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OG・アヌノビー - Wikipedia

  • ️Thu Jul 17 1997

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OG・アヌノビー
OG Anunoby

トロント・ラプターズでのアヌノビー
(2021年)

ニューヨーク・ニックス  No.8
ポジション SF / SG
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 イギリスの旗 イギリス
生年月日 1997年7月17日(27歳)
出身地 ロンドン
身長 201cm (6 ft 7 in)
体重 109kg (240 lb)
キャリア情報
高校 ジェファーソン・シティ高等学校英語版
大学 インディアナ大学
NBAドラフト 2017年 / 1巡目 / 全体23位[1]
プロ選手期間 2017年–現在
経歴
20172023トロント・ラプターズ
2023ニューヨーク・ニックス
受賞歴

Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com

Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

オグアグア・アヌノビー・ジュニアOguagua Anunoby Jr., 1997年7月17日 - )は、イギリスロンドン出身のプロバスケットボール選手。NBAニューヨーク・ニックスに所属している。ポジションはスモールフォワードまたはシューティングガード

ミズーリ州ジェファーソンシティ・ハイスクールでプレーし、4年目のシーズンに平均19.1得点、8.6リバウンドを記録し、その年のミズーリ州のミスター・バスケットボールの最終候補に選ばれた[1]。2014年10月、インディアナ大学に進学することを表明した[2]

インディアナ大学でのフレッシュマンシーズンは34試合に出場し平均4.9得点、2.6リバウンド、0.5アシストを記録した[3][4]。ソフィモアシーズンはThe Sporting Newsの選ぶプレシーズンのオール・アメリカンに選出された[5]。2017年1月17日に行われたペンシルベニア州立大学戦で右膝を負傷し手術を受けることになりシーズンが終了した[6]。2017年4月10日に2017年のNBAドラフトへのエントリーを表明した[7]

2017年6月22日に行われたNBAドラフトにて1巡目全体23位でトロント・ラプターズから指名され[8]、7月9日にラプターズとのルーキー契約に合意した[9]。11月14日のヒューストン・ロケッツ戦で16得点、2リバウンド、1アシスト、1スティールを記録し、チームは129-113で勝利した[10]

2019年1月29日にライジング・スターズ・チャレンジのワールドチームのメンバーとして選出された。同年4月に虫垂切除術を受け、プレーオフの全休を余儀なくされた。このシーズン、チームはフランチャイズ史上初となるNBAチャンピオンを獲得し[11]、アヌノビー自身は全休したもののNBAチャンピオンを獲得した史上初のイギリス人選手となった。

2020年3月1日のデンバー・ナゲッツ戦でキャリアハイとなる7スティールを含む32得点、7リバウンド、3アシストを記録したが、チームは118-133で敗れた[12]。9月3日に行われたボストン・セルティックスとのプレーオフカンファレンス準決勝の第3戦でブザービーターとなる3ポイントシュートを含む12得点、10リバウンド、1アシスト、3スティール、2ブロックを記録し、チームは104-103で辛勝した[13]

10月21日にラプターズとの4年総額7,200万ドルの延長契約に合意した。2021年1月24日のインディアナ・ペイサーズ戦でシーズンハイとなる30得点を含む8リバウンド、5スティールを記録し、チームは107-102で辛勝した。なお、ラプターズの選手が複数の試合で30得点、5リバウンド、5スティール以上を記録したのは、カワイ・レナードに次いでフランチャイズ史上2人目であった。

11月1日のニューヨーク・ニックス戦でシーズンハイとなる36得点を含む6リバウンド、2アシストを記録し、チームは113-104で勝利した。2022年2月25日のシャーロット・ホーネッツ戦で右指を骨折する怪我を負い[14]。3月3日に2週間の欠場をすることが発表された[15]

11月16日のマイアミ・ヒート戦でシーズンハイとなる32得点を記録し、チームは112-104で勝利した。このシーズン、アヌノビーはシーズン平均1.9スティールを記録して自身初となるスティール王を受賞し、フランチャイズ史上初かつスティール王を受賞した初のイギリス人選手となった。また、自身初となるNBAオールディフェンシブセカンドチームにも選出された[16]

2023年12月30日にRJ・バレットイマニュエル・クイックリー、ドラフト2巡目指名権とのトレードで、プレシャス・アチュワマラカイ・フリンと共にニューヨーク・ニックスへ移籍した[17]。2024年1月1日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でニックスデビューを果たして17得点、6リバウンドを記録し、チームは112-106で勝利した[18]。2月8日に右肘の手術を受け、その後に1ヶ月の欠場を余儀なくされた[19]

7月6日にニックスとの5年総額2億1,000万ドルの再契約に合意した[20]。11月25日のデンバー・ナゲッツ戦でキャリアハイとなる40得点を記録し、チームは145-118で勝利した。

イングランドロンドンで生まれ、ミズーリ州ジェファーソンシティで育った。父親はリンカーン大学で教授をしている[21]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  優勝シーズン     リーグリーダー
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2017–18 TOR 74 62 20.0 .471 .371 .629 2.5 .7 .7 .2 5.9
2018–19 67 6 20.2 .453 .332 .581 2.9 .7 .7 .3 7.0
2019–20 69 68 29.9 .505 .390 .706 5.3 1.6 1.4 .7 10.6
2020–21 43 43 33.3 .480 .398 .784 5.5 2.2 1.5 .7 15.9
2021–22 48 48 36.0 .443 .363 .754 5.5 2.6 1.5 .5 17.1
2022–23 67 67 35.6 .476 .387 .838 5.0 2.0 1.9* .7 16.8
2023–24 27 27 33.3 .489 .374 .717 3.9 2.7 1.0 .5 15.1
NYK 23 23 34.9 .488 .394 .791 4.4 1.5 1.7 1.0 14.1
通算 418 344 29.1 .474 .376 .745 4.3 1.6 1.3 .5 12.0
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2018 TOR 10 10 23.8 .558 .448 .727 2.1 .7 .6 .4 7.9
2019

虫垂切除術の為不出場

2020 11 11 35.7 .455 .415 .643 6.9 1.2 1.0 1.2 10.5
2024 NYK 9 9 36.0 .505 .410 .615 6.0 1.1 .9 1.0 15.1
通算 36 36 32.6 .492 .400 .676 4.9 1.3 .9 .8 12.1
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2015–16 インディアナ 34 0 13.7 .569 .448 .476 2.6 .5 .8 .8 4.9
2016–17 16 10 25.1 .557 .311 .563 5.4 1.4 1.3 1.3 11.1
通算 50 10 17.4 .563 .365 .522 3.5 .8 1.0 .9 6.8
  1. ^ Mr. Show-Me Finalist”. Mobca.org (2015年4月10日). 2018年3月7日閲覧。
  2. ^ Hoosiers land 2015 wing OG Anunoby
  3. ^ IU player profile: High hope for OG Anunoby
  4. ^ Indiana's OG Anunoby could be the NBA's next great lockdown defender
  5. ^ Anunoby Third-Team All-American”. SportingNews.com (2016年11月5日). 2018年3月7日閲覧。
  6. ^ Anunoby out for season”. ESPN.com (2017年1月20日). 2018年3月7日閲覧。
  7. ^ Hoosiers' OG Anunoby to enter draft, hire agent”. ESPN.com (2017年4月10日). 2018年3月7日閲覧。
  8. ^ Person of Interest: New Raptors draft pick OG Anunoby”. Sportsnet.ca (2017年6月22日). 2017年10月20日閲覧。
  9. ^ Raptors Sign First-Round Pick OG Anunoby”. Toronto Raptors (2017年7月9日). 2017年10月20日閲覧。
  10. ^ OG Anunoby scores 16 in first career start for RaptorsOG Anunoby scores 16 in first career start for Raptors”. numberfire (2017年11月15日). 2018年2月28日閲覧。
  11. ^ OG Anunoby wins NBA Championship with Toronto Raptors”. Indiana Daily Student. 2020年2月16日閲覧。
  12. ^ OG Anunoby has career night in loss”. Fansided.com (2020年3月2日). 2020年3月2日閲覧。
  13. ^ Geagan, Matthew (2020年9月4日). “OG Anunoby Beats Buzzer In Game 3, Raptors Hand Celtics First Loss Of Postseason”. CBS 2020年9月4日閲覧。
  14. ^ Wimbish, Jasmyn (2022年2月25日). “OG Anunoby injury update: Raptors forward sidelined with fractured right ring finger”. CBS Sports 2022年2月26日閲覧。
  15. ^ Sources: Anunoby out two weeks to rest finger” (英語). ESPN.com (2022年3月3日). 2022年3月3日閲覧。
  16. ^ Jaren Jackson Jr. headlines 2022-23 Kia NBA All-Defensive teams” (英語). NBA.com. 2023年5月9日閲覧。
  17. ^ New York Knicks Acquire OG Anunoby, Precious Achiuwa, and Malachi Flynn” (英語). www.nba.com. 2023年12月30日閲覧。
  18. ^ Maresca, Drew (2024年1月1日). “Biggest takeaways from OG Anunoby's Knicks debut after trade with Raptors”. ClutchPoints.com. 2024年1月1日閲覧。
  19. ^ Katz, Fred (2024年2月8日). “Knicks’ OG Anunoby has surgery to remove loose bone fragment from right elbow”. The Athletic. 2024年2月9日閲覧。
  20. ^ NEW YORK KNICKS RE-SIGN OG ANUNOBY”. NBA.com (2024年7月6日). 2024年7月6日閲覧。
  21. ^ How OG Anunoby went from an undiscovered recruit to a March Madness sensation”. sbnation.com. 2017年6月24日閲覧。