講談社選書メチエ 代官の日常生活―江戸の中間管理職
- ️Wed Oct 13 2021
内容説明
賄賂を受け取り、過重な年貢を強いる悪代官。しかし、それは代官の実像を伝えているのか―。増長する下僚に悩まされ、地震、飢饉などの危機に東奔西走。知られざる代官の素顔を明らかにし、幕府体制の礎を築いた江戸の中間管理職の悲喜交々を描く。
目次
第1章 代官という仕事(地方と公事方―代官の基本業務;幕府官僚世界のなかの代官 ほか)
第2章 代官から見た幕政改革(江戸幕府成立と代官;将軍綱吉期の「賞罰厳明」策 ほか)
第3章 代官の転勤人生(奉職と赴任;赴任の旅 ほか)
第4章 江戸の代官(江戸の勤務形態;交遊する代官たち ほか)
第5章 代官たちの危機管理(下僚に悩まされる代官;大地震が発生したとき ほか)
著者等紹介
西沢淳男[ニシザワアツオ]
1964年東京生まれ。法政大学文学部史学科卒業。同大学院人文科学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員を経て、現在法政大学通信教育部講師。専攻は日本近世史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。