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斎王 - Wikipedia

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曖昧さ回避 斉王」とは異なります。
斎王まつりの斎王役

斎王(さいおう)または斎皇女(いつきのみこ)は、伊勢神宮または賀茂神社巫女として奉仕した未婚の内親王親王宣下を受けた天皇の皇女)または女王親王宣下を受けていない天皇の皇女、あるいは親王の王女)[1][2]。厳密には内親王の場合は「斎内親王」[3]、女王の場合は「斎女王」といったが、両者を総称して「斎王」と呼んでいる。

伊勢神宮の斎王は特に斎宮(さいぐう)、賀茂神社の斎王は特に斎院(さいいん)とも呼ばれた。斎宮の歴史は古く、『日本書紀』によれば崇神朝にその嚆矢が認められるが、制度的に整ったものが確認できるのは上代天武朝からで、源平合戦(治承・寿永の乱)で一時的に途絶してからは鎌倉時代を通じて徐々に衰退し、建武新政の崩壊をもって断絶するに至った。斎院平安時代初期の嵯峨朝に始まり、鎌倉時代に入っても継続していたが、承久の乱後の混乱の中でやはり断絶した[1]。伊勢では幕末に、津藩主藤堂高猷が再興を主張したが復活しなかった[4]

→詳細は「斎宮」および「斎院」を参照

  1. ^ a b 女官通解
  2. ^ デジタル大辞泉三省堂
  3. ^ 『日本大百科全書』小学館
  4. ^ 国史大辞典吉川弘文館

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