鉄道未成線情報:成田新幹線
成田新幹線
◆ 概要 新東京国際空港(成田空港)と東京都心を連絡する空港アクセス鉄道として計画された新幹線。1966年に成田市三里塚地区に新空港を建設することが決まると同時に東京~新空港間に高速電車を運行することが決まり、1971年に全国新幹線鉄道整備法に基づき成田新幹線の基本計画、整備計画が決定、1972年2月の工事実施計画認可を経て1974年2月から実際の工事に着手した。工事実施計画認可時点の計画によると1976年度の完成を目指し、開業当初は6両編成の列車を1日45往復運転し、東京と成田空港を最速30分で結ぶことが考えられていた。 しかし、新幹線が通過する東京都江戸川区などの沿線自治体が建設に反対したことから空港駅と空港付近の路盤以外は工事が進まず、1983年に工事は凍結。1987年の国鉄分割民営化にあわせて基本計画も失効した。 建設予定ルートのうち、東京駅から越中島貨物駅付近までは京葉線が新幹線ルートを踏襲し、路盤工事が完成していた成田市土屋付近から空港旅客ターミナルまではJR在来線と京成電鉄の空港乗り入れ線(成田空港高速鉄道)に転用された。また、2010年度の開業を目指して計画されている成田新高速鉄道の新線建設区間(印旛日本医大~成田市土屋付近)は新幹線建設予定ルートに近いところを通る模様。
◆ データ
◆ 経緯
(更新:2007年2月22日) |