ja.wiktionary.org

禺 - ウィクショナリー日本語版

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

  • 象形。由来は不詳ながら、甲骨文字の形(「」と近似)から蛇に似たある種の動物と推定されている[字源 1]
    • 説文解字』では「」+「」と誤って分析されているが、「禸」は装飾的な筆画に由来し、単独の文字としては存在しない[字源 2]
  1. 黄徳寛主編 『古文字譜系疏証』 商務印書館、2007年、964頁。
  2. 劉釗 『古文字構形学』 福建人民出版社、2006年、23-24頁。
」を音符とする形声文字 (諧声域=*NGO)
疑母
一等平声 侯韻
上声 厚韻
去声 候韻
入声 屋韻 -
疑母
三等C平声 虞韻 𪃍
(鍾韻:𩤛
上声 麌韻 𤸒
去声 遇韻
入声 燭韻
  1. おながざる
  2. 「禺」を含む漢字(寓、隅、偶等)の代用字。

*

*

文字コード (文字集合規格)
-
  • KS X 1002: 0x684D
字典掲載
康熙字典 848ページ, 5文字目
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) 24886
新潮日本語漢字辞典 (2008) 8176
角川大字源 (1992) 6777
講談社新大字典 (1993) 11289
大漢語林 (1992) 7947
三星漢韓大辞典 (1988) 1269ページ, 24文字目
漢語大字典 (1986-1989) 4巻, 2533ページ, 4文字目