菜(サイ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
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デジタル大辞泉 「菜」の意味・読み・例文・類語
な【菜】
1 葉・茎を食用とする草本。菜っ葉。「サラダ菜」
2 油菜あぶらな。「菜の花」
[類語]野菜・蔬菜・青物・青果・洋菜・果菜・花菜・根菜・葉菜・茎菜・青菜・葉物・花物・実物・花卉・菜っ葉・若菜・有色野菜・緑黄色野菜
さい【菜】
[類語]料理・おかず・副食・総菜・調理・割烹かっぽう・煮炊き・炊事・クッキング・膳ぜん・膳部・食膳・ご馳走ちそう・佳肴かこう・酒肴しゅこう・調味・ディッシュ
精選版 日本国語大辞典 「菜」の意味・読み・例文・類語
さい【菜】
- 〘 名詞 〙
- ① 食用とする草。野菜。青物。
- [初出の実例]「米菜塩醤等の、いろいろのもの、ましますとまをすべし」(出典:正法眼蔵(1231‐53)示庫院文)
- [その他の文献]〔礼記‐学記〕
- ② 酒や飯に添えて食うものの総称。副食物。おかず。そえもの。
- [初出の実例]「魚売る女有けり。〈略〉味ひの美かりければ、此を
(やく)と持成して菜
(さいのれう)に好みけり」(出典:今昔物語集(1120頃か)三一)
- 「はたらきは三人まへのがうのもの べんたういそげさいはなくとも〈増重〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)四)
- [初出の実例]「魚売る女有けり。〈略〉味ひの美かりければ、此を
菜の語誌
上代に副食物を広く指す語として使われた、和語の「な」に当たるものとして「菜」の字が使われてきたが、後に音読したサイの形が一般語となった。食用とする野菜の意で「菜」が使われることもあったが、中世には、「一汁二菜」のように副食物を指すようになる。近世には、サイが一般語として使われるが、上方では「番菜」、江戸では「惣菜」という語が一般化する。
な【菜】
普及版 字通 「菜」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
デジタル大辞泉プラス 「菜」の解説
和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「菜」の解説
動植物名よみかた辞典 普及版 「菜」の解説
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
世界大百科事典(旧版)内の菜の言及
【野菜】より
…食用のために栽培する草本。蔬菜(そさい)ともいい,俗に青物とも呼ぶ。現在の用語法ではこのようになっているが,本来の語義からするとこれは誤用であり,また,野菜と蔬菜も同義ではなかった。…
※「菜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」