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夜歩く 金田一耕助ファイル 7

  • ️KADOKAWA CORPORATION
  • ️Thu Mar 01 1973

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古神家の令嬢八千代に舞い込んだ「我、近く汝のもとに赴きて結婚せん」という奇妙な手紙と佝僂の写真は陰惨な殺人事件の発端であった。卓抜なトリックで推理小説の限界に挑んだ力作。 古神家の令嬢八千代に舞い込んだ「我、近く汝のもとに赴きて結婚せん」という奇妙な手紙と佝僂の写真は陰惨な殺人事件の発端であった。卓抜なトリックで推理小説の限界に挑んだ力作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

  • カドカワ春の還元祭2025

「夜歩く 金田一耕助ファイル 7」感想・レビュー

※ユーザーによる個人の感想です

  • ★★★★☆ 様々な人物の愛憎が絡まるドロドロしたストーリーで、犯人の純愛と狂気が怖い。 首なし死体は誰の死体なのかをメインモチーフにグイグイ読ませる展開はさすがである。 金田一の登場は中盤以降だが、そこでは ★★★★☆ 様々な人物の愛憎が絡まるドロドロしたストーリーで、犯人の純愛と狂気が怖い。 首なし死体は誰の死体なのかをメインモチーフにグイグイ読ませる展開はさすがである。 金田一の登場は中盤以降だが、そこでは彼の論理的推理をじっくり堪能できる。 ただし数ある叙述トリックの中でもかなりアンフェアな部類なのと、夢遊病の症状が都合良すぎなのはマイナス。そこさえもう少し上手くできていればかなりの名作になったのではないだろうか。 追記:鉄之進の死因が解明されないままだった。あれは自然死でいいのか。 …続きを読む

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  • 『夜歩く』そのまんまなタイトルがいい。佝僂(せむし)や夢遊病、その時代錯誤な事柄にすっかりのめり込む。首無し連続殺人という惨殺の舞台となる古神家に溢れるのは背徳・欲望・淫靡やら因縁にまみれた狂喜。小説 『夜歩く』そのまんまなタイトルがいい。佝僂(せむし)や夢遊病、その時代錯誤な事柄にすっかりのめり込む。首無し連続殺人という惨殺の舞台となる古神家に溢れるのは背徳・欲望・淫靡やら因縁にまみれた狂喜。小説の様にと形容されるほど、思った通りに進みながら不気味さ漂わせる事態に翻弄される。これは犯人分かりやすいと勝利の快感に酔っていたら、見事にひっくり返され我敗れたり(笑)金田一耕助の遅めの登場やあまり活躍しない様さえ巧みな構成の一環とは恐れ入る。大半の人物が異常でありながら、陳腐にならず堪能出来るのも素晴らしい! …続きを読む

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  • 背筋が凍る…の表現は言い過ぎかもしれないが、ここ最近の推理小説には及ばない怖さと奥深さが感じられた一冊でした。トリックにしても、謎解きにしても今の時代からみても遜色無く色褪せない輝きを魅せる横溝正史氏 背筋が凍る…の表現は言い過ぎかもしれないが、ここ最近の推理小説には及ばない怖さと奥深さが感じられた一冊でした。トリックにしても、謎解きにしても今の時代からみても遜色無く色褪せない輝きを魅せる横溝正史氏の一冊。 …続きを読む

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