浅井江理名|あさいえりな(女優)official ブログ by ダイヤモンドブログ
- ️Fri Apr 14 2028
私の担当医によると
「乳がんには様々な「顔」があります。
検査結果からどの「顔」なのかを判断していって
その「顔」にあった治療をしていくのです。」
と。
そのため、たくさんの検査を受けて、年齢のこともあり遺伝子検査もして、たくさん採血して、
まるでサイボーグになったかのように隅々まで検査されていきます
不安になる方もいるかもしれませんが
こんなに細かく診てもらえることもないので
とてもありがたく感じました
MRI(造影剤あり)は様々な機械音が耳栓をしていても聞こえるのですが
あれはとてもリズミカルですし、音の高さも違い、五重奏を聞いているかのように思えてきます
最初に二重奏から始まり、だんだんと音が増え、静かになり、また二重奏に戻ったり、他の音になったりします
その音がまるでクラシックを聞いているかのように心地よく聞こえ、私は何度も寝落ちしかけました
多分、寝てもいいんだけど、動いてはいけないというルールを守りたかったので必死に起きていましたが
結果、寝落ちのたびにビクッと身体が反応してしまっていました
何も言われなかったので大丈夫なんだと思います
検査の中でも特にびっくりしたのは造影剤ありのCT検査です
造影剤が静脈に注入されると胸や身体が熱くなるのですが
口の中にも もわ〜っとした熱い何かが出てくるんです
思わずビクッと身体が反応して
「どうしました大丈夫ですかっ」と看護師さんを驚かせてしまいましたが
あれは少し恐怖ですね…
こういうものなんだと理解はしていますが、できればもう二度とやりたくないです
また、乳房再建のために自分の組織を使うか、それとも人工乳房を使うか、その判断をするために
形成外科へも相談にいきました
実際に写真で見せてもらったり、どういったリスクがあるのかをよく聞くことをお勧めします
最初、私は何も知らないし、異物を身体に入れるなんてできれば避けたいと思っていたので、
「お腹にたくさん余力があるからどんどん吸って〜!」なんて言って自分の脂肪をと望んでいましたが
再建のためには脂肪の他に筋肉や血管の接合も必要だと知りましたし、負担が大きいことも知りました
やはり、ネットで調べるよりも自分で見て、聞いて、先生方と話した方が理解も納得もいくと思います
さて、様々な検査の結果により、私の治療は「手術→抗がん剤」か、「抗がん剤→手術」のどちらかを選ぶことになりました
抗がん剤も手術も避けられない道なので悩みましたが、担当医とじっくり話して、
「抗がん剤→手術」を選択しました
一刻も早く身体からがんを取り除きたい気持ちでいましたが、
私のような浸潤がんはすでに身体中へがんの子分たちがかくれんぼに出かけているので
親玉を取り除いてから抗がん剤をしても、その子供たちに効いているかどうかがわかりません。
抗がん剤を受けながら、親玉に効くかどうかを見定めてから手術に移ろうと思います。
もし効かない場合は担当医判断で即手術へとなるそうなので、安心して様子を見ることができます。
そんなわけで、髪も抜けてしまいますし、せっかくなのでモヒカンにしてみました
この方が髪が抜け始めても、毛量を感じなくて済むでしょ
どう?w似合いますか?