JP4085148B2 - High frequency snare - Google Patents

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡を通して体腔内に送り込まれ、体腔粘膜の一部を焼灼、切開する高周波スネアに関する。
【０００２】
【背景技術】
現在、内視鏡を用いて生検（バイオキプシー）や治療が行われている。
【０００３】
この場合、内視鏡を通じて電気メスとしての高周波スネアを挿入し、この高周波スネアによってポリープなどの隆起した病巣個所を切除して体外に取り出すようにしており、このような生検は、特にポリペクトミーと呼ばれる。
【０００４】
この高周波スネアは、内視鏡に挿入できる極細径の可撓管にワイヤの先端をループ状にした導電性のスネアループを進退自在に挿通したもので、スネアループに対向する端部はワイヤに通電するための電極部とされている。
【０００５】
ポリペクトミーを実施するときは、被験者の体腔に内視鏡を挿入し、高周波スネアを内視鏡を通じて体腔に送り込み、内視鏡を見ながら、体腔内のポリープなど隆起した病巣にスネアループを引っ掛け、可撓管の位置はそのままにワイヤを引くことによって、可撓管のスネアループ側端部とスネアループとの間で目的の病巣を緊縛し、高周波電源に接続した電極部を介してワイヤに高周波電流を通電することにより、緊縛した病巣を焼灼し、把持鉗子等によって体外につまみ出すようにしている。
【０００６】
【特許文献１】
特開平４−１４６７４３号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
このようなスネアループを有する高周波スネアを用いてポリペクトミーを行う場合、ポリープの頭部が大きい場合などにスネアループをかけるのが不可能であったり、あるいは、困難であったりするという問題がある。
【０００８】
また、スネアループをポリープ等にかけた場合、ポリープ等の奥側は死角となり、スネアループがポリープに対して適切な部位でかかっているかどうかの判断が困難であるという問題がある。
【０００９】
本発明の目的は、ポリープ等の頭部が大きい場合でも確実にポリペクトミーを実施することができ、しかも、ポリープ等の死角となる部分での確認を行うことなくポリペクトミーを実施することができる高周波スネアを提供することにある。
【００１２】
また、先端を開いてよく見えている手前側の組織のみを捉えて切開することができ、死角となる奥側の部位の確認を行うことなく切開を行うことができる。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の高周波スネアは、可撓管と、前記可撓管にスライド可能に挿通され、かつ、電極に接続された操作ワイヤと、前記操作ワイヤの先端に設けられ、かつ先端が開閉可能な一対の把持部材にて形成された先端処置具とを有し、
内視鏡を通して体腔内に送り込まれ、体腔粘膜の一部を焼灼、切開する高周波スネアにおいて、
前記可撓管は、絶縁性の外筒と、この外筒内にスライドかつ回転可能に挿入され、内部で前記操作ワイヤをスライド可能にすると共に、前記外筒に対し前記先端処置具をスライドかつ回転可能にする導電性の内筒とを有し、
前記外筒に外筒内面に貫通させて前記内筒と接触可能に前記電極が取り付けられて前記操作ワイヤへと通電可能にされると共に、
前記外筒の基端にはスライド用ハンドルが設けられ、
前記内筒の基端部にはストッパー兼回転用ハンドルが前記外筒の基端から突出した状態で設けられ、
前記ストッパー兼回転用ハンドルの基端にストッパーを有する柄が突出形成され、
前記柄にスライド可能に係合されて前記ストッパー兼回転用ハンドルと前記ストッパーとの間で移動可能にされた操作ワイヤ用のスライド式の引き手が取り付けられていることを特徴とする。
【００１４】
本発明によれば、先端処置具は、先端が開閉可能な一対の把持部材にて形成されているため、スネアループの場合と異なり、ループ内にポリープ等を挿入する必要がなく、ポリープ等の頭部が大きい場合でも先端を開いて組織を捉えればよく、ポリープ等の頸部を直接切開していくことができる。
【００１５】
また、先端を開いてよく見えている手前側の組織のみを捉えて切開することができ、死角となる奥側の部位の確認を行うことなく切開を行うことができる。
【００１６】
さらに、可撓管を絶縁性の外筒と、この外筒にスライドかつ回転可能に挿入された導電性の内筒とで構成することにより、先端処置具によるポリープ等の把持と、先端処置具及び内筒の外筒内への引き込みを行うことができ、処置具と組織の接触面積を減らした状態で、電流を切開する組織に集約して電流密度を高めることができる。
【００１７】
また、外筒内面に貫通させて内筒と接触可能に電極を取り付けることで、可撓管を２重筒とした場合においても、確実に操作ワイヤへ通電を行うことができ、しかも、内筒の回転により、先端処置具の自由回転ができることとなる。
【００２４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【００２５】
図１〜図３は、本発明の一実施の形態に係る高周波スネアを示す図である。
【００２６】
この高周波スネア１０は、内視鏡を通して体腔内に送り込まれ、体腔粘膜の一部を焼灼、切開するもので、可撓管１２と、操作ワイヤ１４と、先端処置具１６とを有している。
【００２７】
可撓管１２は、外筒１８と、内筒２０とを有している。
【００２８】
外筒１８は、四フッ化エチレンのような絶縁性のシースにて形成され、基端には、スライド用ハンドル２２が設けられている。
【００２９】
内筒２０は、金属コイルシース等からなる導電性のもので、外筒１８内にスライドかつ回転可能に挿入されている。
【００３０】
また、この内筒２０の基端部には、絶縁性のストッパー兼回転用ハンドル２４が外筒１８の基端から突出した状態で取り付けられ、このストッパー兼回転用ハンドル２４の基端にストッパー２６を有する柄２８が突出形成され、この柄２８の基端に親指をかけるリング３０が回転可能に取り付けられている。
【００３１】
操作ワイヤ１４は、ステンレス等からなる金属製のもので、内筒２０内にスライド可能に挿通され、基端側に金属棒３２が取り付けられ、この金属棒３２の基端に柄２８にスライド可能に係合されてストッパー兼回転用ハンドル２４とストッパー２６との間で移動可能にされたスライド式の引き手３４が取り付けられている。
【００３２】
先端処置具１６は、操作ワイヤ１４の先端に設けられ、内筒２０の先端から突出した状態とされている。
【００３３】
この先端処置具１６は、把持鉗子のような形状をした、先端が開閉可能な一対の把持部材３６にて形成され、スライド用の引き手３４を柄２８に沿ってスライドさせることで、内筒２０の先端より進退動し、把持、把持解除を行えるようになっている。
【００３４】
また、先端処置具１６の先端付近には、図２に示すように、先端処置具１６が内筒２０内に埋没するのを防止するストッパー３８が膨出状態で形成され、先端処置具１６が内筒２０内に完全に埋没して、先端処置具１６の締め付けによってポリープ等の把持部分がちぎれてしまうのを防止するようにしている。
【００３５】
また、先端処置具１６の径Ｌは、０．５〜１．０ｍｍとされている。
【００３６】
さらに、先端処置具１６の先端には、図３に示すように、各把持部材３６を噛み合わせる凹凸部４４を形成することで、先端処置具１６によるポリープ等の把持を確実に行うことができるようにしている。
【００３７】
また、外筒１８の基端部付近に、ソケット４０が取り付けられ、このソケット４０内に外筒１８内面に貫通させて内筒２０と接触可能に電極４２が取り付けられ、操作ワイヤ１４へと通電可能にしている。
【００３８】
この電極４２は、外筒１８の内面から弾力的に内筒２０の外面に接することにより通電することができるような構造を有し、外筒１８に対し、内筒２０が自由回転して導電性が保たれるようになっている。
【００３９】
また、外筒１８の内面に親水性コーティングを施すことで、内筒２０の回転をより容易にして、より一層先端処置具１６の自由回転を可能としている。
【００４０】
次に、このような高周波スネア１０を使用する際には、内視鏡を通して体腔内に送り込んだ状態で、リング３０内に親指を挿入し、他の指でスライド用引き手３４を操作し、この引き手３４を先端側にスライドさせると、操作ワイヤ１４を介して先端処置具１６が内筒２０の先端より前進して把持部材３６が開く状態となる。
【００４１】
このような状態で、先端処置具１６によりポリープ等を把持すればよく、この把持操作に際しては、ストッパー兼回転用ハンドル２４を把持して回転させることで、先端処置具１６を自由回転させることができ、操作を容易に行うことができる。
【００４２】
また、先端処置具１６が所定の角度でポリープ等を把持可能な状態で、引き手３４をストッパー２６側へスライドさせると、把持部材３６の先端が閉じ、ポリープ等を把持することとなる。
【００４３】
この場合、把持部材３６の先端には、凹凸部４４が形成されているため、ポリープ等を確実に把持することができ、しかも、把持部材３６にはストッパー３８が形成されているため、把持部材３６が必要以上に内筒２０内に引き込まれるのを防止して、ポリープ等の把持部分がちぎれてしまうのを防止することができる。
【００４４】
そして、この状態で、スライド用ハンドル２２を操作し、内筒２０及び先端処置具１６をそのままの状態で維持した状態とし、外筒１８内に先端処置具１６及びポリープ等を引き込み、先端処置具１６とポリープ等の接触面積を減らした状態で、電流を切開する組織に集約して電流密度を高めることで焼灼、切開すればよい。
【００４５】
このように、ポリープ全体をループに通す必要がなく、先端処置具１６が開いて組織を捉えるため、ポリープ等の頸部を直接切開していくことができる。
【００４６】
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態に変形可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態に係る高周波スネアの断面図である。
【図２】先端処置具を図１のII方向から見た部分側面図である。
【図３】先端処置具を図１のIII方向から見た部分正面図である。
【符号の説明】
１０ 高周波スネア
１２ 可撓管
１４ 操作ワイヤ
１６ 先端処置具
１８ 外筒
２０ 内筒
３６ 把持部材
４２ 電極
４４ 凹凸部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a high-frequency snare that is fed into a body cavity through an endoscope to cauterize and incise a part of the body cavity mucosa.
[0002]
[Background]
Currently, biopsy (biopsy) and treatment are performed using an endoscope.
[0003]
In this case, a high-frequency snare as an electric knife is inserted through an endoscope, and a raised lesion such as a polyp is removed by this high-frequency snare and taken out of the body. Such a biopsy is particularly effective with polypectomy. be called.
[0004]
This high-frequency snare is an ultra-thin flexible tube that can be inserted into an endoscope, and a conductive snare loop with the tip of the wire in a loop shape is movably inserted. The end facing the snare loop is connected to the wire. It is an electrode part for energizing.
[0005]
When performing polypectomy, insert an endoscope into the body cavity of the subject, send a high-frequency snare to the body cavity through the endoscope, and while looking at the endoscope, hook a snare loop on a raised lesion such as a polyp in the body cavity, By pulling the wire without changing the position of the flexible tube, the target lesion is bound between the snare loop side end of the flexible tube and the snare loop, and the wire is connected to the high-frequency power via the electrode connected to the high-frequency power source. By energizing the current, cauterized lesions are cauterized and are picked out of the body by grasping forceps or the like.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Laid-Open Patent Publication No. 4-146743
[Problems to be solved by the invention]
When polypectomy is performed using a high-frequency snare having such a snare loop, there is a problem that it is impossible or difficult to apply the snare loop when the head of the polyp is large.
[0008]
Further, when the snare loop is applied to a polyp or the like, there is a problem in that it is difficult to determine whether or not the snare loop is applied at an appropriate portion with respect to the polyp.
[0009]
An object of the present invention is to provide a high-frequency snare that can reliably perform a polypectomy even when the head of a polyp or the like is large, and that can perform a polypectomy without performing confirmation at a blind spot such as a polyp. Is to provide.
[0012]
In addition, the incision can be performed by grasping only the near-side tissue that is clearly visible with the tip opened, and the incision can be performed without confirming the back-side portion that is a blind spot.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the high-frequency snare of the present invention, a flexible tube is slidably inserted into the flexible tube, and an operating wire connected to the electrode, provided at the distal end of said operating wire And a tip treatment tool formed of a pair of gripping members whose tips can be opened and closed ,
In a high-frequency snare that is sent into a body cavity through an endoscope, cauterizing and incising part of the body cavity mucosa,
The flexible tube is inserted into an insulating outer cylinder and is slidably and rotatably inserted into the outer cylinder, and the operation wire can be slid inside, and the distal treatment instrument is slid with respect to the outer cylinder. A conductive inner cylinder that allows rotation ;
The outer cylinder is contactable to the electrode and the inner cylinder by penetrating the outer cylinder inner surface is to enable energization to the operating wire is attached to Rutotomoni,
A sliding handle is provided at the base end of the outer cylinder,
A stopper and rotation handle is provided at the base end of the inner cylinder in a state of protruding from the base end of the outer cylinder,
A handle having a stopper is projected and formed at the base end of the stopper-rotating handle,
A sliding puller for an operation wire, which is slidably engaged with the handle and is movable between the stopper / rotation handle and the stopper, is attached .
[0014]
According to the present invention, since the distal treatment instrument is formed by a pair of gripping members whose distal ends can be opened and closed, unlike the case of a snare loop, there is no need to insert a polyp or the like in the loop, Even when the head is large, it is only necessary to open the tip and grasp the tissue, and a neck such as a polyp can be incised directly.
[0015]
In addition, the incision can be performed by grasping only the near-side tissue that is clearly visible with the tip opened, and the incision can be performed without confirming the back-side portion that is a blind spot.
[0016]
Further, the flexible tube is composed of an insulating outer cylinder and a conductive inner cylinder which is inserted into the outer cylinder so as to be slidable and rotatable. In addition, the inner cylinder can be drawn into the outer cylinder, and the current density can be increased by concentrating the current in the incised tissue while reducing the contact area between the treatment tool and the tissue.
[0017]
In addition, by attaching the electrode so as to penetrate the inner surface of the outer cylinder so as to be in contact with the inner cylinder, even when the flexible tube is a double cylinder, the operation wire can be reliably energized, and the inner cylinder Rotation of the tip treatment instrument can be freely rotated.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0025]
1 to 3 are diagrams showing a high-frequency snare according to an embodiment of the present invention.
[0026]
The high-frequency snare 10 is fed into a body cavity through an endoscope, cauterizing and incising a part of the body cavity mucosa, and has a flexible tube 12, an operation wire 14, and a distal treatment instrument 16. .
[0027]
The flexible tube 12 has an outer cylinder 18 and an inner cylinder 20.
[0028]
The outer cylinder 18 is formed of an insulating sheath such as tetrafluoroethylene, and a sliding handle 22 is provided at the proximal end.
[0029]
The inner cylinder 20 is a conductive one made of a metal coil sheath or the like, and is inserted into the outer cylinder 18 so as to be slidable and rotatable.
[0030]
Further, an insulating stopper / rotation handle 24 is attached to the proximal end portion of the inner cylinder 20 in a state of protruding from the proximal end of the outer cylinder 18, and a stopper 26 is attached to the proximal end of the stopper / rotation handle 24. A handle 28 having a protrusion is formed in a protruding manner, and a ring 30 for placing a thumb on the base end of the handle 28 is rotatably attached.
[0031]
The operation wire 14 is made of metal such as stainless steel, and is slidably inserted into the inner cylinder 20. A metal rod 32 is attached to the base end side, and the handle 28 can slide on the base end of the metal rod 32. A slidable pulling handle 34 is attached, which is engaged with the stopper 24 and is movable between the stopper / rotation handle 24 and the stopper 26.
[0032]
The distal treatment tool 16 is provided at the distal end of the operation wire 14 and protrudes from the distal end of the inner cylinder 20.
[0033]
The distal treatment instrument 16 is formed of a pair of gripping members 36 that are shaped like gripping forceps and whose distal ends can be opened and closed. By sliding a pulling handle 34 for sliding along the handle 28, the inner cylinder Advancing and retreating from the tip of 20 enables gripping and release.
[0034]
Further, as shown in FIG. 2, a stopper 38 that prevents the distal treatment instrument 16 from being buried in the inner cylinder 20 is formed in an expanded state near the distal end of the distal treatment instrument 16. It is completely buried in the inner cylinder 20 so as to prevent a gripping part such as a polyp from being broken by tightening the distal treatment instrument 16.
[0035]
Further, the diameter L of the distal treatment instrument 16 is set to 0.5 to 1.0 mm.
[0036]
Further, as shown in FIG. 3, an uneven portion 44 that meshes with each gripping member 36 is formed at the distal end of the distal treatment instrument 16, whereby a polyp or the like can be reliably gripped by the distal treatment instrument 16. I am doing so.
[0037]
Further, a socket 40 is attached near the base end portion of the outer cylinder 18, and an electrode 42 is attached in the socket 40 so as to penetrate the inner surface of the outer cylinder 18 so as to be in contact with the inner cylinder 20. It is possible.
[0038]
The electrode 42 has a structure capable of energizing by elastically contacting the outer surface of the inner cylinder 20 from the inner surface of the outer cylinder 18, and the inner cylinder 20 freely rotates with respect to the outer cylinder 18 to conduct electricity. Sex is to be maintained.
[0039]
Further, by applying a hydrophilic coating to the inner surface of the outer cylinder 18, the inner cylinder 20 can be rotated more easily and the distal treatment instrument 16 can be further freely rotated.
[0040]
Next, when using such a high-frequency snare 10, the thumb is inserted into the ring 30 while being fed into the body cavity through the endoscope, and the slide puller 34 is operated with another finger. When the puller 34 is slid to the distal end side, the distal treatment instrument 16 advances from the distal end of the inner cylinder 20 via the operation wire 14 and the gripping member 36 is opened.
[0041]
In such a state, it is only necessary to grip a polyp or the like with the distal treatment instrument 16, and in this gripping operation, the distal treatment instrument 16 can be freely rotated by grasping and rotating the stopper / rotation handle 24. Can be operated easily.
[0042]
In addition, when the handle 34 is slid toward the stopper 26 in a state where the distal treatment tool 16 can grip a polyp or the like at a predetermined angle, the distal end of the gripping member 36 is closed and the polyp or the like is gripped.
[0043]
In this case, since the concavo-convex portion 44 is formed at the tip of the gripping member 36, a polyp or the like can be securely gripped, and since the stopper 38 is formed on the gripping member 36, the gripping member It is possible to prevent 36 from being pulled more than necessary into the inner cylinder 20 and to prevent a gripping portion such as a polyp from being torn off.
[0044]
In this state, the slide handle 22 is operated to maintain the inner cylinder 20 and the distal treatment instrument 16 as they are, and the distal treatment instrument 16 and a polyp are drawn into the outer cylinder 18 so that the distal treatment instrument is In a state where the contact area of 16 and the polyp is reduced, the current is concentrated in the tissue to be cut and the current density is increased to cauterize and cut.
[0045]
Thus, it is not necessary to pass the entire polyp through the loop, and since the distal treatment instrument 16 opens and captures the tissue, the neck of the polyp or the like can be directly incised.
[0046]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be modified into various forms within the scope of the gist of the present invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a high-frequency snare according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partial side view of the distal treatment instrument as seen from the II direction in FIG.
FIG. 3 is a partial front view of the distal treatment instrument viewed from the III direction in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 High frequency snare 12 Flexible tube 14 Operation wire 16 End treatment tool 18 Outer cylinder 20 Inner cylinder 36 Holding member 42 Electrode 44 Concavity and convexity