石原正敬 - Wikipedia
- ️Mon Nov 29 1971
石原正敬
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石原 正敬 いしはら まさたか | |
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生年月日 | 1971年11月29日(53歳) |
出生地 |
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出身校 | 名古屋大学教育学部卒業 |
前職 | 大学非常勤講師 |
所属政党 | 自由民主党(岸田派→無派閥) |
公式サイト | 石原まさたか公式ウェブサイト |
選挙区 | 比例東海ブロック(三重3区) |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2021年11月5日[1] - 2024年10月9日 |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 2007年3月3日 - 2019年3月2日 |
選挙区 | 三重郡選挙区 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2003年4月30日 - 2007年 |
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石原 正敬(いしはら まさたか、1971年11月29日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属。
三重県菰野町長(3期)、三重県議会議員(1期)、衆議院議員(1期)を務めた。
1971年(昭和46年)、三重県三重郡菰野町に生まれる。1990年(平成2年)に三重県立四日市南高等学校を卒業した。1994年(平成6年)に名古屋大学教育学部を卒業した。1999年(平成11年)に名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期課程を満期退学。その後名古屋大学で助手をしながら教育発達科学を研究し、非常勤講師として複数の大学の教壇に立つ。
2003年(平成15年)、菰野町の自民党県議であった伊藤作一の地盤を引き継ぐ形で三重県議会議員選挙に自由民主党公認で立候補し、当選[2]。
2007年(平成19年)2月4日に行われた町長選挙に県議の任期途中で辞職して立候補し初当選[3]。当選時、町長としては全国最年少。3月3日、町長就任[4]。2011年(平成23年)に再選、2015年(平成27年)に3選。
2019年(平成31年)、弁護士で予備校講師の柴田孝之に僅差で敗れ落選[5]。
2021年(令和3年)7月、年内に予定される第49回衆議院議員総選挙に自由民主党が三重3区の候補者として石原を擁立する方向で調整している事が報じられた[6]。同年10月31日の投開票の結果、選挙区では立憲民主党の岡田克也に大差で敗れたものの、重複立候補していた比例東海ブロックで復活当選した[7]。
2024年(令和6年)9月12日、自民党総裁選挙が告示され、旧岸田派からは林芳正と上川陽子の2人が立候補した。投票日前日の9月26日22時半頃、産経新聞は、麻生太郎が1回目の投票から高市早苗を支援するよう自派閥の議員に指示を出したとスクープした[8]。9月27日朝、岸田文雄首相は高市が決選投票に残る可能性が高いと踏み、「決選は高市氏以外。党員票が多い方に投じてほしい」と旧岸田派のメンバーに一気に指示を下ろした[9]。高市は1回目の議員投票で、報道各社の事前調査での30~40票を大きく上回る72票を獲得した[10]。党員数と合わせた得票数は1位だったが、決選投票で石破茂に敗れた。石原は1回目の投票では林に投じ[11]、決選投票については、中日新聞の取材に対し、投票先を公表しなかった[11]。
同年10月27日に投開票の第50回衆議院議員総選挙では、小選挙区では岡田に大差で敗れ、比例東海ブロックにおいても重複立候補者の中で最下位の惜敗率になり議席を失った[12]。
- 2021年(令和3年)10月9日、すなわち衆議院議員選挙公示の10日前、石原は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係者とともに「石原まさた支部長後援会 敬世会」を設立した。候補者の名前の1字と「世」を後援会名にするのは統一教会の特徴であり、石原は設立に際し、教団関連団体の世界平和連合の推認確認書に署名した。(1)憲法改正と安全保障体制強化、(2)家庭教育支援法と青少年健全育成基本法の制定、(3)同性婚合法化の慎重な扱い、(4)日韓トンネル実現推進、(5)共産主義勢力などへの攻勢阻止の「平和連合5項目」に同意した[13]。
- 2021年(令和3年)11月5日、世界平和連合の中部地区常任講師や国際勝共連合愛知県本部の代表を務めるS[14]は、5日前に実施された衆院選「第3地区」を総括する33ページにわたる内部資料を作成した。教団は日本を5地区に分けており、第3地区は東海北陸信越近県に及ぶ中部地区一帯を指す[15]。本部から「勝共推進国会議員の全員当選」の要請があったことが記され、上記の後援会設立時の写真も掲載された[13]。選挙結果のページでは、丹羽ら「新しくUPFに繋がった東海ブロック国会議員10人」[注 1]が記され、統一教会のフロント組織である天宙平和連合(UPF)と世界平和連合が一体となった政界工作であることが示された[16]。
- 2022年(令和4年)7月から8月にかけて、共同通信社は、全国会議員712人を対象に、統一教会との関わりを尋ねるアンケートを実施。8月31日に各議員の回答の全文を公表した。「旧統一教会またはその友好・関連団体等から選挙活動への支援、協力を受けた、あるいはその申し出を受けたことはあるか」との問いに対し、石原は「ない」と回答した[17][18]。ところが2024年10月25日配信の文春オンラインの記事により、上記のとおり、2021年の衆院選時に、事実上の政策協定である推薦確認書に署名していたことが判明した[13]。
当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 2003年三重県議会議員選挙 | 2003年4月13日 | 31 | 三重郡選挙区 | 自由民主党 | 1万3000票 | 38.06% | 2 | 1/3 | / |
当 | 2007年菰野町長選挙 | 2007年2月4日 | 35 | ーー | 無所属 | 1万3992票 | 68.13% | 1 | 1/2 | / |
当 | 2011年菰野町長選挙 | 2011年2月6日 | 39 | ーー | 無所属 | ーー票 | ーー | 1 | /1 | / |
当 | 2015年菰野町長選挙 | 2015年2月1日 | 43 | ーー | 無所属 | ーー票 | ーー | 1 | /1 | / |
落 | 2019年菰野町長選挙 | 2019年2月3日 | 47 | ーー | 無所属 | 9024票 | 49.32% | 1 | 2/2 | / |
比当 | 第49回衆議院議員総選挙 | 2021年10月31日 | 49 | 三重県第3区 | 自由民主党 | 8万1209票 | 35.95% | 1 | 2/2 | 7/9 |
落 | 第50回衆議院議員総選挙 | 2024年10月27日 | 52 | 三重県第3区 | 自由民主党 | 5万6630票 | 24.99% | 1 | 2/3 | 15/7 |
- ^ 令和3年11月5日中央選挙管理会告示第28号(令和三年十月三十一日執行の衆議院比例代表選出議員の選挙における衆議院名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件)
- ^ “三重県議会議員選挙(2003年4月13日)”. web.archive.org (2005年3月22日). 2024年11月26日閲覧。
- ^ 菰野町長選挙 平成19年2月4日執行
- ^ “三重県|選挙管理委員会事務局:任期満了日一覧(令和6年11月11日現在)”. www.pref.mie.lg.jp. 2024年11月26日閲覧。
- ^ “菰野町長選 柴田氏初当選、現職破る 投票率54.90%”. 伊勢新聞. (2019年2月4日) 2019年3月1日閲覧。
- ^ “次期衆院選 三重3区に石原氏擁立へ 前菰野町長、自民県連が調整”. 伊勢新聞. (2021年7月4日) 2021年7月6日閲覧。
- ^ “2021衆院選:激戦から一夜明け 比例復活喜びの声 /三重”. 毎日新聞. 2021年11月3日閲覧。
- ^ “<独自>自民・麻生副総裁が高市氏支持へ、麻生派議員にも指示 1回目から”. 産経新聞 (2024年9月26日). 2024年9月30日閲覧。
- ^ 『中日新聞』2024年9月28日付朝刊、11版、1面、「結局派閥 再生遠く 岸田首相が指示『決選は高市氏以外に』」。
- ^ 遠藤修平、園部仁史、高橋祐貴 (2024年9月27日). “麻生、安倍派は「消極的支持」で広がり欠く 決選投票で敗れた高市氏”. 毎日新聞. 2024年10月1日閲覧。
- ^ a b “自民総裁選、中部議員の投票先は… 「明かせない動きはある」垣間見えた派閥の影”. 中日新聞 (2024年9月28日). 2024年9月30日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “自由民主党 東海ブロック 比例代表候補者 衆議院選挙2024 -衆院選- NHK”. www.nhk.or.jp. 2024年11月3日閲覧。
- ^ a b c “《独占入手》自民党候補者の旧統一教会「推薦状」写真を一挙公開〈教団関係者と笑顔でガッツポーズも〉”. 文春オンライン (2024年10月25日). 2024年10月25日閲覧。
- ^ “政治資金収支報告書 国際勝共連合愛知県本部(令和4年分 定期公表)”. 愛知県選挙管理委員会 (2023年11月28日). 2024年3月28日閲覧。
- ^ “〈「教会内部資料」入手〉2021年衆院選、旧統一教会の自民党候補支援の実態を暴く”. 文春オンライン (2024年10月23日). 2024年10月23日閲覧。
- ^ a b “〈教団関係者と満面の笑みも〉旧統一教会施設で撮影された自民党候補たちの“証拠写真”を公開する《2021年衆院選》”. 文春オンライン (2024年10月24日). 2024年10月25日閲覧。
- ^ “旧統一教会との接点、全国会議員712人に聞いてみた【全回答の一覧付き】FAXで回答”. 共同通信 (2022年8月31日). 2022年8月31日閲覧。
- ^ “全国会議員712人アンケート 旧統一教会と政治の関係”. 共同通信 (2022年8月31日). 2022年8月31日閲覧。
- ^ “2022年4月号”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2022年3月25日) 2022年4月1日閲覧。
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