「ヤンバルクイナたちを守る獣医師の会」
- ️Sat Feb 06 2016
海邦国体のマスコットなどで活用され広く県外に知られている沖縄の自然を代表するヤンバルクイナが、このままの状況ではあと5年で絶滅するといわれています。私たち獣医師は、動物に関わるエキスパートとして、ヤンバルクイナたちを保護を支援するために、そこに隣接して暮らしている村の方々の飼い猫の避妊・去勢の実施や、不幸な猫や捨て猫などが増えないように啓蒙活動をし、動物愛護思想を普及させるとともに、多様な生態系を維持するため自然環境の保全に勤めてまいります。
1981年、国頭村で発見された飛べない鳥ヤンバルクイナが今、移入動物(野ネコ、マングース)による捕食圧により絶滅の危惧に瀕しています。
特に野ネコの糞便中からヤンバルクイナをはじめアカヒゲ、トゲネズミ、ケナガネズミ、カラスバトなど他の希少動物が捕食されていることが判明しました。これらはすべて天然記念物や絶滅危惧種に指定されています。
ネコの狩猟能力を考慮するとマングースの比較にならない被害が予想され、今後5年間という短期間で絶滅するおそれがあると言われています。
飼い猫がヤンバルの森林に入り込んでいった原因は近隣の飼い猫の増殖と他地域(中南部)からの捨て猫に由来すると考えられています。
この問題の中にはペットの繁殖コントロール、捨て猫、捨て犬を発生させない飼い主教育やペットに関する条例の策定など、獣医師が積極的に関わらなければ解決できない問題も少なくありません。
会の目的
獣医師の立場で、処分される猫を減らし、絶滅の危機に瀕するヤンバルクイナをはじめとする沖縄北部地域の野生動物の保護を目的とする。
活動記録および予定
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