ja.wikipedia.org周波数分割複信 - Wikipedia 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 周波数分割複信(しゅうはすうぶんかつふくしん : Frequency Division Duplex)は、送信と受信にそれぞれ別の周波数を割り当て、全二重通信を行う電気通信技術である。複信の一方式であり周波数分割双方向伝送とも言う。 次のような特徴がある。 回路規模が小さい。 移動体通信の場合フェージングへの対応としてアンテナダイバシティしか行えない。 周波数帯域利用効率は、時分割複信よりやや劣る。 無線通信・移動体通信で広く用いられる。 通信衛星 マルチチャネルアクセス無線 : 第三者無線 自動車電話・船舶電話 携帯電話 TACS(アナログ) 第二世代携帯電話 : PDC 第三世代携帯電話 : cdmaOne・CDMA2000・W-CDMA Long Term Evolution 第3.9世代移動通信システム : 第4世代移動通信システム : また、ADSLなどのデジタル加入者線の多くでも用いられている。 伝送工学 時分割複信 (Time Division Duplex、TDD) : 時間軸圧縮を行い、同一周波数を用いて送信・受信を切り替えて行う全二重通信