地下鉄(高速電車)の概要
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地下鉄(高速電車)の概要
地下鉄の概要
昭和46年(1971年)12月、全国4番目の地下鉄として札幌の地下鉄が誕生しました。当初は北24条から真駒内までの南北線12.1kmでスタート。その後市勢の発展に伴い、昭和51年(1976年)に東西線、昭和53年(1978年)に南北線延長部、昭和57年(1982年)に東西線延長部、昭和63年(1988年)に東豊線、平成6年(1994年)に東豊線延長部、さらに平成11年(1999年)2月に東西線延長部(琴似~宮の沢間2.8km)が開業し、「暮らしの足」という役割を担い、早いテンポでの路線拡充に努めてきました。札幌の地下鉄は、世界で始めて本格的なゴムタイヤによる中央案内軌条方式を採用、コンピューター管理方式を導入するなど新しい技術を随所に駆使し、積雪寒冷という北国の気候に左右されない札幌の公共輸送機関の主役を担っています。
地下鉄の路線概要
路線 |
南北線 |
東西線 |
東豊線 |
||||||
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区間 |
北24条~ |
平岸~ |
麻生~ |
宮の沢~ |
琴似~ |
白石~ |
栄町~ |
豊水 |
|
免許申請 |
昭和43年 |
昭和44年 |
昭和47年 |
平成6年 |
昭46年 |
昭和50年 |
昭和55年 |
昭和63年 |
|
免許取得 |
昭和43年 |
昭和44年 |
昭和48年 |
平成6年 |
昭和47年 |
昭和53年 |
昭和57年 |
昭和63年 |
|
着手年月日 |
昭和44年 |
昭和45年 |
昭和49年 |
平成7年 |
昭和48年 |
昭和53年 |
昭和58年 |
平成2年 |
|
建設キロ |
km |
7.950 |
4.675 |
2.400 |
2.790 |
10.670 |
7.340 |
8.995 |
5.535 |
建設費 |
億円 |
312 |
120 |
390 |
480 |
1,090(102) |
1,324(180) |
2,337(260) |
966 |
営業開始 |
昭和46年 |
昭和53年 |
平成11年 |
昭和51年 |
昭和57年 |
昭和63年 |
平成6年 |
||
営業キロ |
km |
12.1(高架4.5) |
2.2 |
2.8 |
9.9 |
7.4 |
8.1 |
5.5 |
|
14.3 |
20.1 |
13.6 |
|||||||
駅数 |
駅 |
16 |
19 |
14 |
|||||
所要時間 |
分 |
27.5分 |
35分 |
24分 |
|||||
運転 |
朝ラッシュ |
4分~4分30秒 |
4分~4分30秒 |
4分 |
|||||
夕ラッシュ |
5分~5分30秒 |
5分~5分30秒 |
5分~5分30秒 |
||||||
昼間 |
7分 |
7分 |
7分~7分30秒 |
||||||
始発時間/終発時間 |
6時00分/24時00分 |
6時00分/24時00分 |
6時00分/24時00分 |
||||||
表定速度 |
km/h |
31.2 |
34.4 |
34.1 |
|||||
平均速度 |
39.0 |
41.6 |
40.2 |
||||||
最高速度 |
70 |
70 |
70 |
||||||
車両数両 |
両 |
120 |
168 |
80 |
地下鉄の特徴
札幌市では採用する車両について検討に検討を重ねました。その結果、騒音が少なく、しかも乗り心地が良い、世界でも初めて本格的なゴムタイヤを使用した中央案内軌条方式を採用しました。
中央案内軌条式鉄道(ゴムタイヤ車両)
札幌市の地下鉄の大きな特徴は、中央に案内軌条を設置し、軌条を中心に走行路を左右に配置した中央案内軌条式鉄道です。
案内軌条をゴムタイヤにより両側を挟み操行するとともに、走行輪にもゴムタイヤを使用した鉄道です。
ゴムタイヤ車両は、粘着性が高いため加速・減速性能がよく、駅間距離の短い地下鉄車両としては有利で、起伏の激しい地形でも走行できる特徴を備えています。
最近の車両には、高負荷に耐え、耐久性に優れた特殊スチールラジアル(チューブレス)タイヤにアルミホイールを装着しています。
シェルター
南北線の平岸~真駒内駅間は、建設費を節減するために、地下方式の半分ほどの費用でできる高架方式を採用しています。そのため、冬の積雪対策として走行路面上をアルミ合金製のシェルターで覆いました。このシェルターは騒音防止にも効果を発揮し、札幌の地下鉄の特徴にもなっています。
~さっぽろ方式の車両一覧~
札幌で初登場の車両2000形【平成11年(1999年)6月引退】
南北線の車両3000形【平成24年(2012年)3月引退】
南北線の車両5000形
東西線の車両6000形【平成20年(2008年)8月引退】
東西線の車両8000形
東豊線の車両7000形【平成28年(2016年)6月引退】
東豊線の車両9000形