【随時更新】第48回日本アカデミー賞(2025年)受賞結果まとめ
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第48回日本アカデミー賞の授賞式が本日3月14日に東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催。この記事では21時からのテレビ放送に合わせ、各部門の最優秀賞を発表していく。以下リストの★印が最優秀賞受賞者・受賞作品だ。
優秀作品賞
「キングダム 大将軍の帰還」
★「侍タイムスリッパー」
「正体」
「夜明けのすべて」
「ラストマイル」
最優秀作品賞は「侍タイムスリッパー」。自主制作での受賞という快挙に、監督の安田淳一は「本当に驚いております」、キャストの山口馬木也は「たった1館から始まりましたが、多くの方やお客様のおかげでこんなにキラキラした場所に立てております」と感慨深げに思いを語った。
優秀アニメーション作品賞
「がんばっていきまっしょい」
「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」
「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」
「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(100まんドルのみちしるべ)」
★「ルックバック」
最優秀アニメーション作品賞を受賞した「ルックバック」からは、監督の押山清高、キャストの河合優実らがステージに上がった。河合は「世界の皆さんに届くことをワクワクしながら待っていたので、うれしいと同時に『やっぱり!』とも思っています」と押山を祝福した。
優秀監督賞
佐藤信介「キングダム 大将軍の帰還」
塚原あゆ子「ラストマイル」
★藤井道人「正体」
三宅唱「夜明けのすべて」
安田淳一「侍タイムスリッパー」
最優秀監督賞は「正体」の藤井道人。彼は「これからもインディーズスピリッツで映画を作り続けたい。感謝の気持ちを忘れず、楽しい映画業界を作っていけるようがんばります」と意気込み、ステージを降りたあと同作の主演・横浜流星と喜びを分かち合った。
優秀脚本賞
入江悠「あんのこと」
大島里美「九十歳。何がめでたい」
小寺和久 / 藤井道人「正体」
野木亜紀子「カラオケ行こ!」
★野木亜紀子「ラストマイル」
安田淳一「侍タイムスリッパー」
「ラストマイル」で最優秀脚本賞に輝いた野木亜紀子は「4年前に受賞したとき、今度はオリジナルで戻って来たいと話しました。無事に戻って来ることができました!」と晴れやかな表情でスピーチした。
優秀主演男優賞
綾野剛「カラオケ行こ!」
草なぎ剛「碁盤斬り」
山口馬木也「侍タイムスリッパー」
山崎賢人「キングダム 大将軍の帰還」
★横浜流星「正体」
最優秀主演男優賞は「正体」の横浜流星。横浜は「(『正体』の監督である)藤井道人監督とは出会って10年になります」と懐かしみ、「藤井組でこの場にいられることは、自分の中で大きな意味を持ちます」と受賞の喜びを口にした。
優秀主演女優賞
石原さとみ「ミッシング」
上白石萌音「夜明けのすべて」
★河合優実「あんのこと」
草笛光子「九十歳。何がめでたい」
満島ひかり「ラストマイル」
最優秀主演女優賞は「あんのこと」の河合優実に与えられた。河合は「信じられない気持ち」と驚きながらも、「私は未熟で新参者ですが、今日、敬愛する大先輩の方々に囲まれて『映画の世界に足を踏み入れてよかった』と心の底から思っています」と真摯に伝えた。
優秀助演男優賞
内野聖陽「八犬伝」
★大沢たかお「キングダム 大将軍の帰還」
岡田将生「ラストマイル」
佐藤二朗「あんのこと」
山田孝之「正体」
「キングダム 大将軍の帰還」で大将軍・王騎を演じた大沢たかおが、最優秀助演男優賞を受賞。大沢は「主演の山崎賢人くんをはじめ、今日ここに来れていないスタッフの皆さんにもずっと助けられながら、演じさせていただきました」と関係者たちに感謝した。
優秀助演女優賞
芦田愛菜「はたらく細胞」
清原果耶「碁盤斬り」
土屋太鳳「八犬伝」
山田杏奈「正体」
★吉岡里帆「正体」
最優秀助演女優賞は「正体」の吉岡里帆。吉岡は、能登半島地震復興祈念舞台「まつとおね」の公演中のためオンラインで授賞式に参加し、「『正体』は私の人生にとって、とてもとても重要な作品になりました」と述べた。
優秀撮影賞
川上智之「正体」
★佐光朗「キングダム 大将軍の帰還」
関毅「ラストマイル」
相馬大輔「ゴールデンカムイ」
安田淳一「侍タイムスリッパー」
優秀照明賞(※撮影賞に準ずる)
上野甲子朗「正体」
★加瀬弘行「キングダム 大将軍の帰還」
川里一幸「ラストマイル」
佐藤浩太「ゴールデンカムイ」
土居欣也 / はのひろし / 安田淳一「侍タイムスリッパー」
優秀音楽賞
大間々昂「正体」
★世武裕子「カラオケ行こ!」
得田真裕「ラストマイル」
やまだ豊「キングダム 大将軍の帰還」
Face 2 fAKE「はたらく細胞」
主題歌賞
Mrs. GREEN APPLE
今年新設された主題歌賞は、映画「ディア・ファミリー」の主題歌「Dear」を手がけたMrs. GREEN APPLEへ。メンバーを代表して大森元貴(Vo, G)は「主題歌は映画と歌の架け橋であると考えています。映画の邪魔をしてはいけないと思いながら、映画に関わった方々に最大のラブレターを送る気持ちで、精一杯真心を込めて作らせていただいています」と挨拶した。
優秀美術賞
磯見俊裕 / 露木恵美子「ゴールデンカムイ」
沖原正純「十一人の賊軍」
小澤秀高「キングダム 大将軍の帰還」
松本真太朗「正体」
★三浦真澄「はたらく細胞」
優秀録音賞
浦田和治「十一人の賊軍」
金杉貴史「はたらく細胞」
西條博介「ラストマイル」
★横野一氏工「キングダム 大将軍の帰還」
米澤徹(録音) / 浜田洋輔(整音)「正体」
優秀編集賞
板部浩章「ラストマイル」
今井剛「キングダム 大将軍の帰還」
古川達馬「正体」
松尾浩「はたらく細胞」
★安田淳一「侍タイムスリッパー」
優秀外国作品賞
「哀れなるものたち」
★「オッペンハイマー」
「関心領域」
「シビル・ウォー アメリカ最後の日」
「花嫁はどこへ?」
新人俳優賞
齋藤飛鳥 「【推しの子】-The Final Act-」
渋谷凪咲 「あのコはだぁれ?」
山田杏奈 「ゴールデンカムイ」 「正体」
赤楚衛二 「六人の嘘つきな大学生」 「もしも徳川家康が総理大臣になったら」
板垣李光人 「八犬伝」 「はたらく細胞」 「陰陽師0」
越山敬達 「ぼくのお日さま」
齋藤潤 「カラオケ行こ!」
森本慎太郎 「正体」
※原則として映画初出演でなくても、主演・助演クラスの大役を演じ、印象を与えた俳優が対象
新人俳優賞は齋藤飛鳥、渋谷凪咲、山田杏奈、赤楚衛二、板垣李光人、越山敬達、齋藤潤、森本慎太郎(SixTONES)へ。ステージに上がった7人は、「今とても幸せです」「一歩一歩大切に歩んで行きたい」「また胸を張ってここに帰って来れるよう、精進したい」と思い思いに挨拶した。
話題賞
作品部門
「帰ってきた あぶない刑事」
作品部門は「帰ってきた あぶない刑事」が獲得。主演の舘ひろしと柴田恭兵はそろって登壇し、舘は「終わるつもりが帰ってきちゃって……詐欺みたい。こんな賞をいただけて、申し訳ない気持ちでいっぱい」、柴田は「大勢の『あぶ刑事』ファンが何度も映画館に足を運んでくれたおかげで、話題賞を受賞できたと思っています」と話した。
俳優部門
森本慎太郎(SixTONES)「正体」
話題賞の俳優部門は森本慎太郎(SixTONES)。「正体」での演技が評価され、新人俳優賞にも輝いた彼は「普段はSixTONESというアイドルグループでいろんなステージに立っていますが、この舞台は相当緊張します」と素直な思いを言葉にした。
協会特別賞
市丸洋(装飾・小道具)
河東努(ドルビーサウンドコンサルタント)
百瀬達夫(塗装・エイジング)
森賢正(ラインプロデューサー)
会長功労賞
倉本聰(脚本)
木村大作(監督・撮影)
里見浩太朗(俳優)
渡辺美佐子(俳優)
会長特別賞
協会栄誉賞
※草なぎ剛のなぎは弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記
※山崎賢人の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記