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桜井さん「Vチューバー」に変身 アニメ風キャラで岡山の魅力発信:山陽新聞デジタル|さんデジ

 岡山市の魅力発信はHINAKOにお任せ―。市出身の女優・桜井日奈子さん(22)をアニメ風の3Dキャラクターにした「バーチャルユーチューバー(Vチューバー)」のHINAKOが、市内の観光地や特産品をPRする動画が今秋公開される。市のシティプロモーションの一環で、観光誘客につなげる。

 計画では、日本遺産に認定された桃太郎伝説▽モモやブドウといった特産品▽市内を拠点に活動するプロスポーツチーム―などを紹介する動画を7本制作。それぞれ30秒から1分程度にまとめる。HINAKOが動画の中で語るだけではなく、桜井さん本人も登場する。

 動画は現在撮影中。県アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」(東京)で10月11日に開くイベントで披露し、翌日に投稿サイト「ユーチューブ」で公開する。

 桜井さんは2017年度から市のPR動画に出演。同年度に制作した「鬼カワイイ岡山市」は桜井さんがうらじゃ踊りをしながら鬼を退治する内容で、公開3カ月で再生回数が100万回を突破した。

 市プロモーション・MICE推進課は「HINAKOの魅力で市の認知度と好感度を全国的に高め、観光客の増加に結び付けたい」としている。

 Vチューバーは、コンピューターで作成した架空のキャラクターが動画を投稿しているという設定。企業や自治体の広報の手法として注目を集めつつある。自治体では茨城県公認の「茨ひより」が先駆けとされ、市によると県内では岡山市が初めてという。