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長崎県佐世保市女子児童殺害事件について【文部科学大臣談話】
平成16年6月4日
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長崎県佐世保市の小学校において6年生の女子児童が同級生に殺害されたという事件が発生しましたことは、誠に痛ましく、大変胸が痛む思いであります。
亡くなられた御手洗怜美さんのご冥福を心よりお祈りいたしますとともに、ご遺族の方々に謹んで哀悼の意を表します。
また、事件のあった小学校や地元の教育委員会の関係者の方々には児童の心のケアなど引き続き適切な対応をお願いしたいと思います。 |
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学校においては、人を傷つけてはいけない、暴力をふるってはいけないという教育、命を大切にする教育を進めています。また、スクールカウンセラーの配置や学校・家庭・地域の連携の推進などにも取り組んできましたが、今回、この事件が国民に与えた衝撃を学校関係者はしっかりと受け止め、このような痛ましい事件を二度と起こさないようにするにはどうしたらよいか、教育の原点に立ち返って考え、取り組んでいただきたいと思います。 |
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文部科学省としては、現在、長崎県教育委員会を通じて事実関係などの状況の把握に努めています。
また、一昨日(6月2日)の都道府県・指定都市の教育委員会関係者を集めた会議(「都道府県・指定都市生徒指導担当指導主事連絡会議」)において、再発防止に向けた注意喚起と問題行動に対する一層の取組について指導を行いました。 |
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さらに、本日、学校での安全・安心を確保する観点から「児童生徒の問題行動に関するプロジェクトチーム」を省内に設置することといたしました。今回の事件の原因・背景等を整理するとともに、このような事件の再発防止について検討し、今後の学校現場の取組に生かすための方策を考えていこうとするものです。 |
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なお、今回の事件に関する現在の状況について把握するため、来週早々にも担当職員を現地に派遣することといたします。文部科学省としては、引き続き今回の事件についての状況の把握に努めることとし、今後、このプロジェクトチームにおいて効果的な方策を検討したいと考えております。 |
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これらの取組を通じて、このような事件の再発防止に全力で取り組んでまいりたいと思います。 |
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