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正四面体 - Wikipedia

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正四面体
正四面体
正四面体
種別 正多面体デルタ多面体四面体
面数 4
面形状 正三角形
辺数 6
頂点数 4
頂点形状 3, 3, 3
33
シュレーフリ記号 {3, 3}
ワイソフ記号 3 | 2 3
| 2 2 2
対称群 Td
双対多面体 自己双対
特性 凸集合


展開図の例

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正四面体(せいしめんたい、せいよんめんたい、: regular tetrahedron)とは、4枚の合同正三角形を面とする四面体である。

最も頂点・面の数が少ない正多面体であり、最も頂点・辺・面の数が少ないデルタ多面体であり、アルキメデスの正三角錐である。また、3次元正単体である。

なお一般に、n 面体のトポロジーは一定しないが、四面体だけは1種類のトポロジーしかない。つまり、四面体は全て、正四面体と同相であり、正四面体の辺を伸ばしたり縮めたりしたものである。

正四面体のペトリー多角形
立方体の中の正四面体(アニメGIF
正四面体の対称性
  • 面の数は4、辺の数は6、頂点の数は4。これらは全て多面体で最少である。また、パスカルの三角形の第5段の2~4番目の数字でもある。
  • 頂点形状は正三角形であり、3本の辺と3枚の正三角形が集まる。これらはパスカルの三角形の第4段の2、3番目の数字である。
  • 自らと双対である(自己双対多面体)。
  • 対角線は存在しない。
  • ペトリー多角形正方形である。
  • 立方体 (±1, ±1, ±1) の4つの頂点 (1,1,1), (1,-1,-1), (-1,1,-1), (-1,-1,1) を結べば、正四面体になる。
  • 正四面体の辺の中点を結べば、正八面体になる。このとき4個の正四面体ができる。逆に正八面体の互い違いの4面を延長すると、正四面体になる。
  • 展開図は2通りあり、一方は正三角形、もう一方は平行四辺形になる。
  • 単独で空間充填は出来ないが、正八面体と組み合わせた空間充填は可能である。

対称性は、

  • 中心と頂点を通る直線について3回対称
  • 中心と辺の中点を通る直線について4回反対称、したがって線対称(2回対称)
  • 中心と辺を通る面について面対称

などである。

辺の長さ{\displaystyle a\,} とする。

面の面積 {\displaystyle A={{\sqrt {3}} \over 4}a^{2}} {\displaystyle \approx 0.433012702a^{2}}
表面積 {\displaystyle S=4A={\sqrt {3}}a^{2}} {\displaystyle \approx 1.732050808a^{2}}
高さ {\displaystyle h={\frac {\sqrt {6}}{3}}a} {\displaystyle \approx 0.816496581a}
体積 {\displaystyle V={\frac {1}{3}}Ah={{\sqrt {2}} \over 12}a^{3}} {\displaystyle \approx 0.117851130a^{3}}
辺と面のなす角 {\displaystyle \tan ^{-1}{\sqrt {2}}} {\displaystyle \approx 54.735610^{\circ }}
二面角 {\displaystyle \cos ^{-1}{\frac {1}{3}}=\tan ^{-1}{\sqrt {8}}} {\displaystyle \approx 70.528779^{\circ }}
中心と頂点を結ぶ直線のなす角 {\displaystyle {\frac {\pi }{2}}+\sin ^{-1}{\frac {1}{3}}=2\tan ^{-1}{\sqrt {2}}} {\displaystyle \approx 109.471221^{\circ }}
頂点の立体角 {\displaystyle 3\cos ^{-1}{\frac {1}{3}}-\pi =\cos ^{-1}{\frac {23}{27}}} {\displaystyle \approx 0.551285598\ \mathrm {sr} }
外接球(頂点を通る球)の半径 {\displaystyle R={\sqrt {\frac {3}{8}}}a} {\displaystyle \approx 0.612372436a}
内接球(面と接する球)の半径 {\displaystyle r={1 \over 3}R={1 \over {\sqrt {24}}}a} {\displaystyle \approx 0.204124145a}
中接球(辺と接する球)の半径 {\displaystyle r_{\mathrm {M} }={\sqrt {rR}}={1 \over {\sqrt {8}}}a} {\displaystyle \approx 0.353553391a}
傍接球の半径 {\displaystyle r_{\mathrm {E} }={1 \over {\sqrt {6}}}a} {\displaystyle \approx 0.408248290a}
頂点から傍心(傍接球の中心)までの距離 {\displaystyle {\sqrt {\frac {3}{2}}}a} {\displaystyle \approx 1.224744871a}
  • 正六面体 (切稜する)

  • 切頂四面体 (切頂する)

  • 正八面体 (更に深く切頂する)

  • 切頂八面体 (頂点と辺を削る)

  • 立方八面体 (Expansionを行う)

  • 正二十面体 (各面をねじる)

  • 星型八面体 (2つを複合させる)

  • 5個の正四面体による複合多面体

    5個の正四面体による複合多面体

  • 10個の正四面体による複合多面体

    10個の正四面体による複合多面体

  • デルタ六面体 (2つを貼り合わせる)

  • 正三角錐柱 (角柱を追加)

  • 正四角錐 (角の数を増やす)

  • 側錐三側錐欠損二十面体 (三側錐欠損二十面体を追加)

  • 三方四面体 (各面の中心を持ち上げる)

  • 正六面体 (各面の中心を更に持ち上げる)

    正六面体
    (各面の中心を更に持ち上げる)

  • 四方六面体 (各面と各辺の中心を持ち上げる)

    四方六面体
    (各面と各辺の中心を持ち上げる)

  • 菱形十二面体 (各面と各辺の中心を、四角形に分かれるように持ち上げる)

    菱形十二面体
    (各面と各辺の中心を、四角形に分かれるように持ち上げる)

  • 正十二面体 (各頂点をねじる)

  • 正四面体リング (輪状に並べる)

  • 正五胞体 (5つを4次元空間内で貼り合わせる)

    正五胞体
    (5つを4次元空間内で貼り合わせる)

  • 正十六胞体 (16個を4次元空間内で貼り合わせる)

    正十六胞体
    (16個を4次元空間内で貼り合わせる)

  • 正六百胞体 (600個を4次元空間内で貼り合わせる)

    正六百胞体
    (600個を4次元空間内で貼り合わせる)

ウィキメディア・コモンズには、四面体に関連するカテゴリがあります。

一様多面体
正多面体
半正多面体
星型正多面体
その他

カタランの立体
ジョンソンの立体
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星型多面体
ねじれ正多面体
面の数による分類
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