人物について: | 森鴎外の本名。石見国鹿足郡津和野町(現・島根県鹿足郡津和野町)生まれ。代々津和野藩亀井家の典医の家柄で、鴎外もその影響から第一大学区医学校(現・東大医学部)予科に入学。そして、両親の意に従い陸軍軍医となる。1884(明治17)年から5年間ドイツに留学し衛生学などを学ぶ。『舞姫』『うたかたの記』『文づかひ』『大発見』『ヰタ・セクスアリス』などに、そのドイツ時代の鴎外を見て取ることができる。その後、陸軍軍医総監へと地位を上り詰めるが、創作への意欲は衰えず、『高瀬舟』『阿部一族』などの代表作を発表する。
「森鴎外」 |