中村幸昭さん死去 96歳 三重・鳥羽水族館の設立者
- ️毎日新聞
- ️Wed Mar 13 2024
![中村幸昭さん=2001年7月7日撮影](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2024/03/13/20240313k0000m040358000p/9.jpg?1)
ジュゴンやラッコの飼育で知られる鳥羽水族館(三重県鳥羽市)の設立者で名誉館長の中村幸昭(なかむら・はるあき)さんが12日、老衰のため伊勢市内の高齢者施設で亡くなった。96歳。葬儀は15日午後1時、JA葬祭虹のホールとば(鳥羽市若杉町762)。後日お別れの会を予定している。喪主は長女睦美(むつみ)さん。
1955年に父とともに鳥羽水族館を設立。76年に世界で初めて人工飼育下でスナメリの赤ちゃんを、84年には、日本で初めてラッコの赤ちゃんを誕生させた。80~2005年に館長を務め、鳥羽水族館を伊勢志摩観光の拠点施設に育てた。希少な海洋生物の保護や研究にも力を入れ、各国との共同調査にも尽力した。1994年に藍綬褒章、2004年に旭日小綬章。
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