1979年の音楽 - Wikipedia
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1979年の音楽(1979ねんのおんがく)では、1979年(昭和54年)の音楽分野の動向についてまとめる。
- 洋楽ではドナ・サマー、ビージーズらによるディスコが、70年代最後のブームとなった[1]。
- スリーマイル島原発事故をきっかけに、9月に「ノー・ニュークス・コンサート」が開催された[2]。
- アメリカの音楽業界ではセールスが落ち込み、レコード返品が相次ぎ、リストラが強行された[3]。ディスコに偏りすぎたことも一因と見られた。
- 萩原健一[注 1]とBOROの競作となった「大阪で生まれた女」がヒット。
- サザンオールスターズ、杏里[4]らのニューミュージック系ミュージシャンが活躍した。ゴダイゴ[注 2]の「ガンダーラ」「Monkey Magic」「ビューティフル・ネーム」「銀河鉄道999」のシングル4曲が年間20位以内にランクし、連続ヒットとなった。
- 8月、『'オリコン全国ヒット速報(現:オリ★スタ)』が創刊された。
- 12月31日
- 最優秀歌唱賞 小林幸子/「おもいで酒」、最優秀新人賞 桑江知子/「私のハートはストップモーション」
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- 年間TOP50
- 出典・オリコン1979年
- 1位 渥美二郎:「夢追い酒」
- 2位 ジュディ・オング:「魅せられて」
- 3位 小林幸子:「おもいで酒」
- 4位 さだまさし:「関白宣言」
- 5位 千昌夫:「北国の春」
- 6位 ゴダイゴ:「ガンダーラ」
- 7位 西城秀樹:「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」
- 8位 アリス:「チャンピオン」
- 9位 牧村三枝子:「みちづれ」
- 10位 ピンク・レディー:「カメレオン・アーミー」
- 11位 サザンオールスターズ:「いとしのエリー」
- 12位 水谷豊:「カリフォルニア・コネクション」
- 13位 甲斐バンド:「HERO(ヒーローになる時、それは今)」
- 14位 ゴダイゴ:「銀河鉄道999 (THE GALAXY EXPRESS 999)」
- 15位 岸田智史:「きみの朝」
- 16位 金田たつえ:「花街の母」
- 17位 ゴダイゴ:「MONKEY MAGIC」
- 18位 桑名正博:「セクシャルバイオレットNo.1」
- 19位 ゴダイゴ:「ビューティフル・ネーム」
- 20位 山口百恵:「いい日旅立ち」
- 21位 サーカス:「アメリカン・フィーリング」
- 22位 さとう宗幸:「青葉城恋唄」
- 23位 円広志:「夢想花」
- 24位 松山千春:「季節の中で」
- 25位 ツイスト:「燃えろいい女」
- 26位 沢田研二:「カサブランカ・ダンディ」
- 27位 村木賢吉:「おやじの海」
- 28位 松山千春:「窓」
- 29位 西城秀樹:「ホップ・ステップ・ジャンプ」
- 30位 南こうせつ:「夢一夜」
- 31位 レイフ・ギャレット:「ダンスに夢中」
- 32位 八神純子:「みずいろの雨」
- 33位 松坂慶子:「愛の水中花」
- 34位 山口百恵:「美・サイレント」
- 35位 チューリップ:「虹とスニーカーの頃」
- 36位 山口百恵:「愛の嵐」
- 37位 ツイスト:「性」
- 38位 さだまさし:「親父の一番長い日」
- 39位 アリス:「夢去りし街角」
- 40位 布施明:「君は薔薇より美しい」
- 41位 さだまさし:「天までとどけ」
- 42位 敏いとうとハッピー&ブルー:「よせばいいのに」
- 43位 ヴィレッジ・ピープル:「Y.M.C.A.」
- 44位 ピンク・レディー:「ピンク・タイフーン (In The Navy)」
- 45位 柳ジョージ&レイニーウッド:「微笑の法則」
- 46位 松山千春:「夜明け」
- 47位 沢田研二:「OH! ギャル」
- 48位 ピンク・レディー:「ジパング」
- 49位 サザンオールスターズ:「気分しだいで責めないで」
- 50位 西城秀樹:「勇気があれば」
- 年間TOP50
※1978年12月4日付 - 1979年11月26日付(データはLPチャートでの集計)
- 1位 ゴダイゴ:『西遊記』
- 2位 さだまさし:『夢供養』
- 3位 サザンオールスターズ:『10ナンバーズ・からっと』
- 4位 岸田智史:『モーニング』
- 5位 ABBA:『ヴーレー・ヴー』
- 6位 アリス:『ALICE VII』
- 7位 アリス:『栄光への脱出 〜武道館ライブ』
- 8位 柳ジョージ&レイニーウッド:『YOKOHAMA』
- 9位 ABBA:『アライバル』
- 10位 松山千春:『歩き続ける時』
- 11位 ロッド・スチュワート:『スーパースターはブロンドがお好き』
- 12位 松山千春:『空を飛ぶ鳥のように 野を駈ける風のように』
- 13位 サウンドトラック:『交響詩銀河鉄道999』
- 14位 ビリー・ジョエル:『ニューヨーク52番街』
- 15位 ツイスト:『ツイストII』
- 16位 サウンドトラック:『グリース』
- 17位 八神純子:『素顔の私』
- 18位 南こうせつ:『こんな静かな夜』
- 19位 松山千春:『君のために作った歌』
- 20位 ABBA:『グレイテスト・ヒッツ24』
- 21位 中島みゆき:『親愛なる者へ』
- 22位 ゴダイゴ:『CMソング・グラフィティ』
- 23位 甲斐バンド:『甲斐バンド・ストーリー』
- 24位 谷村新司:『喝采』
- 25位 ビージーズ:『失われた愛の世界』
- 26位 渡辺貞夫:『モーニング・アイランド』
- 27位 サーカス:『ニュー・ホライズン』
- 28位 八神純子:『思い出は美しすぎて』
- 29位 スーパートランプ:『ブレックファスト・イン・アメリカ』
- 30位 矢沢永吉:『Kiss Me Please』
- 31位 ピンク・レディー:『ベスト・ヒット・アルバム』
- 32位 竹内まりや:『UNIVERSITY STREET』
- 33位 山口百恵:『曼珠沙華』
- 34位 ゴダイゴ:『OUR DECADE』
- 35位 松任谷由実:『OLIVE』
- 36位 庄野真代:『マスカレード』
- 37位 柳ジョージ&レイニーウッド:『Weeping in the rain』
- 38位 ドナ・サマー:『華麗なる誘惑』
- 39位 さだまさし:『私花集』
- 40位 アース・ウィンド・アンド・ファイアー:『ベスト・オブ・EW & F VOL.1』
- 41位 イーグルス:『ロング・ラン』
- 42位 アース・ウィンド・アンド・ファイアー:『黙示録』
- 43位 サウンドトラック:『熱中時代』
- 44位 ネイティブ・サン:『ネイティブ・サン』
- 45位 イルカ:『いつか冷たい雨が』
- 46位 クイーン:『ジャズ』
- 47位 レッド・ツェッペリン:『イン・スルー・ジ・アウト・ドア』
- 48位 オフコース:『Three and Two』
- 49位 渡辺貞夫:『カリフォルニア・シャワー』
- 50位 五輪真弓:『残り火』
開催日 | タイトル |
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12月31日 | ASAKUSA NEW YEAR ROCK FESTIVAL 80年への狙撃!! 紅白だけが祭りじゃない!! 7th 1979-1980 |
12月31日 | 第30回NHK紅白歌合戦 |
- 2月21日・22日 - ドゥービー・ブラザーズ
- 3月2日・3日 - リンダ・ロンシュタット
- 3月5日・6日 - ジャパン
- 3月7日・14日・15日・16日 - ロッド・スチュワート
- 3月19日・29日 - チープ・トリック
- 3月26日・27日・28日 - アース・ウィンド・アンド・ファイアー
- 4月13日・14日・23日・24日・25日 - クイーン
- 4月18日・19日・20日 - ボストン
- 4月26日 - ペリー・コモ
- 4月28日 - ロキシー・ミュージック
- 5月8日・9日 - ミッシェル・ポルナレフ
- 5月21日・22日 - ビリー・ジョエル
- 5月28日 - ディーヴォ
- 6月19日 - ドナ・サマー
- 7月2日 - 吉田拓郎
- 7月21日 - レス・マッケオン
- 8月20日 - 五木ひろし
- 8月24日 - イアン・ミッチェル・バンド
- 8月27日・28日・29日・30日・31日・9月3日・4日 - アリス
- 9月6日・7日 - ホワイトスネイク
- 9月13日 - ヴァン・ヘイレン
- 9月17日・18日・19日・25日 - イーグルス
- 10月19日 - 大場久美子
- 10月22日・23日 - サンタナ&エディー・マネー
- 11月4日 - 西城秀樹
- 11月12日・13日 - マーヴィン・ゲイ
- 11月26日 - 森進一
- 12月3日・4日 - エリック・クラプトン
- 12月5日 - 松山千春
- 12月19日 - ゴダイゴ
- 12月21日・22日 - 甲斐バンド
- 12月23日・24日 - 井上陽水/高中正義
- 12月25日 - 桑名正博
- 12月26日 - 原田真二
- 12月27日 - JOHNNY, LOUIS & CHAR
- 大賞
- 最優秀歌唱賞
- 最優秀新人賞
- 金賞
- 新人賞
- 大賞
- YOUNG MAN (Y.M.C.A.)/西城秀樹
- 放送音楽新人賞
- 私のハートはストップモーション/桑江知子
- HOW!ワンダフル/倉田まり子
- 放送音楽賞
賞 | 受賞作・受賞者 |
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第18回ポピュラーソングコンテストつま恋本選会 |
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第17回ポピュラーソングコンテストつま恋本選会 |
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第17回ゴールデン・アロー賞 |
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第12回下谷賞 |
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第12回日本有線大賞 |
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第12回全日本有線放送大賞 |
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第12回日本作詩大賞 |
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第12回新宿音楽祭 |
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第11回サントリー音楽賞 |
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第10回世界歌謡祭 |
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第9回モービル音楽賞 | |
第9回創作合唱曲公募 |
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第8回FNS歌謡祭 |
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第8回東京音楽祭 |
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第7回銀座音楽祭 |
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第7回ウィンナーワルド・オペラ賞 | |
第5回全日本歌謡音楽祭 |
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第5回横浜音楽祭 |
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第5回日本テレビ音楽祭 |
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第5回日本演歌大賞 |
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第5回ABC歌謡新人グランプリ |
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第4回南里文雄賞 | |
第4回ライオンリスナーズグランプリ・FM東京最優秀新人賞 |
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第3回長崎歌謡祭 |
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- 1月5日 - 能瀬慶子/アテンション・プリーズ
- 1月20日 - 柴田恭兵/君だけでいい
- 1月21日 - 倉田まり子/グラジュエイション
- 1月25日 - 桑江知子/私のハートはストップモーション
- 1月25日 - 畑中葉子/ロミオ&ジュリエット'79…ソロデビュー
- 1月25日 - 村上幸子/雪の越後を後にして
- 2月1日 - 日高美子/お元気ですかお父さん
- 2月25日 - ポップコーン/ブルーロマンス薬局
- 3月20日 - 川崎公明(現・加川明)/ひとりにしてくれ
- 3月25日 - 石川優子/沈丁花
- 4月 - SHŌGUN/男達のメロディー
- 4月 - ミルク/ザ・あれから いちねん
- 4月21日 - 川島なお美/シャンペンNo.5
- 4月25日 - BIBI/スカイ・ピクニック
- 5月21日 - WHY/Shine on
- 5月25日 - 井上望/ルフラン
- 5月25日 - カシオペア/CASIOPEA
- 5月25日 - 沢田聖子/キャンパススケッチ
- 6月21日 - さとうあき子/ブルーバタフライ
- 7月1日 - 松原のぶえ/おんなの出船
- 7月20日 - マリリン(マリーン)/Love Me
- 7月21日 - 大滝裕子/A BOY
- 7月25日 - P-MODEL/美術館で会った人だろ
- 8月25日 - 一風堂/もっとリアルに
- 8月25日 - スペクトラム/トマト・イッパツ/SPECTRUM
- 8月25日 - チャゲ&飛鳥(現・CHAGE and ASKA)/ひとり咲き
- 9月5日 - 門あさ美/ファッシネイション
- 9月21日 - 明石家さんま/Mr.アンダースロー
- 10月1日 - 久保田早紀/異邦人 -シルクロードのテーマ-
- 10月1日 - 須藤薫/やさしい都会
- 10月21日 - ヒカシュー/20世紀の終りに
- 11月5日 - 松原みき/真夜中のドア〜Stay With Me
- 11月21日 - クリスタルキング/大都会…厳密には再デビュー
- 12月1日 - バラクーダ/日本全国酒飲み音頭
- 12月1日 - 比企理恵/恋のローラーブーツ
- 12月5日 - 戸田恵子/シャアが来る(再デビュー)
- 12月10日 - 沢田富美子/ノルマーリナ・ミーシャ(好きだわミーシャ)
- 不明 - TELEX/『テクノ革命』
- 不明 - 内海美幸/いのち唱(再デビュー)
- 不明 - おすぎとピーコ/ザ・パーティー
- 不明 - マリーwithメデューサ
- カーニバル
- ガールズ
- 風
- バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ(1983年再結成)
- 日暮し
- ヴィドルジェ
- ブライアン・オーガーズ・オブリヴィオン・エクスプレス(1995年再結成)
- ポーツマス・シンフォニア
- 四人囃子(1989年以降、しばしば再結成)
- ザ・ランナウェイズ
- リトル・フィート(1987年再結成)
- 外道( - 1982年)
- ^ http://www.pineshistory.org/history-disco/
- ^ Herman, Robin (September 24, 1979). “Nearly 200,000 Rally to Protest Nuclear Energy”. New York Times: p. B1
- ^ 「リズム&ブルースの死」ネルソン・ジョージp.308、早川書房
- ^ http://music-calendar.jp/2017083101
- ^ ABBA 1975 ABBA 2023年9月1日閲覧