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フィリピン大統領選、ドゥテルテ市長がリード拡大=世論調査 | ロイター

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  • ️Fri May 06 2016

[マニラ 5日 ロイター] - フィリピンで来週9日の大統領選挙を控えた世論調査が1―3日に実施され、ダバオ市のロドリゴ・ドゥテルテ市長(71)が支持率33%を維持し、2位のグレース・ポー上院議員との差を広げた。

民間調査会社ソーシャル・ウェザー・ステーションズの調べによると、ポー上院議員の支持率は22%となり、1週間前の調査から2%ポイント低下した。3位は、アキノ大統領が後継に指名したマヌエル・ロハス前内務自治相で20%。4位はビナイ副大統領の13%だった。

ドゥテルテ市長は銀行に数百万ペソの隠し財産があるとの疑いが浮上したが、「フィリピンのドナルド・トランプ氏」とあだ名される無遠慮な態度や、犯罪に対する強硬姿勢で、人気は衰えていない。

フィリピン選挙改革研究所長のラモン・カシプル氏は「ドゥテルテ市長への支持は現政権への不満と怒りを示す反対票であって、実際には本人を支持するものではない」との見方を提示。「何も変わらなければ、ドゥテルテ市長が勝利するだろう」と述べた。

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