KDE Plasma 6 - Wikipedia
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KDE Plasma 6
![]() | |
![]() KDE Plasma 6デスクトップ | |
作者 | KDE |
---|---|
開発元 | KDE |
初版 | 2024年2月28日 (12か月前)[1] |
最新版 |
6.3.3 / 2025年3月11日 (8日前) |
最新評価版 |
6.0 / 2024年2月28日 (12か月前) |
リポジトリ |
![]() |
プログラミング 言語 | C++、QML |
対応OS | Linux、Unix系 |
プラットフォーム | KDE |
サポート状況 | 開発中 |
種別 |
グラフィカルシェル ウィジェットエンジン デスクトップ環境 |
ライセンス | GPL及びLGPL |
公式サイト | kde.org |
テンプレートを表示 |
KDE Plasma 6 (ケーディーイー・プラズマ・シックス) は、第6世代のKDEデスクトップ環境である。KDE Plasma 6はKDE Plasma 5の後継で、2024年2月28日に最初のバージョンがリリースされた[2]。
概要
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KDE Plasma 6は、KDE Plasma 5から進化した第6世代のデスクトップ環境で、Qt 6[3]とKDE Frameworks 6を基盤として構築されている。Waylandのサポートが強化されており、デフォルトでの使用が推奨されている。新たなアニメーションとエフェクトが導入され、ユーザーインターフェースのデザインがより洗練され、アプリケーション間の遷移やウィンドウの動きがより滑らかになった。それ以外にもカラー管理の強化、HDRサポートの拡張、視覚障害者向けの補正カラー フィルターの追加、デスクトップ切り替え時のスクロール領域の挙動変更などの様々な変更が施された。
変更点
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ディスプレイサーバ
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KDE Plasma 6は、X11の代わりに新しいディスプレイサーバであるWaylandをデフォルトで採用しており(X11も使用可能)、使用が推奨されている。これにより、より効率的な描画とセキュリティの向上が図られた。
新しいアニメーションとエフェクト
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Plasma 6では、ウィンドウの切り替え、最小化、最大化時のアニメーションが改善され、よりスムーズな動きを実現している。ウィンドウには強化されたドロップシャドウ効果が追加され、ウィンドウが浮いているような視覚効果がさらに強化されている。ウィンドウの透過や背景ぼかしなどの透明効果も改善され、よりリアルで魅力的なデザインが実現されている[4]。
パフォーマンス
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KDEアプリケーションで使用される設定ファイルの検索速度が35%から40%向上し、設定変更やアプリケーションの起動処理が最適化された。システム設定インターフェースの応答性が向上し、Discoverアプリケーションマネージャーの起動時間が短縮され、ユーザーエクスペリエンスが改善されている[5]。
デフォルトテーマ
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新しいデフォルト設定として、パネルがフローティング形式で表示されるようになった。透過効果の強化が行われ、視覚的に美しく、スタイリッシュなデザインが提供されている。ユーザーが透明度を調整することも可能[6]。
アプリケーション
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Plasma 6では、Dolphinでのツールバーやステータスバーのボタンをキーボードから操作できるようになった。Discoverでもユーザーインターフェースが改良され、背景色の変更、アプリケーションカードの配置改善、サイドバーの動作更新などが行われた。
評価
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KDE Plasma 6は、ユーザーエクスペリエンス、パフォーマンス、カスタマイズ性において改善が評価されている。特に、フォントレンダリング、Waylandサポート、デスクトップの応答性が向上し、全体的な使用感が改善されている[7]。ただし、起動直後のメモリ使用量が約1300MBに達し、従来のPlasma 5と比較して増加している点が一部のユーザーにとって懸念事項となっている。ただ、Plasma 6は、ユーザーインターフェース[8]、パフォーマンス[7]、カスタマイズ性[9]において改善が見られており、KDE Plasma 6に対する評価は全体的に好意的である[3][8][9]。
バージョン履歴
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バージョン | リリース日 | おもな新機能と変更点 |
---|---|---|
6.0 | 2024年2月28日[10][11] | Qt 6とKDE Frameworks 6を採用。デフォルトのディスプレイサーバにWaylandを採用、ルック&フィールに大幅な変更[12]。 |
6.1 | 2024年6月18日[13][11] | リモートデスクトップの統合。
カスタマイズ機能の拡充、セッションの復元機能の改善[14]。 |
6.2 | 2024年10月8日[15][11] | 描画タブレットのサポート向上[15]、電源管理の改善、アクセシビリティの向上、ユーザーインターフェースの改良[16]。 |
6.3 | 2025年2月11日[17] | グラフィックと表示の改善、システムモニタリングと通知の強化、Kickoffメニューのアイコン表示。 |
6.4 | [18] | KRunnerの強化[18]。 |
凡例 サポート終了 サポート中 現行バージョン 将来のリリース |
脚注
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- ^ “KDE MegaRelease 6 KDE’s next mega release is here!”. KDE (2024年2月28日). 2025年3月16日閲覧。
- ^ “KDE MegaRelease 6” (英語). KDE Community. 2025年3月16日閲覧。
- ^ a b “KDEのPlasma 6リリース”. www.qt.io. 2025年3月16日閲覧。
- ^ “KDE Plasma 6.3がパネルクローン、ピクセルパーフェクトなKWinズームを搭載してリリースされました。”. ja.linux-terminal.com. 2025年3月16日閲覧。
- ^ “KDE はウォームアップし、この最終段階で全体的な改善を示します”. https://ja.linuxadictos.com/. 2025年3月16日閲覧。
- ^ “KDE Plasma Linux デスクトップを最大限に活用する 7 つの方法”. ja.linux-console.net. 2025年3月16日閲覧。
- ^ a b Arindam (2024年3月28日). “KDE Plasma 6 Experience: A Practical Review” (英語). DebugPoint.com. 2025年3月16日閲覧。
- ^ a b “Linux その191 - KDE Plasma 6の開発状況・パネルに新しい可視モード追加やUIの改善など”. kledgeb. 2025年3月16日閲覧。
- ^ a b “Linux 用 Plasma 6.0 を 1 週間使ってみました。そのハイライトは次のとおりです。”. ja.linux-console.net. 2025年3月16日閲覧。
- ^ “KDE MegaRelease 6” (英語). www.kde.org. 2025年3月16日閲覧。
- ^ a b c “KDE Plasma” (英語). endoflife.date (2025年3月12日). 2025年3月16日閲覧。
- ^ “KDEプロジェクト、KDE Plasma 6を含む「KDE MegaRelease 6」をリリース”. gihyo.jp (2024年3月1日). 2025年3月16日閲覧。
- ^ “Plasma 6.1” (英語). KDE Community (2024年6月18日). 2025年3月16日閲覧。
- ^ “KDE、デスクトップ環境「KDE Plasma 6.1」リリース”. Think IT(シンクイット). 2025年3月16日閲覧。
- ^ a b “Plasma 6.2” (英語). KDE Community (2024年10月8日). 2025年3月16日閲覧。
- ^ “Plasma 6.2 は、目に見えないものに重点を置いたデスクトップのバージョンであり、Wayland の改善点が強調されています。”. Example News. Example Inc. (2024年8月10日). 2025年3月16日閲覧。
- ^ “Plasma 6.3” (英語). KDE Community (2025年2月11日). 2025年3月16日閲覧。
- ^ a b “This Week in Plasma: Great Stuff for 6.4” (英語). KDE Blogs (2025年3月1日). 2025年3月16日閲覧。
関連項目
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外部リンク
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ウィキメディア・コモンズには、KDE Plasma 6に関連するカテゴリがあります。
- Plasma 利用者向けのwiki
- Plasma 開発者向けのwiki
- KDE Plasma Documentation
- KDE GitHub
- DebugPoint.com KDE Plasma 6レビュー
- Linux Terminal Blog KDE Plasma 6レビュー
- Reddit KDE Community
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