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携帯電話投げ - Wikipedia

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携帯電話投げ(けいたいでんわなげ、フィンランド語: Kännykänheitto、カンニュカンヘイット[1])とは、2000年フィンランドで始まった国際的なスポーツである。競技者は携帯電話を投げ、その飛距離やテクニックを競う。

通常以下の4つのカテゴリーがある[2]

  1. オリジナル(トラディショナル)部門:上手投げで飛距離を競う。上位3名。
  2. オリジナル・チーム部門:最高3人までの競技者が同時に1度だけ投げ、その合計飛距離で競う。
  3. フリースタイル部門:投げる際の振り付けの美しさと独創性を競う。
  4. ジュニア部門:12歳以下の子どもが対象。飛距離を競う。

競技で使用される携帯電話は各大会のみならず、一つの大会内の各競技者によっても異なる。これは220グラム以上ならどんな携帯電話でも良いとされているためである[3]

各大会によって自分で好みの電話を選べるものから、大会主催者側が用意するもの、一種類しか使用しないものまである。

2020年現在のルールは、以下の通り[2]

  • 主催者またはスポンサーが電話を提供する[4]
  • さまざまな種類の電話があり、重量は220gから400g。
  • すべての競技者は、提供されている電話のいずれかを選択できる。

携帯電話投げ世界選手権大会 (Mobile Phone Throwing World Championships) は2000年以来、毎年フィンランドのサヴォンリンナで開催されている。2020年度は8月20日開催予定。大賞は新しい携帯電話。

初の全国大会(フィンランド国外における全国大会)は2004年6月にノルウェートロンハイムで行われ、その後ベルギードイツオランダなど他のヨーロッパ諸国も大会を始めるようになった。初の冬季選手権大会は2005年2月にスイスシュトースで開かれた。英国選手権大会 ( British Championship) は毎年8月にロンドンのトゥーティング・ベック競技場にてエイス・デイ・UKとアクション・エイド・リサイクルの共同主催で行われている[5]

一般的に全国大会優勝者への賞は世界選手権大会へのエントリー(フィンランド・サヴォンリンナ旅行)である。多くの大会は携帯電話リサイクル団体によって支援されており、リサイクルの宣伝に一役買っている[3]

2019年6月現在。

2006年(第6回)世界選手権大会の記録[7]

  • オリジナル部門・男子
  • オリジナル部門・女子
  • オリジナル・チーム部門
  • フリースタイル部門・個人
  • フリースタイル部門・チーム
  • ジュニア部門