カセットテープ収蔵品展示館

1963年に同社は世界初のカセットテープを登場させたがその普及品という位置づけか？機構としてはオリジナルより簡略化されている。

のちのカセットテープとの大きな違いはテープパッドの構造で一般的には薄い板バネの上にフェルトを張り付けている構造だと思うがこのカセットテープは奥の遮蔽版の上にフェルトを張り付けているだけで録再時テープやヘッドが当たらない。

また入手したテープはいつ製造されたのか分からないが組み立て用のビスがなく接着されているようだ

サンヨーが自社のオーディオブランド「OTTO」で発売したメタルテープ

TDKのOEM製品であるがハーフはMAの物ではなく同時期のSAで使っていたハーフを採用したようである

サンヨーはメタルテープがTDK以外、自社の製造なのか他社のOEMなのかよくわからない

調べてみるとTRIDENTと言うのがブランド名で三英電子産業と言う会社が海外向けのラジカセなどを作っていたようだ

メタルテープ対応大型ラジカセやダブルカセット搭載型のラジカセなど輸出していた

他社のCDixやCDingあたりと同じクラスの製品と思われる

ただしこの製品は後継のシリーズ化はされずこの世代限りである

最下級のREやRSよりは上だが音楽用としては一番下のランクであろう

ハーフはCDPALⅠ/Ⅱ専用なのかほかの機種では採用されていない

メタルテープ専用の磁性体をメタリックスと呼んでいた

インデックスに印刷されている特性図をみるとわずかだがハイ上がりの特性があったようだ

2年後の1981年には改良された新しいSUPERRENGEが登場した