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太子堂 (世田谷区) - Wikipedia

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太子堂
町丁

三軒茶屋駅 (2017年9月25日撮影)

地図北緯35度38分47秒 東経139度40分11秒 / 北緯35.646414度 東経139.669686度
日本の旗 日本
都道府県 東京都の旗 東京
特別区 世田谷区
地域 世田谷地域
人口情報2025年(令和7年)1月1日現在[1]
 人口 18,896 人
 世帯数 12,298 世帯
面積[1]
  0.845 km²
人口密度 22362.13 人/km²
郵便番号 154-0004[2]
市外局番 03(東京MA[3]
ナンバープレート 世田谷
ウィキポータル 日本の町・字
東京都の旗 ウィキポータル 東京都
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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太子堂(たいしどう)は、東京都世田谷区の地名である。現行行政地名は太子堂一丁目から太子堂五丁目。住居表示実施済区域。

同区の中央部やや北東に位置し、一丁目が国道246号の南にある以外はすべて国道246号の北に位置する。北に代沢、東に三宿池尻、南に三軒茶屋下馬、西に若林に接する。

鉄道の駅は、三軒茶屋駅西太子堂駅が設置され、幹線道路は、国道246号線、世田谷通り茶沢通りが通る。三軒茶屋駅周辺と世田谷通り沿いに商業地が広がり、その他は住宅地が多い。国道246号の南で一丁目7番地には学校法人昭和女子大学が位置し、幼稚園から大学院まで同じ校地に共存している。

河川は、東西に烏山川が流れるが暗渠化されて緑道となっている。地形的には一丁目は概ね平坦だが、二・四丁目と三・五丁目の中央を通る烏山川緑道に向かって、急な坂も点在している。

三軒茶屋駅周辺も太子堂になっておりキャロットタワー西友などの商業施設などが立ち並ぶ中に東急世田谷線(三軒茶屋駅)がキャロットタワーの地上中心部から出ている。太子堂本町周辺には聖徳太子を奉る円泉寺東京ワンタン本舗が存在している。二丁目には太子堂グループの創業時の本社が存在していたが、2015年に移転した。三丁目にはかつて国立小児病院が存在していたが、2002年2月に閉院となった。

住宅地の地価は、2024年令和6年)1月1日公示地価によれば、太子堂2-10-14の地点で88万1000円/m2となっている[4]

円泉寺が聖徳太子を奉っていることから太子堂と呼ばれていた。これが町名として採用された。荏原郡にあって太子堂村の記述は安土桃山時代頃から見られる。その後、世田谷村に合併されるなどし、現在に至る。

実施後 実施年月日 実施前(各町名ともその一部)
太子堂一丁目 1965年9月15日 太子堂町、池尻町、三宿町、三軒茶屋町、下馬町1の各一部
太子堂二丁目 太子堂町の一部
太子堂三丁目 太子堂町、三宿町の各一部
太子堂四丁目 太子堂町の一部
太子堂五丁目 太子堂町の一部

木造住宅密集地域もあることから、災害時の被害が最も懸念された地域である。同地区では1970年代より、地域住民主体のまちづくりが盛んな地域であり、世田谷区が住民参加のまちづくりを推進することを目的としてまちづくり懇談会を設置し、住民参加型の会議を作ったことがきっかけで始まっている。しかし、当初の段階では、地区住民の行政批判や住民同士の利害関係が顕在化し、順調な滑り出しとはいい難い面はあった。懇談会がなされた1年を経過した後、懇談会に参加した住民の中に次第に批判や要求ばかりでは地区内の問題は解決しないという機運が生まれ、住民の側にまちづくり協議会設置に向けた準備会が発足された。準備会では、(1) 住民主体のまちづくりを目指す、(2) 地域の住民が何時でも誰でも参加できる組織、(3) 合意形成に努める。(4) ハードばかりではなくソフトを含めた総合的なまちづくりを目指すことを原則として、82年にまちづくり協議会を正式発足させた。まちづくり協議会では、住民が主体的にまちづくりを考えるには基礎的な知識が必要であるという認識の下に、勉強会とまちあるき、まち点検の活動をはじめ、これが、近年まちづくりの分野で多用されるまちづくりワークショップの始まりとなっている。今日ではまちづくりの先進地区として、全国からの注目を集めている。

太子堂地区は特に前項にある通り、まちづくり、特に防災関連について地域を上げて力を入れている。地元町内会(特に太子堂5丁目や太子堂本町の町内会が中心)となり、公共施設(区立太子堂小学校や区立太子堂中学校等)を利用して年1回ほどのペースで防災訓練などが実施されている。訓練については「#太子堂地区の災害対策・防災訓練」を参照されたい。

  • 太中前広場
    • 区立太子堂中学校の西側に位置する小さな広場。植木などが置かれ同校の生徒が定期的に水やりを行っている。 災害時用の簡易トイレに使用するマンホールも設置されている。
  • 太子堂地区防災訓練
    • 区立太子堂中学校で年1回、11月(2006年)に実施される大掛かりな防災訓練。消防車や救急車も参加している。

以上の防災に対する経歴で太子堂地区や区立太子堂中学校が東京都知事から表彰を受けたり、小泉純一郎(当時)内閣総理大臣から内閣総理大臣賞を受賞したりしている災害対策の先進地域である。

2025年(令和7年)1月1日現在(世田谷区発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
太子堂一丁目 1,890世帯 3,047人
太子堂二丁目 3,081世帯 4,257人
太子堂三丁目 2,828世帯 4,762人
太子堂四丁目 1,997世帯 2,808人
太子堂五丁目 2,502世帯 4,022人
12,298世帯 18,896人

国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[5]

16,598

2000年(平成12年)[6]

16,511

2005年(平成17年)[7]

15,865

2010年(平成22年)[8]

18,102

2015年(平成27年)[9]

18,852

2020年(令和2年)[10]

19,527

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[5]

8,799

2000年(平成12年)[6]

9,671

2005年(平成17年)[7]

9,776

2010年(平成22年)[8]

11,045

2015年(平成27年)[9]

11,457

2020年(令和2年)[10]

12,039

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2018年4月時点)[11]

丁目 番地 小学校 中学校
太子堂一丁目 1~3番
4番1~16号、18〜19号
4番21・23号
4番25号〜最終号
世田谷区立池尻小学校 世田谷区立三宿中学校
13番1~16・20号
13番22号〜最終号
14~16番
世田谷区立中里小学校
4番17・20号
4番22・24号
5〜12番
13番17〜19・21号
世田谷区立三宿小学校
太子堂二丁目 1~13番
32~38番
14〜31番 世田谷区立太子堂小学校 世田谷区立太子堂中学校
太子堂三丁目 2~26番
1番
27〜38番
世田谷区立多聞小学校
太子堂四丁目 1~9番 世田谷区立三軒茶屋小学校
10〜33番 世田谷区立太子堂小学校
太子堂五丁目 全域

2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[12]

丁目 事業所数 従業員数
太子堂一丁目 145事業所 3,292人
太子堂二丁目 235事業所 2,187人
太子堂三丁目 104事業所 667人
太子堂四丁目 348事業所 7,837人
太子堂五丁目 117事業所 774人
949事業所 14,757人

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[13]

947

2021年(令和3年)[12]

949

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[13]

12,310

2021年(令和3年)[12]

14,757

  • 世田谷区役所太子堂出張所
  • 世田谷太子堂郵便局
  • 世田谷区立太子堂小学校
  • 世田谷幼稚園
  • 家庭幼稚園
  • 太子堂保育園
  • 都市型保育園ポポラー 東京三軒茶屋園
  • フューチャー児童園太子堂
  • キャロットタワー
  • 世田谷パブリックシアター
  • シアタートラム
  • 富士見湯
  • 円泉寺 - 豊山派[14]
  • 太子堂八幡神社[15]
  • 真龍庵 - 曹洞宗[16]
  • 最勝寺 (教学院、目青不動)- 天台宗
  1. ^ a b c 令和7年(2025)世田谷区の人口と世帯数(町丁目別)” (CSV). 世田谷区 (2025年1月1日). 2025年3月9日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
  2. ^ a b 太子堂の郵便番号”. 日本郵便. 2025年3月9日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  4. ^ 国土交通省 不動産情報ライブラリ”. 国土交通省. 2025年3月9日閲覧。
  5. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  6. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  7. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  8. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  11. ^ 通学区域”. 世田谷区 (2018年4月1日). 2019年9月29日閲覧。
  12. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  13. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  14. ^ 真言宗豊山派円泉寺|世田谷太子堂”. www.kotobuki-p.co.jp. 2024年3月1日閲覧。
  15. ^ 太子堂八幡神社 公式HP”. 太子堂八幡神社. 2024年3月1日閲覧。
  16. ^ 曹洞禅ナビ”. 曹洞禅ナビ. 2024年3月1日閲覧。
  17. ^ 郵便番号簿 2024年度版” (PDF). 日本郵便. 2025年3月9日閲覧。