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姿三四郎 (映画) - Wikipedia

姿三四郎 > 姿三四郎 (映画)

姿三四郎』(すがたさんしろう)は、富田常雄小説姿三四郎』を原作とする映画である。これまでに5度映画化されている。

1943年版

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黒澤明の監督デビュー作。

→詳細は「姿三四郎 (1943年の映画)」を参照

1955年版

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姿三四郎
監督 田中重雄
脚本 窪田篤人
青木義久
出演者 波島進
音楽 高田信一
撮影 西川庄衛
編集 長沢嘉樹
製作会社 東映東京撮影所
配給 東映
公開 日本の旗 1955年1月27日(第一部)
日本の旗 1955年2月1日(第二部)
上映時間 88分(第一部)
92分(第二部)
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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1955年(昭和30年)公開。東映製作・配給。監督は田中重雄モノクロスタンダード

スタッフ(1955年版)

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左から波島進、ボッブ・ブース、高千穂ひづる

キャスト(1955年版)

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第一部
第二部

1965年版

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姿三四郎
監督 内川清一郎
脚本 黒澤明
製作 黒澤明
田中友幸
出演者 加山雄三
音楽 佐藤勝
撮影 小泉福造
編集 庵原周一
製作会社 宝塚映画
黒澤プロダクション
配給 東宝
公開 日本の旗 1965年5月29日
上映時間 158分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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1965年(昭和40年)5月29日公開。宝塚映画・黒澤プロダクション製作、東宝配給。監督は内川清一郎モノクロ東宝スコープ、158分。

黒澤明脚本による1943年版の再映画化。併映作は『日本一のゴマすり男』(主演・植木等、監督:古澤憲吾)。

ロシアで1943年版の長呎版が発見されるまで、オリジナルの黒澤脚本に近い姿を見ることが出来るバージョンであると同時に、1945年の続編に於いて、国策で追加させられた場面をカットしたことで当時としては最も黒澤の意図を反映した作品となった。黒澤明と三船敏郎の名前がクレジットされた最後の作品でもある。

ストーリー

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明治十五年、柔術家を目指した姿三四郎は「心明活殺流」の門馬三郎を訪ねた。しかし、その夜三四郎は門馬ら同志六人と対決する矢野正五郎の強さと人柄に惚れ込み、矢野の門下生となった。矢野は“柔術”を“柔道”と名を改め、日本武道の地位を高めようと野心を燃やす若い指導者であった。月日は流れ、三四郎はその天禀を発揮して修道館の四天王にまで到達していたが、その強さにおぼれた。これを知った矢野は三四郎の高慢な態度をいさめた。はじめはこれに反撥した三四郎だったが、自らとびこんだ古池の中に咲く白い蓮の花を見て矢野の愛情に眼ざめた。そしてまた数カ月がたつたある日、道場に“良侈心当流”の檜垣源之助が挑戦してきた。

スタッフ(1965年版)

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キャスト(1965年版)

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1970年版

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姿三四郎
監督 渡辺邦男
脚本 渡辺邦男
製作 江夏浩一
園山蕃里
出演者 竹脇無我
音楽 牧野由多可
撮影 西前弘
編集 辻井正則
製作会社 松竹大船撮影所
配給 松竹
公開 日本の旗 1970年7月25日
上映時間 88分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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1970年(昭和45年)7月25日公開。松竹製作・配給。監督は渡辺邦男カラービスタ、88分。

スタッフ(1970年版)

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キャスト(1970年版)

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1977年版

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姿三四郎
監督 岡本喜八
脚本 隆巴
岡本喜八
製作 貝山知弘
出演者 三浦友和
音楽 佐藤勝
撮影 木村大作
編集 黒岩義民
製作会社 東宝映画
配給 東宝
公開 日本の旗 1977年10月29日
上映時間 143分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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1977年(昭和52年)10月29日公開。東宝映画製作、東宝配給。監督は岡本喜八カラーシネマスコープ、143分。

ワイヤーアクションや光学エフェクトなどの特撮が用いられているのが特徴[1]

スタッフ(1977年版)

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キャスト(1977年版)

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岡本喜八監督作品

1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代

脚注

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  1. ^ 破李拳竜「紘道館サーガ弐」『宇宙船』Vol.112(2004年5月号)、朝日ソノラマ、2004年5月1日、pp.116-118、雑誌コード:01843-05。

関連項目

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外部リンク

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