新生活はＵＲ賃貸住宅で　美しい街並み、リノベ物件も

　進学や就職など、春は新生活の季節。新居探しは立地や間取り、築年数などの条件で迷いがちだ。独立行政法人都市再生機構（ＵＲ都市機構）は、欧州調の美しい街並みにある建物や、現代のニーズに合わせてリノベーションした昭和時代の団地をＵＲ賃貸住宅として提供している。周辺には生活に必要な公共交通や商業施設、 教育機関、病院、公園などがそろっており、魅力的な引っ越し先となっている。

◆洗練された外観、室内広々　幕張ベイタウンパティオス７番街
　充実の子育て環境、生活便利

　千葉市美浜区の「幕張ベイタウンパティオス７番街」は、ＪＲ海浜幕張駅から徒歩10分の距離にあり、ヨーロッパ調の街並みに溶け込む洗練された建物になっている。

　物件には、広々としたリビングやキッチン、大きな収納スペースが備わる。建物は中庭（パティオ）を囲むように配置されており、緑豊かで、廊下側に面した部屋にも自然光が注ぎ、全体が明るく風通しが良い環境が整う。

　子育て世代が重視する教育環境も充実。徒歩１分の距離に先進的な教育で注目される小学校があるほか、ハイレベルな教育施設もそろい、県内屈指の文教エリアを形成している。

　子どもと開放的な環境で遊べる幕張海浜公園、花見川緑地交通公園、見浜園などが周囲に整備されている。また、日々の暮らしに必要なスーパーマーケットや各種医院、金融機関も近くにある。

　幕張ベイタウンには「幕張ベイタウンパティオス７番街」を含めて６つのＵＲ賃貸住宅がある。住棟を街路沿いに配列した沿道型建築で、街のにぎわい創出へ、建物の低層部に商業・業務系施設を配置。住宅地として初めてグッドデザイン賞／アーバンデザイン賞を受賞している。

◆自分好みの部屋に　アレンジを楽しむ

　昭和時代に誕生した団地でも、アレンジすれば個性あふれるおしゃれな部屋に早変わりする。常盤平団地の２ＤＫや３Ｋの部屋で、イメージを一新する家具の設置や押し入れの活用例を紹介する。

　部屋の間仕切りを外せば広々な空間に早変わり。押し入れもオープンクローゼットやワークスペースに変更可能だ。部屋の一角にテレワークスペースも確保できる。畳の上にフロアタイルやラグマットを敷けば洋風部屋に早変わり。照明も新鮮さを感じさせるアクセントとなっている。

◆「持続可能な住まい」に進化
　外観や室内を時代に合わせてリノベーション

　ＵＲ都市機構は、「良質な住宅を提供する」という公的な使命の下、常盤平（松戸市）、花見川（千葉市花見川区）、千葉幸町（千葉市美浜区）など県内１１０団地の計約９万戸を管理している。このうち、半数近くが築40年超を経過している。

　築古団地は周辺に商店や学校、公園などが整っており、一つの街として機能。十分な管理により室内は清潔な環境を維持しており、リノベーションにも力を入れて団地の価値向上に取り組んでいる。

　リノベーションした部屋は水まわりを中心に一新。住居の中には、レンジフードや混合水栓が付いたキッチン、洗面化粧台、暖房洗浄便座付きトイレを設置しているものもある。また、浴室を自動お湯張り機能付きの大型浴槽に取り換えるといった快適性にこだわった、さまざまな仕様の物件を多数用意する。

　外壁の塗装デザインや壁面サインをスタイリッシュに変更し、昔ながらの団地のイメージを刷新したのも好評だ。

　新しいライフスタイルが浸透する中、部屋数が多い物件を選べばテレワークできる個室スペースの確保が可能。３ＤＫ（ダイニング・キッチン・個室３部屋）などのＤＫタイプは、ＬＤＫ（リビング・ダイニング・キッチン）タイプと同じ広さでも個室が１部屋多く、個室として使ったり、ふすまを外してＬＤＫとするなど、ライフスタイルに合わせて選ぶことができる。充実した収納スペースを有する物件も多く、プリンターなどの機器や資料も整理して置ける。

　団地は、各時代の暮らし方に合わせて住設備や間取りを進化している。高度経済成長時代にあこがれだった団地は今、「持続可能な住まい」として注目されている。