第86回天皇杯全日本サッカー選手権大会 - Wikipedia
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開催国 |
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参加チーム数 | 80 |
優勝 | 浦和レッズ |
準優勝 | ガンバ大阪 |
試合総数 | 79 |
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第86回天皇杯全日本サッカー選手権大会(だい86かい てんのうはいぜんにほんサッカーせんしゅけんたいかい)は、2006年(平成18年)9月17日から2007年(平成19年)1月1日まで開催された天皇杯全日本サッカー選手権大会である。
JリーグのJ1(18クラブ)、J2(13クラブ)に所属する全クラブに加え、JFL、大学から各1チーム、各都道府県予選を勝ち上がった47チーム、計80チームが本大会に出場した。
この大会の優勝チームは浦和レッドダイヤモンズで、Jリーグ発足後初の大会連覇を達成。またコンサドーレ札幌がJ2所属クラブとしては第81回の川崎フロンターレ以来、2チーム目のベスト4入りを果たした。
1回戦 | 9月17日 | 都道府県代表39チーム、大学シードチームの出場 |
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2回戦 | 9月23日[1] | 1回戦シード都道府県代表8チームの出場 |
3回戦 | 10月8日 | J2チーム、JFLシードチームの出場 |
4回戦 | 11月4日、5日[2] | J1チームの出場 |
5回戦 | 12月9日[3] | |
準々決勝 | 12月23日 | |
準決勝 | 12月29日 | |
決勝 | 2007年1月1日 | 国立霞ヶ丘競技場陸上競技場 |
- Honda FC(31回目)
- 立命館大学(6回目)
- 北海道 ノルブリッツ北海道FC(3回目)
- 青森県 八戸大学(6回目)
- 岩手県 岩手大学(3回目)
- 宮城県 ソニー仙台FC(9回目)
- 秋田県 TDK(13回目)
- 山形県 山形大学(初出場)
- 福島県 FCプリメーロ(7回目)
- 茨城県 流通経済大学(3回目)
- 栃木県 栃木SC(9回目)
- 群馬県 アルテ高崎(6回目)
- 埼玉県 尚美学園大学(初出場)
- 千葉県 ジェフ・クラブ(2回目)
- 東京都 法政大学(12回目)
- 神奈川県 神奈川大学(2回目)
- 山梨県 韮崎アストロス(11回目)
- 長野県 松本山雅FC(2回目)
- 新潟県 JAPANサッカーカレッジ(7回目)
- 富山県 YKK AP(11回目)
- 石川県 テイヘンズFC(10回目)
- 福井県 福井工業大学(3回目)
- 静岡県 静岡FC(2回目)
- 愛知県 愛知学院大学(7回目)
- 三重県 三重中京大学(3回目)
- 岐阜県 FC岐阜(初出場)
- 滋賀県 びわこ成蹊スポーツ大学(2回目)
- 京都府 同志社大学(9回目)
- 大阪府 関西大学(12回目)
- 兵庫県 バンディオンセ神戸(4回目)[6]
- 奈良県 高田FC(3回目)
- 和歌山県 初芝橋本高校(6回目)
- 鳥取県 SC鳥取(9回目)
- 島根県 FCセントラル中国(3回目)
- 岡山県 三菱自動車水島FC(8回目)
- 広島県 広島経済大学(2回目)
- 山口県 徳山大学(5回目)
- 香川県 カマタマーレ讃岐(8回目)
- 徳島県 徳島ヴォルティス・アマチュア(初出場)
- 愛媛県 愛媛FCユース(2回目)
- 高知県 高知大学(11回目)
- 福岡県 福岡大学(24回目)
- 佐賀県 佐賀大学(2回目)
- 長崎県 V・ファーレン長崎(初出場)
- 熊本県 ロッソ熊本(7回目)[7]
- 大分県 新日鐵大分(5回目)
- 宮崎県 宮崎産業経営大学(初出場)
- 鹿児島県 鹿屋体育大学(6回目)
- 沖縄県 FC琉球(3回目)
- ^ マッチナンバー28(東平尾公園博多の森球技場)は9月24日開催
- ^ 予備日11月8日。Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝進出チームが対象。(2006年は鹿島アントラーズとジェフ千葉)
- ^ 予備日12月16日。J1・J2入れ替え戦出場チームが対象。(2006年はアビスパ福岡)
- ^ トヨタ自動車工業サッカー部(15回出場)の出場回数を含む。
- ^ 鳥栖フューチャーズ(5回出場)の出場回数を含む。
- ^ 兵庫教員蹴球団(2回出場)の出場回数を含まない。
- ^ アルエット熊本(5回出場)の出場回数を含む。
2006年9月23日 | 尚美学園大学 | 0 - 2 | 栃木SC | 川越運動公園陸上競技場 | |
13:00 | 公式記録 (PDF) | 高秀賢史 ![]() 茅島史彦 ![]() |
観客数: 575人 主審: 勝又光司 |
2006年10月8日 | Honda FC | 1 - 0 | 高知大学 | ホンダ都田サッカー場 | |
13:00 | 鈴木弘大 ![]() |
公式記録 (PDF) | 観客数: 605人 主審: 早川一行 |
2006年12月23日 | ヴァンフォーレ甲府 | 0 - 2 | コンサドーレ札幌 | ユアテックスタジアム仙台 | |
13:02 | 公式記録 (PDF) | ![]() 加賀健一 ![]() |
観客数: 5,537人 主審: 吉田寿光 |
2007年元日の決勝に勝ち進んだのは、2006年のJ1を制し、シーズン二冠と天皇杯連覇を狙う浦和レッズと、「6度目の正直」でJリーグ発足後初めて決勝に勝ち進んだガンバ大阪の対戦となった。両チームは前年の天皇杯覇者(浦和)とシーズン覇者(G大阪)としてゼロックススーパーカップを皮切りにリーグ戦の開幕戦と最終戦と、いずれもシーズンの節目となるタイミングで対戦していた。この試合は浦和監督のギド・ブッフバルトのラストゲームであると同時に、G大阪の精神的支柱であったDF宮本恒靖の移籍前ラストゲームでもあった。
2006年シーズンの対戦成績は浦和の2勝1分けであったが、この日の浦和はシーズンのレギュラーメンバーであったFW田中達也とDF坪井慶介をけがで欠き、FWワシントン、MF三都主アレサンドロ、DF田中マルクス闘莉王がコンディション不良や移籍準備のためいずれもブラジルに帰国中、と大幅に戦力を落としており、ほぼベストメンバーをそろえたG大阪に試合開始直後から再三押し込まれた。G大阪の2トップ、播戸竜二とマグノ・アウベスが前半だけで2人あわせて7本のシュートを放つも、浦和のGK都築龍太が再三ファインセーブを見せるなど得点を許さず、前半はスコアレスドローで折り返す。
後半もG大阪の攻勢が続くが、これに対して浦和は反転攻勢をかけるべく62分にDF平川忠亮に代えてMF長谷部誠を、76分にMF小野伸二に代えてFW岡野雅行をそれぞれ投入。これが功を奏し、87分に長谷部のパスを受けた岡野がG大阪のDFをかわしてセンタリング、それを受けたFW永井雄一郎が右足でゴールを決め、浦和が先制。これを守りきった浦和が2年連続6度目(前身の三菱重工時代を含む)の、また1992年の日産FC横浜マリノス以来(Jリーグ発足後は初)となる連覇を成し遂げた。G大阪はシュート数で21本対6本と終始試合を圧倒しながら決定力不足が響いた。
- この節の出典
- 【第86回天皇杯決勝 浦和 vs G大阪:浦和レポート】光った都築の好セーブ。流れを変えた岡野投入。浦和、苦しみながらもG大阪を下し、天皇杯連覇を達成! - J's GOAL 2007年1月1日配信記事
- 【第86回天皇杯決勝 浦和 vs G大阪:G大阪レポート】浦和の3倍以上ものシュートを放つも1点が遠く。決定力不足に泣いたG大阪、決勝で散る。 - J's GOAL 2007年1月1日配信記事
- 明暗を分けた「勝利のメンタリティー」 - 宇都宮徹壱の天皇杯漫遊記2006 - スポーツナビ2007年1月2日配信記事
- 日本サッカー協会の公式ページによる天皇杯紹介
- 第86回天皇杯全日本サッカー選手権大会 - 日本サッカー協会