルン | ![]() |
原子線法の開発と陽子の磁気モーメントの発見 |
1944 | ![]() |
イジドール・イザーク・ラービ | ![]() |
共鳴法による原子核の磁気モーメントの測定法の発見 |
1945 | ![]() |
ヴォルフガング・パウリ | ![]() |
パウリの原理とも呼ばれる排他原理の発見 |
1952 | ![]() |
フェリックス・ブロッホ | ![]() |
核磁気の精密な測定における新しい方法の開発とそれについての発見 |
1954 | ![]() |
マックス・ボルン | ![]() |
量子力学、特に波動関数の確率解釈の提唱 |
1958 | ![]() |
イリヤ・フランク | ![]() |
チェレンコフ効果の発見とその解釈 |
1959 | ![]() |
エミリオ・セグレ | ![]() |
反陽子の発見 |
1960 | ![]() |
ドナルド・グレーザー | ![]() |
泡箱の発明 |
1961 | ![]() |
ロバート・ホフスタッター | ![]() |
線形加速器による高エネルギー電子散乱の研究と核子の構造に関する発見 |
1962 | ![]() |
レフ・ランダウ | ![]() |
凝集系の物理、特に液体ヘリウムの理論的研究 |
1963 | ![]() |
ユージン・ウィグナー | ![]() |
原子核および素粒子に関する理論への貢献、特に対称性の基本原理の発見とその応用 |
1965 | ![]() |
リチャード・P・ファインマン | ![]() |
量子電磁力学の分野における基礎研究 |
![]() |
ジュリアン・シュウィンガー | ![]() | ||
1967 | ![]() |
ハンス・ベーテ | ![]() |
原子核反応理論への貢献、特に星の内部におけるエネルギー生成に関する発見 |
1969 | ![]() |
マレー・ゲルマン | ![]() |
素粒子の分類およびその相互作用に関する発見 |
1971 | ![]() |
ガーボル・デーネシュ | ![]() |
ホログラフィーの発明 |
1972 | ![]() |
レオン・クーパー | ![]() |
超伝導現象の理論的解明 |
1973 | ![]() |
ブライアン・ジョゼフソン | ![]() |
トンネル接合を通過する超電流の性質、特にジョセフソン効果としてよく知られる普遍的現象の理論的予測 |
1975 | ![]() |
ベン・ロイ・モッテルソン | ![]() |
原子核における集団運動と独立粒子運動の統一的記述及びそれに基づいた原子核構造理論の構築 |
1976 | ![]() |
バートン・リヒター | ![]() |
ジェイプサイ中間子の発見 |
1978 | ![]() |
アーノ・ペンジアス | ![]() |
宇宙マイクロ波背景放射の発見 |
1979 | ![]() |
シェルドン・グラショー | ![]() |
電磁相互作用と弱い相互作用の統一理論への貢献、特に中性カレントの予想 |
![]() |
スティーヴン・ワインバーグ | ![]() | ||
1981 | ![]() |
アーサー・ショーロー | ![]() |
レーザー分光学への貢献 |
1987 | ![]() |
カール・アレクサンダー・ミュラー | ![]() |
酸化物高温超伝導体の発見 |
1988 | ![]() |
レオン・レーダーマン | ![]() |
ニュートリノビーム法、およびミューニュートリノの発見によるレプトンの二重構造の実証 |
メルヴィン・シュワーツ | ![]() | |||
ジャック・シュタインバーガー | ![]() | |||
1990 | ![]() |
ジェローム・アイザック・フリードマン | ![]() |
陽子および束縛中性子標的による電子の深非弾性散乱に関する先駆的研究 |
1992 | ジョルジュ・シャルパク | ![]() |
多線式比例計数管の開発 | |
1995 | ![]() |
マーチン・パール | ![]() |
レプトン物理学の先駆的実験、タウ粒子の発見 |
![]() |
フレデリック・ライネス | ![]() |
レプトン物理学の先駆的実験(ニュートリノの検出) | |
1996 | ![]() |
デビッド・リー | ![]() |
ヘリウム3の超流動の発見 |
![]() |
ダグラス・D・オシェロフ | ![]() | ||
1997 | クロード・コーエン=タヌージ | ![]() |
レーザー光を用いて原子を極低温に冷却および捕捉する技術の開発 | |
2000 | ![]() |
ジョレス・アルフョーロフ | ![]() |
高速エレクトロニクスおよび光エレクトロニクスに利用される半導体ヘテロ構造の開発 |
2003 | ![]() |
アレクセイ・アブリコソフ | ![]() ![]() |
超伝導と超流動の理論に関する先駆的貢献 |
![]() |
ヴィタリー・ギンツブルク | ![]() | ||
2004 | デイビッド・グロス | ![]() |
強い相互作用の理論における漸近的自由性の発見 | |
H. デビッド・ポリツァー | ![]() | |||
2005 | ![]() |
ロイ・グラウバー | ![]() |
光学コヒーレンスの量子論への貢献 |
2011 | ![]() |
アダム・リース | ![]() |
遠方の超新星の観測を通した宇宙の加速膨張の発見 |
![]() |
ソール・パールマッター | ![]() | ||
2012 | ![]() |
セルジュ・アロシュ | ![]() |
個別の量子系に対する計測および制御を可能にする画期的な実験的手法に関する業績 |
2013 | ![]() |
フランソワ・アングレール | ![]() |
ヒッグス粒子の存在を予言 |
2016 | ![]() |
ジョン・M・コステリッツ | ![]() ![]() |
物質のトポロジカル相とトポロジカル相転移の理論的発見 |
2017 | ![]() |
レイナー・ワイス | ![]() |
LIGO検出器および重力波の観測への決定的な貢献 |
![]() |
バリー・バリッシュ | ![]() | ||
2018 | ![]() |
アーサー・アシュキン | ![]() |
超高出力・超短パルスレーザーの生成方法の開発 |
2020 | ![]() |
ロジャー・ペンローズ | ![]() |
ブラックホールの形成が一般相対性理論の強力な裏付けであることの発見 |
![]() |
アンドレア・ゲズ | ![]() |
我々の銀河系の中心にある超大質量コンパクト天体の発見 |
平和賞
[編集]
年 | 受賞者 | 国 | 受賞理由 | |
---|---|---|---|---|
1911 | ![]() |
トビアス・アッセル | ![]() |
国際常設仲裁裁判所の設立 |
![]() |
アルフレート・フリート | ![]() |
Journalist; Founder of Die Friedenswarte | |
1968 | ![]() |
ルネ・カサン | ![]() |
President of the European Court of Human Rights |
1973 | ![]() |
ヘンリー・キッシンジャー | ![]() |
ベトナム戦争の和平交渉 |
1978 | ![]() |
メナヘム・ベギン | ![]() |
キャンプ・デービッド合意 |
1986 | ![]() |
エリ・ヴィーゼル | ![]() |
Chairman of "The President's Commission on the Holocaust" |
1994 | ![]() |
イツハク・ラビン | ![]() |
中東へ平和を築く努力に対して |
![]() |
シモン・ペレス | ![]() | ||
1995 | ![]() |
ジョセフ・ロートブラット | ![]() ![]() |
for his efforts to diminish the part played by nuclear arms in international politics and, in the longer run, to eliminate such arms |
経済学賞
[編集]
年 | 受賞者 | 国 | 受賞理由 | |
---|---|---|---|---|
1970 | ![]() |
ポール・サミュエルソン | ![]() |
静学的および動学的経済理論の発展に対する業績と、経済学における分析水準の向上に対する積極的貢献を称えて |
1971 | ![]() |
サイモン・クズネッツ | ![]() |
経済および社会の成長に関する構造および過程を深く洞察するための経済成長に関する理論を実証的手法を用いて構築した功績を称えて |
1972 | ![]() |
ケネス・アロー | ![]() |
一般的経済均衡理論および厚生理論に対する先駆的貢献を称えて |
1973 | ![]() |
ワシリー・レオンチェフ | ![]() ![]() ![]() |
投入産出分析の発展と、重要な経済問題に対する投入産出分析の応用を称えて |
1975 | ![]() |
レオニート・カントロヴィチ | ![]() |
資源の最適配分に関する理論への貢献を称えて |
1976 | ![]() |
ミルトン・フリードマン | ![]() |
消費分析・金融史・金融理論の分野における業績と、安定化政策の複雑性の実証を称えて |
1978 | ![]() |
ハーバート・サイモン | ![]() |
経済組織内部での意思決定プロセスにおける先駆的な研究を称えて |
1980 | ![]() |
ローレンス・クライン | ![]() |
景気変動・経済政策を分析する上での経済的なモデル・手法の開発に対して |
1985 | ![]() |
フランコ・モディリアーニ | ![]() ![]() |
貯蓄と金融市場の先駆的な分析に対して |
1987 | ![]() |
ロバート・ソロー | ![]() |
経済成長理論への貢献を称えて |
1990 | ハリー・マーコウィッツ | ![]() |
資産形成の安全性を高めるための一般理論形成を称えて | |
マートン・ミラー | ![]() | |||
1992 | ![]() |
ゲーリー・ベッカー | ![]() |
非市場における行動を含めた広範にわたる人の行動と相互作用のミクロ経済学分析の応用を称えて |
1993 | ![]() |
ロバート・フォーゲル | ![]() |
経済史に経済理論や数量分析を導入 |
1994 | ジョン・ハーサニ | ![]() |
非協力ゲームの均衡の分析に関する理論の開拓を称えて | |
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ラインハルト・ゼルテン | ![]() | ||
1997 | ![]() |
マイロン・ショールズ | ![]() |
金融派生商品(デリバティブ)価格決定の新手法に対して |
2001 | ![]() |
ジョセフ・E・スティグリッツ | ![]() |
情報の非対称性を伴った市場の分析 |
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ジョージ・アカロフ | ![]() | ||
2002 | ![]() |
ダニエル・カーネマン | ![]() ![]() |
行動経済学と実験経済学という新研究分野の開拓への貢献を称えて |
2005 | ![]() |
ロバート・オーマン | ![]() ![]() |
ゲーム理論の分析を通じて対立と協力の理解を深めた功績を称えて |
2007 | ![]() |
レオニード・ハーヴィッツ | ![]() |
メカニズムデザインの理論の基礎を確立した功績を称えて |
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エリック・マスキン | ![]() | ||
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ロジャー・マイヤーソン | ![]() | ||
2008 | ![]() |
ポール・クルーグマン | ![]() |
貿易パターンと経済活動の立地に関する分析 |
2010 | ![]() |
ピーター・ダイアモンド | ![]() |
労働経済におけるサーチ理論に関する功績を称えて |
2012 | ![]() |
アルヴィン・ロス | ![]() |
安定配分理論と市場設計の実践に関する功績を称えて |
2016 | ![]() |
オリバー・ハート | ![]() |
契約理論に関する功績に対して |
2017 | ![]() |
リチャード・セイラー | ![]() |
行動経済学に関する功績 |
2021 | ![]() |
ヨシュア・アングリスト | ![]() ![]() |
因果関係の分析への方法論的貢献 |
2022 | ![]() |
ベン・バーナンキ | ![]() |
銀行と金融危機の研究に関する功績 |
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ダグラス・W・ダイアモンド | ![]() | ||
2023 | ![]() |
クラウディア・ゴールディン | ![]() |
労働市場における女性の成果の研究に関する功績 |