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16歳の三浦佳生は自己ベスト更新し8位 「これからの経験…いい大会だった」【フィギュアNHK杯】:中日スポーツ・東京中日スポーツ

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男子フリーで演技する三浦佳生

男子フリーで演技する三浦佳生

◇13日 フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯 男子フリー(東京・国立代々木競技場)

 昨季の全日本ジュニア選手権2位で、ショートプログラム(SP)8位の三浦佳生(かお、16)=東京・目黒日大高=が4番滑走で登場し、自己ベストを大幅に更新する156・27点をマーク。合計も自己ベストを更新する232・89点とし、8位で今大会を終えた。

 黒をベースとした衣装の三浦は情熱的な「ポエタ」のメロディーに乗って演技を開始。冒頭のジャンプは予定していた4回転サルコーではなくトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を選択して成功。4回転ジャンプはサルコーとトーループをこらえながら着氷した。構成を変えた形となったが、演技後の三浦は氷上で何度もうなずいた。

 ジュニアのカテゴリーながら今大会はシニアの舞台で健闘した形の三浦は「こういう舞台で自分ができたことはこれからの経験となると思うのでいい大会だった」と2日間の演技を総括。来週は連戦で全日本ジュニア選手権(名古屋)に出場する予定だが「断トツで優勝したい。全日本ジュニアの歴史の中で名を刻むような演技をしたい」と意気込んだ。