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公益財団法人 東日本鉄道文化財団

石川光陽(1904-1989)は福井県に生まれ、国鉄職員だった父が松本駅長を勤めた後、写真館を営むことになったのをきっかけに、東京・九段の写真館で修行を積みました。やがてカメラマンの腕を見込まれて1927(昭和2)年に警視庁に入庁、交番勤務を一日のみにするという特別待遇で警察官になりました。

本展では1963(昭和38)年に退職するまでの36年間、警察官としてカメラを持ち続け、残された多様な写真の中から、昭和館が所蔵する戦前を中心に昭和の情景をおさめた写真をご覧いただきます。