知っておきたいこと
知っておきたいこと
その薬本当に効くの?-ニセ薬について
旅先で具合が悪くなったらどうしますか?日本だったらとりあえず薬局に行って薬を買ったり、病院に行って治療薬を処方してもらったりしますよね。ところが、日本の常識が海外では思わぬ落とし穴へと導く可能性があるのです。
世界の多くの地域でニセ薬が問題となっています。ニセ薬を買ってしまう可能性は、アフリカ、アジア、そしてラテンアメリカの特定の地域では実に30%以上にもなるとされています。また、ニセではないものの効果の薄い医薬品も出回っています。命に関わるマラリアの薬も例外ではありません。ニセ薬を飲んだばかりに病気が治らず死んでしまうなんて、考えたくもないですね。それではどうすればよいのでしょう。
まず、第一に必要な薬は日本国内でそろえておくことです。特にご自分に慢性の病気がある場合、その治療薬は十分な量用意するようにしてください。また、必要な地域ではマラリアの薬、旅行にともないがちな下痢に対する薬なども十分ご用意ください。チェックインした荷物が紛失することもありえます。必ず機内に持ち込む手荷物の中にも十分な薬を入れるようにしておいて下さい。
どうしても海外で薬剤が必要になった場合には、以下の点を守って下さい。
・許可をえている薬局で購入し(ただし、これを知ることが困難な場合もあります)、領収書を請求すること。
・極端に安い薬を買わないこと。
・錠剤やカプセルをばら売りでもらう場合には、元容器をみせてもらい、商品名、製品番号、有効期限を記録して下さい。このような態度によって売り手も慎重になります。
・包装に問題がないかチェックして下さい。つづりが間違っているもの、印刷の質が悪いものには注意してください。
・箱入りの薬については、添付文書がついていることを確認してください。
この虫に注意!
虫(昆虫をふくむ節足動物)には、病原体(ウイルス・細菌・寄生虫など)を運んで、人に病気をうつすものがあります。このような虫はベクターとも呼ばれます。この中には、体の表面に病原体を付着させて運ぶだけのもの(ハエなど)と体の中に病原体を取り込んで増やしたり、育てたりして人に感染させやすくするもの(蚊やダニなど)がいます。これらの虫は、外国、特に発展途上国ではふつうにいる『虫』としてみられ、年間数千人から数百万人規模の病気の流行を引き起こしています。病気になって楽しいはずの旅行がだいなしにならないためにも、予防は不可欠です。虫除け対策をしっかりしましょう。虫によってうつる病気と、それをうつす『虫』についてはこちらをご参照ください。
(画像はクリックすると拡大表示します。)
(1)蚊によってうつる病気 | ||
黄熱 | ネッタイシマカ
症状 : |
![]() ネッタイシマカ |
マラリア | ハマダラカ
症状 : |
![]() ハマダラカ |
デング熱 | ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ
症状 : |
![]() ヒトスジシマカ |
バンクロフト糸状虫症(リンパ性フィラリア症) | ネッタイイエカ、アカイエカ、シナハマダラカ、トウゴウヤブカ
症状 : |
![]() アカイエカ |
マレー糸状虫症(リンパ性フィラリア症) | ヌマカ、ヤブカ、ハマダラカ
症状 : |
(2)ハエ、その他の昆虫によってうつる病気 | ||
内臓リーシュマニア症(カラアザール) | サシチョウバエ
症状 : |
![]() サシチョウバエ |
皮膚リーシュマニア症 | サシチョウバエ
症状 : |
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粘膜皮膚リーシュマニア症 | サシチョウバエ
症状 : |
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アメリカトリパノソーマ症(シャーガス病) | サシガメ(カメムシの一種)
症状 : |
![]() ブラジルサシガメ |
アフリカトリパノソーマ症(アフリカ眠り病) | ツェツェバエ
症状 : |
![]() ツェツェバエ |
オンコセルカ症 | ブユ(小型で2~4mm位)
症状 : |
![]() ブユ |
ロア糸状虫症 | アブ(大型で5~10mm位)
症状 : |
![]() アブ |
(3)ノミによってうつる病気 | ||
ペスト | ケオプスネズミノミ
症状 : |
![]() ケオプスネズミノミ |
発疹熱 | ネズミノミ
症状 : |
(4)ダニによってうつる病気 | ||
ダニ媒介性脳炎 | ダニ
症状 : |
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ライム病 | マダニ
症状 : |
![]() マダニ |
クリミア・コンゴ出血熱 | マダニ
症状 : |
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ツツガムシ病 | ツツガムシ
症状 : |
![]() ツツガムシ |
ロッキー山紅斑熱 | マダニ
症状 : |
(5)シラミによってうつる病気 | ||
発疹チフス | コロモジラミ
症状 : |
![]() コロモジラミ |
こんなに怖い寄生虫
今日の日本では、寄生虫病にかかる人は少なくなりました。ですが、海外ではとても多くの人が寄生虫病にかかり、そして命を落としています。寄生虫の恐ろしさを知っていただくため、いくつかの例をご紹介いたしましょう。
寄生虫の中には、脳に寄生するものが数多くあり、有鉤嚢虫(ゆうこうのうちゅう)はその一つです。有鉤嚢虫は、有鉤条虫(ゆうこうじょうちゅう)(サナダムシの一種)の幼虫で、ブタに寄生しています。人がそのようなブタの肉を十分加熱せずに食べた場合、腸の中で成虫(有鉤条虫)となり、糞便とともに虫卵を体外に排出することになります。この虫卵に汚染された水や食品を摂取することにより、ブタだけでなく人も感染し、体内で有鉤嚢虫になります。有鉤嚢虫は体の様々な場所に寄生しますが、脳に寄生することもあります。多数の虫卵を摂取することにより、脳が虫だらけになっていることがあります。有鉤嚢虫が脳に寄生すると、体が痙攣したり、意識を失ったり、失明したり、場合によっては死亡することがあります。有鉤嚢虫症は、他の人の大便が原因となる以外にも、自分の体内に寄生している有鉤条虫からうつってしまうこともあります。
エキノコックス症は、主に肝臓に寄生するエキノコックスという寄生虫の幼虫に寄生されることによっておこる病気です。主にキツネやイヌなどの糞に虫卵が含まれており、この虫卵で汚染された食品や水を摂取することによりエキノコックスに寄生されます。寄生された後、数年(1~30年)はなにも自覚症状はないのですが、その間にエキノコックスは、少しずつ肝臓などの臓器を食べ続けており、自覚症状が現れたときには、肝臓は寄生虫に食い荒らされて蜂の巣のようになっています。残った部分も肝硬変を起こして正常な部分がほとんど残っていません。さらに、肝臓から漏れ出た寄生虫が脳、その他の臓器や骨髄などに寄生し、死亡します。
バンクロフト糸状虫は、蚊にさされることによってうつる寄生虫です。症状が全くないことも少なくないのですが、重症化することもあります。この寄生虫はリンパ管、腕や足などに寄生しますが、陰嚢や陰茎に寄生することもあります。陰嚢に寄生すると陰嚢が巨大化し、重症の場合には陰嚢が大きくなりすぎて歩くのが困難になります。江戸時代に陰嚢が巨大化した芸人が複数存在したことが文献(「想山著聞奇集」「東海道中膝栗毛」「北斎漫画」)に記載されています(大きいもので五斗=90リットルくらいあったようです)が、これらの芸人はバンクロフト糸状虫に感染したものだろうと言われています。
寄生虫には、肉眼では見ることの難しい小さな原虫というものと、指でつまむことのできるくらいおおきな蠕虫というものがあります。以下に様々な蠕虫の例を示します。
(1)食べ物や水で感染する寄生虫 | |
(1)鉤虫症(十二指腸虫;ズビニ鉤虫・アメリカ鉤虫など)
食べ物による経口感染の場合 |
![]() 感染幼虫 |
(2)顎口虫症(有棘顎口虫・ドロレス顎口虫・剛棘顎口虫)
症状 : |
![]() 有棘顎口虫 |
(3)メジナ虫症(ギニア虫症)
症状 : |
![]() 皮膚から出る メジナ虫 |
(4)旋毛虫症
症状 : |
![]() 雄成虫 |
(5)肝吸虫症(肝臓ジストマ症)
症状 : |
![]() 肝吸虫 |
(6)肺吸虫症(ウエステルマン肺吸虫症)
症状 : |
![]() 肺吸虫 |
(7)有鉤条虫症
症状 : |
![]() 有鉤条虫 無鉤条虫 |
(8)無鉤条虫症
症状 : |
(2)皮膚から侵入して感染する寄生虫 | |
(1)日本住血吸虫症
症状 : |
![]() 雌成虫 |
(2)マンソン住血吸虫症
症状 : |
![]() 虫卵 |
(3)ビルハルツ住血吸虫症
症状 : |
![]() 虫卵 |
(4)鉤虫症(十二指腸虫;ズビニ鉤虫・アメリカ鉤虫など)
症状 : |
(3)昆虫によって感染する寄生虫 | |
(1)糸状虫症(フィラリア症;バンクロフト糸状虫症・マレー糸状虫症)
症状 : |
![]() バンクロフト糸状虫の幼虫
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(2)オンコセルカ症(回旋糸状虫症)
症状 : |
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(3)ロア糸状虫症
症状 : |
海外で病院にかかるために
言葉や習慣の異なる海外で病院にかかるのに不安を覚える方は多いでしょう。万が一の場合を考え、準備しておくことには次のようなものがあります。
旅行保険
海外で病院にかかるために万が一の際、保険に加入していないと多額な費用に対応できない可能性があります。一般的に、クレジットカード付帯の保険では不十分なことが多いです。
詳しくは、「いざという時の旅行保険」をご参照ください。
海外の医療施設に関する情報収集
以下のサイトに海外の医療施設に関する参考情報が掲載されています。渡航目的地別にあらかじめ情報を入手しておいてください。
(参考)外務省「在外公館医務官情報」
使用している薬剤について情報の携帯
・処方箋:薬剤の一般名も記載された処方箋のコピーを準備してください。
・注射薬:注射薬については、医療機関名や住所が印刷された用紙に内容を記載するよう、処方した医師に依頼してください。
・上記の内容が添えられた紹介状
(→「慢性の病気のある方に」)
連絡先情報
自分の連絡先が相手側にわかるように、英文もしくは現地語で、連絡先が書かれたカードを用意しておきましょう。カードには以下の住所、電話番号を記載しておきます。
・渡航地の日本大使館、領事館
・現地在住の友人、日本在住の家族
・日本のかかりつけ医、かかっている病院
こどもを連れた旅行では
こどもを連れて海外旅行する人の数は増えつつあります。海外旅行はこどもにとってえがたい経験になるかもしれません。しかし、旅行によって、こどもがかかりやすい感染症にさらされたりした結果、思わぬ病気に見舞われることもあります。ここではこどもの持つ特徴に的を絞って、海外旅行で起こりうる問題への対応について考えましょう。
乗り物に関する問題
飛行機での移動
大人とこどもで一つのシートベルトを使用することは危険です。航空会社によっては、大人のシートベルトにつける形のこども用シートベルトを配ってくれるところもあります。こども用に座席を予約していれば、チャイルドシートを貸してくれる場合もあります。
乳児の場合、赤ちゃん用の小さなベッドが使えることがあります。前もって航空会社にご相談ください。 飛行機の上昇、下降にともなって、こどもでは耳の痛みがよく起こります。乳児には、不機嫌になったら哺乳瓶で飲料を飲ませられるように準備しておくとよいでしょう。また、年長児には、アメをなめさせると効果があります。
呼吸器の病気や、生まれつきの心臓の病気がある場合、飛行機の上昇にともない酸素が地上の80%程度に薄くなるため、病気が悪化することがあります。かかりつけ医に、飛行機での旅行が可能かどうか確認し、必要に応じて航空会社と相談して酸素などの準備をしてください。
車を使った移動
国内での車の使用に準じて、チャイルドシートを確保してください。発展途上国では車にシートベルトが装備されていないことがあります。車での移動を考慮する際には、現地の情報を入手することが重要です。
虫除けについて
こどもの場合、蚊でうつるマラリア、デング熱などの感染症は大人に比べて重くなりやすく、命にかかわることがしばしばあります。このような病気がはやる地域では、虫よけ対策を十分に行って下さい。特に以下に注意してください。
・エアコンのある部屋、窓に網戸がある部屋に宿泊し、できる限り蚊帳の下で寝かせるようにしなければなりません。
・バギーには蚊帳を張って使用することをご検討ください。
・屋外では長ズボンや長袖など、皮膚を覆る服を着せましょう。
・虫除け剤は皮膚が露出しているところにだけつけ、傷口を避けてください。
・虫除け剤は、こどもの目や口には使用せず、耳の周囲は量を控えめにしてください。
・薬による事故を防ぐために、こどもには虫除け剤を触らせず、大人が自分の手で虫除け剤を付けてあげてください。また、こどもの手の届かないところに虫除け剤を保存してください。
・こどもは手を口に持っていくことが多いため、こどもの手には虫除け剤を付けないようにしてください。
・外出から戻ったら、石鹸と水で皮膚を洗って虫除け剤を早めに落としてあげてください。
・蚊取り線香を使う際にはやけどに注意してください。
下痢になった場合には
食べ物・水に注意をするのはもちろんですが、こどもは大人に比べて免疫がなく、また、手指の衛生が保ちにくいため、下痢をきたす消化器系の感染症にかかりやすい傾向があります。一旦下痢をし始めると、こども特に乳児は容易に脱水になりますので、水分補給をしっかりと行う必要があります。
乳児の脱水の程度(米国疾病管理予防センター Yellow Book 2012より) | |||
脱水の程度 | 軽い (体重減少4%~5% |
中くらい (体重減少6%~9%) |
重い (体重減少10%以上) |
状態 | 喉が渇く、落ち着かない | 喉が渇く、落ち着かない、興奮しやすい | 眠りがち、速く深い呼吸 |
脈 | ふつう | 速く弱い | 速く弱い |
眼 | ふつう | 落ちくぼむ | ひどく落ちくぼむ |
涙 | あり | なし | なし |
粘膜 | やや乾燥 | 乾燥 | 乾燥 |
皮膚の張り | ふつう | 低下している | 著しく低下している |
尿 | ふつう | 減っており、濃い | 数時間みられない |
次のような場合には、すぐに医療機関で診てもらってください。
・中くらい以上(表を参照)の脱水がみられる場合
・下痢に血が混じる場合
・38℃台後半の熱がある場合
・続けて吐いてしまい、水分がとれない場合
・よくわからないが具合が悪そうな場合
こどもの下痢に際してはORS(経口補水液)を使って、頻回に水分を与えましょう。ORSはほとんどの国で、売店や薬局で売っています。ボトルで売っている水や煮沸した水に加えて使用します。(ORSが手に入らない場合には自分で作ることもできます。こちらを参照)10kg未満のこどもには、下痢がある度に60~120mlずつ投与します。10kg以上のこどもでは、この倍を与えます。母乳栄養の乳児には、母乳を欲しがるときに応じて母乳を与えます。
動物に触らせないように
こどもは動物が大好きです。しかし、動物は安全ではなく病気を持っていると考えてください。狂犬病は症状が出ると助からない病気ですが、大人よりもこどもで死亡者が多いです。これは、こどもが動物を触りたがること、咬まれても大人に伝えないこと、身長が低く、脳に近い頭や首を咬まれやすいこと、咬まれた傷が深いことなどによります。
・動物には近寄らないように、また、動物に触れたり、咬まれたりした場合には必ず大人に知らせるように、こどもに教えてください。
・狂犬病のある地域(地図)で哺乳動物に咬まれたら、水と石鹸で徹底的に洗ってください。そして、直ちに医療機関を受診し、狂犬病予防のために狂犬病ワクチン接種を受けてください。
水辺ではこどもの監視を
・旅行中のこどもの死亡原因の第2位は、水の事故です。必ず水辺ではこどもを見張る人を決めておき、決してこどもから目を離さないようにしてください。
・住血吸虫症が流行する地域では、殺菌処理されていない淡水で泳ぐと、この寄生虫がうつってしまうことがあります。こどもも大人も泳がないようにしてください。
こどもは日焼けに弱い
新生児や乳児は皮膚が弱いため、日光にさらされないように十分に注意しなければなりません。(万が一、重い日焼けになったら直ちに医療機関で診てもらう必要があります。)日光の強い季節、強い場所では、赤ちゃんは日かげにおき、衣服で全身を覆うようにしてください。また、日焼け止めの使用もご考慮ください。
里帰りで海外に行く前に
今日の日本では国際結婚の方も多いと考えられます。そして、ご家族の故郷である外国に里帰りする機会も増えていると考えられます。ふつうの旅行者に比べて、里帰り目的の旅行者は、感染症にかかりやすいことが知られています。それには、次のような特殊な要因がからんでいます。
感染症に接触する機会が多い。
一般に感染症のリスクが高いのは地方です。里帰りでは、地方で親族や現地の人と密接な関わりを持つことから、地方に多い感染症に接触する可能性が高くなります。また、一般の旅行者に比べて、長期間滞在する傾向があることも、接触の可能性を高めます。
感染症に対して、「免疫があると誤解している」人が多い。
現地の出身者でも、感染症に触れなくなってしまったことから自然に免疫が低下しています。もちろん、日本人の配偶者や日本で生まれた子どもには、現地ではやっている感染症への免疫はありません。
里帰りで海外に行く前の注意点
ワクチンをしっかりと受けましょう。
日本で定期接種対象となっている通常のワクチンを受けたことを確認してください。定期接種の対象となっている麻しんなどの感染症がしばしば流行します。接種されていない場合には、医師に早めにご相談ください。A型肝炎の流行地に里帰りする場合には、A型肝炎ワクチン(日本のワクチンは16歳以上が対象)を考慮しましょう。A型肝炎流行地の出身者でも免疫のない人がいます。
マラリア、デング熱、チクングニア熱などの蚊でうつる感染症、その他、虫でうつる感染症を予防しましょう。
虫よけ対策のために、蚊帳や虫除け剤などを準備してください。マラリアの流行地域では、虫除け対策に加えて、マラリアの予防薬を内服する必要があるかもしれません。里帰り前に医療機関(トラベルクリニックなど)にご相談ください。
現地での注意点
地域で流行している寄生虫や動物からうつる感染症に注意しましょう。
場所によっては、皮膚から入る寄生虫に感染しないように、素足で歩かない、水に入らないといった注意を守る必要があります。家畜の感染症が人にうつることがあります。むやみに動物に近づかないようにしてください。
地元の人と交流を保つ必要性から難しいところもありますが、可能な限り十分に火の通った食べ物をとるようにしてください。
結核に注意しましょう。
結核の多い発展途上国では、ホームレスの多い地域や人ごみを避けるようにしましょう。何はともあれ、適切なワクチンの接種、マラリア予防薬の処方、地域に適した指導を受けるために、里帰り前に旅行前の診察を受けることが重要です。
準備できたかチェックしよう