ボウ - Wikipedia
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この項目では、布などの結び目について説明しています。その他の用法については「ボー (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |



1990年、ホルスト・ゲハン
ボウ(英語: bow)もしくは蝶ネクタイは、服飾用語としては、体(首、腰など)に巻き付けた1本の紐や細長い布の両端を、蝶結びにしたもの。
衣服を留め合わせる技術としてはほかにボタン、ファスナーなどがあるが、それらより歴史は長い。そのほか、髪留めや、純粋に装飾として使われる。見た目が華やかなため、女性用の衣服やアクセサリーに特によく使われる。
ボウに結んだネクタイをボウタイ (bow tie, bowtie) と呼ぶ。これはネクタイの一種であり、男性のファッションである。襟下に挟むこともある。
ボウの種類
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ボウは歴史が長いため、下記のような様々なタイプが存在する。
- ボウタイ(蝶ネクタイ)
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- ピアネス・タイ(クリップ・オン、プレ・タイド)
- 初めから結び型があって、首の側面や後ろ側で金具、マジック テープなどで止める。 ツウ・タイ(バット・ボウ)
- 長い紐状のものを、 蝶型に手で結ぶ。 バタフライタイ
- 蝶が羽を広げたような形のもの。フォーマル用。 クラブボウタイ
- 結んだときに両翼が一直線になるもの。 スクエアボウタイ
- クラブボウタイの幅が3cm以下のもの。 チビタイ
- クラブボウタイの非常に小ぶりなもの。 ポインテッドエンドボウタイ
- 先端が三角にとがった形のもの。パーティー用。 シャルマンボウタイ
- 自分のサイズに合わせて、ハサミで切って結ぶもの。
関連項目
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- タキシード - 黒いボウを用いるためブラックタイと呼ばれる。
- 燕尾服 - 白いボウを用いるためホワイトタイと呼ばれる。
- 礼服
- クロスタイ - ボウを省略したもの。
- 国民服儀礼章 - 国民服に用いられた記章の一種。
- シボレー - ボウタイをブランドマークとしている。
- ネクタイ
- アスコット・タイ - 同じく礼装として使われる。
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