ja.wikipedia.org

位格 - Wikipedia

この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。このテンプレートの使い方
出典検索?"位格" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL
(2014年10月)

曖昧さ回避 この項目では、キリスト教の用語について説明しています。文法用語については「処格」をご覧ください。

位格(いかく)は、他者に対して区別される主体。また自己が成立つ個物のこと。特に、に対しては人格という言い方がされる。

歴史

[編集]

ラテン語でペルソナ(persona)、ギリシャ語でプロソポン(πρόσωπον)またはヒュポスタシス(υπόστασις)。 ギリシャ語の神学用語で、位格としてもっぱら使用されていたのは、ラテン語のペルソナに対応するプロソポンの方であった。またプロソポンは、本来「顔」また演劇に用いる仮面やキャラクターを意味し、一方、ヒュポスタシスは「実体」を意味するウーシア(ουσία)と同義として用いられていた。しかし、第1コンスタンティノポリス公会議で排斥されたサベリウス主義者がプロソポンを、三位一体の教理において「神が一人三役」という意味を表すために適用したため、代わりにヒュポスタシスが位格を表すために使用されるようになった。なお、ヒュポスタシスは「自立存在」と訳されるのが一般的である。